2023.11.15

IODP3に係る国際ワークショップに先立つ国内準備WS(2023/12/19-20)

現在の海洋科学掘削の国際枠組みである、国際深海科学掘削計画(IODP)は、2024年9月で終了し、欧州海洋掘削研究コンソーシアム(ECORD)と日本の関係機関(J-DESC/JAMSTEC)は、後継プログラムとして、International Ocean Drilling Programme(IODP3)の発足を目指して準備を進めております。

2023年1月にオンラインによる第1回国際ワークショップ「Workshop on the future of Scientific Ocean Drilling with Mission-Specific Platforms and Chikyu – Phase 1」(以下「Phase-1 WS」)が開催され、IODP3の枠組みと 2050 Science Framework をベースに、掘削提案に関するアイデアや実施方法が議論されました。それを受けて、2024年の3月18-20日に、IODP3への掘削提案の提出を目指して、紀伊半島の那智勝浦にて第2回国際ワークショップ「Workshop on the future of Scientific Ocean Drilling: Toward submission of drilling proposals for IODP3 – Phase-2」(以下「Phase-2 WS」)が開催されます。

IODP3を主導する日本として、この国際WSにおいて日本発の提案を的確に発信し、プレゼンスを示すことは重要です。今回の国内準備WSでは、3月の国際WSで提示すべき掘削提案を発掘し、磨き上げることを目指します。

WSの1日目は、IODP3に関する検討状況・国内外動向を共有し、その上で4分野に分かれてブレークアウトセッションによる議論を行います。2日目はブレークアウトセッションの構成を、分野別から掘削提案別に組み替えて、掘削提案書の作成を目指すことを想定しております。活発かつ建設的な議論を行い、数多くの掘削提案や、それらを強化する優れたアイデアが生まれることを期待しております。

ワークショップ準備委員会座長 木下正高
準備委員会一同

海洋科学掘削:2025年からその先へ
ーIODP3掘削提案の提出・実現へ向けた国内準備WSー

日時:2023年12月19日(火)、20日(水)
場所:海洋研究開発機構(JAMSTEC)横浜研究所(神奈川県横浜市金沢区昭和町3173-25)及びオンライン
参加登録:ウェブフォームから受付(12月4日〆切 現地参加12月15日正午〆切、オンライン参加は当日まで受付

フライヤーはこちらから。

プログラム(12月13日更新)

2023年12月19日(火)

AM 10:00–12:00

・ 開会挨拶:川幡 穂高(J-DESC会長/東京大学名誉教授)
・ 趣旨説明:木下 正高(WS準備委員会座長/国際WS Steering Committee共同議長/東京大学)

<第1部 IODP3に関する検討状況・国内外動向の共有>
・ IODP3の準備状況/「ちきゅう」の動向:江口 暢久(海洋研究開発機構)
・ レガシーコア・データを用いたプロジェクト (SPARCs, ReCoRD, LEAPs) :黒田 潤一郎(東京大学)
・ L2S (Land-2-Sea) 掘削提案:藤原 治(J-DESC ICDP部会長/産業技術総合研究所)
・ Phase-1 WSの振り返り/Phase-2 WSの概要:木下 正高
・ 既存のIODP掘削提案の紹介とProposal Submission Guidelines for IODP3:島 伸和(CIB議長/神戸大学)

PM 13:00–17:00 

<第2部 掘削提案の発掘・育成に向けたディスカッション>
・ Abstracts紹介フラッシュトーク(各1分)
・ ブレークアウトセッション1
・ ブレークアウトセッション1の経過報告 

懇親会(JAMSTEC横浜研究所のゲストハウスにて)

2023年12月20日(水)

AM 9:00–12:00

・ ブレークアウトセッション2
・ ブレークアウトセッション3

PM 13:00–17:00

・ ブレークアウトセッション4
・ ブレークアウトセッションの報告と議論
・ Phase-2 WSへ向けて

・閉会挨拶:益田 晴恵(J-DESC IODP部会長/大阪公立大学)

参加登録

参加登録は、本ページ下部の参加登録フォームから行ってください。
参加登録〆切:2023年12月4日(月)

12月5日追記・12月14日一部変更
現地参加登録は12月15日正午まで(事前入構登録が必要なため)、オンライン参加登録は当日まで受け付けます。
ただし、直前にオンライン参加登録いただいた方に対しては、接続先のご案内が遅れ、ワークショップの冒頭からご参加いただけない場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※ Abstractも引き続き受け付けますが、12月4日を過ぎての提出分についてはプログラム編成等に反映されない場合があります。

Abstractについて:ワークショップでの議論の材料とするため、IODP3で実現したい掘削提案アイデアをお持ちの方は、参加登録フォームから英語のAbstract(A4サイズ3ページ以内、図の使用も可)を併せてご提出ください。

【11月15日変更】
Abstactは、個人またはグループでご提出ください。
・3ページ以内
・用意できない場合は短い概要だけも可
・あとから差し替えも可能(差し替えはJ-DESC総合事務局宛てにメール添付でお送りください)
・WSの議論に用いるため、別途スライド資料の提出をお願いする場合があります。


Abstractに含む内容:タイトル、提案者名(グループの提案も可)、2050 Science Frameworkでの位置づけ、背景、目的、期待するサンプル(海域、掘削深度、地層等)、レガシーコアの活用の有無 など

旅費の補助について

本ワークショップへの参加に係る旅費支援を希望される方は、11月17日11月20日正午までに下記のウェブサイトをご参照の上、申請をお願いします。申請に際しては、本ページの登録フォームに記入するIODP3に提案したい科学掘削のアイデアについて申請書に記述してください。

◆ 申請についてはこちら
IODP・ICDP関連ワークショップ等支援事業(JAMSTECのサイトへ)

国際ワークショップ”Workshop on the future of Scientific Ocean Drilling”についてはこちらをご覧ください。Phase1レポート、Phase2開催概要を掲載しています。

登録フォーム

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