海洋科学掘削

IODP3とは

国際海洋科学掘削計画(IODP3)とは

海洋科学掘削は、海洋研究プラットフォームを活用し、海底堆積物や岩石に記録されたデータを回収するとともに、海底下環境をモニタリングすることで、地球の歴史とダイナミクスを探究する国際的な海洋研究協力プロジェクトとして、半世紀以上の歴史があります。2013年に開始され、2024年に終了した国際深海科学掘削計画(IODP: International Ocean Discovery Program)の後継プログラムとして、2025年より、日本とECORDが主導する国際海洋科学掘削計画(IODP3: International Ocean Discovery Programme)が発足する予定です。

掘削プラットフォームを提供するECORDおよびJAMSTECがIODP3のコアメンバーとなり、掘削船を保有しない参加国や組織は、Associate Member(一定期間・一定額を拠出)またはTemporary Member(プロジェクトごとに資金または現物を提供)として参画します。これらの参加国から選出された科学者が、世界中の海域で実施されるIODP3の研究航海や、海洋掘削アーカイブを活用した大規模研究プロジェクト(Scientific Projects using Ocean Drilling Archives: SPARCs)に従事します。

IODP3の運営は、参加国の資金提供機関の代表者で構成されるIODP3 Executive Boardおよび資金管理を担うIODPManaging Agencyによって行われます。英国プリマス大学に設置されたIODP3-SO(IODP3 Science Office)は、掘削提案やSPARC提案の提出・評価システム(および関連データベース)、IODP3ウェブサイトの運営、航海関連出版物の編集・制作など、プログラムのあらゆる科学的側面を支援します。

IODPと類似した体制が維持され、MSP Facility Board、Science Evaluation Panel、SEA Groupなどの組織が設置されます。また、参加国から乗船研究者や国際委員を派遣する組織としてPMO(Program Member Office)があり、日本ではJ-DESC Support Officeがこの役割を担います。

詳細は、IODP3の合意文書締結後に本ページを更新予定です。最新情報は、IODP3公式ウェブサイト を参照してください。

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