「ちきゅう」を用いた表層科学掘削プログラム(SCORE)

教育乗船枠

「ちきゅう」を用いた表層科学掘削プログラム(Chikyu Shallow Core Program: SCORE)は、日本が運用する「ちきゅう」での実施であり、航海期間が一週間程度と比較的短く、掘削航海の現場を経験するには最適の場となっています。

そこで、「ちきゅう」を運用するJAMSTECとも協議のうえ、SCORE航海の実施時に首席研究員の監督・指導のもと、乗船研究者の一員として掘削航海へ参加できる「教育乗船枠」を設けることとしました。

地球掘削科学に興味を持つ大学院生のみなさまに、IODP研究航海参加へのステップアップとして活用いただけることを期待しています。

2022年度教育乗船枠候補者の募集について ※募集は終了しました

募集の概要

SCORE航海は実施決定から航海までの準備期間が短いことが多く、航海実施決定後に乗船者を募集することが困難です。そのため、年度ごとに「教育乗船枠候補者」を募集し、J-DESC IODP部会執行委員会にて評価を行ったうえ、「教育乗船枠候補者リスト」として1年間保持します。

SCORE航海が決まり次第、「教育乗船枠候補者リスト」の中から、当該航海の研究目的、首席研究員の意向、及びJ-DESCの評価を総合的に勘案し、最終的な乗船者を選定します。

募集対象

日本国内の大学や研究機関に所属する大学院生で、将来IODP掘削研究航海に参加する意思のある方
(ただし、2022年度の航海実施時には大学院に進学していることが決まっている大学生の応募も可)

乗船対象とする航海

2022年6月から2023年3月までの間に実施されるSCORE航海
今後、実施が検討されている航海については、「ちきゅう」を用いた表層科学掘削プログラム(SCORE)をご覧ください。

募集期間及び〆切

〆切:2022年5月30日(月)

応募方法

下記「SCORE教育乗船枠フォーム」にて必要事項を記入して申請してください。
その際に、以下の書類を添付してください。(応募フォームにアップロードしてください。)

書類 様式
CV(英語履歴書) 以下の項目を必ず含めること。様式は自由です。
  • 氏名
  • 所属
  • 学歴
  • 専門分野
  • 業績(論文、学会発表等、あれば)
志望理由書(日本語) 以下の内容を記載したもの。様式は自由です。乗船への意欲をアピールしてください。
  • 志望動機
  • これまでの研究テーマ等
  • 将来の進学やキャリアプラン、IODP等の掘削研究への関わりに関する意思、もしくは乗船の経験をどのように将来に活かしたいか
  • これまでに参加したコアスクールや航海等をふまえた展望など(あれば)

応募後の流れ

提出いただいた書類をもとに、J-DESCのIODP部会執行委員会にて評価を行います。その後、航海の実施が決まったら、評価結果に基づき首席研究者が乗船候補者を選定します。乗船候補者として選ばれた方に、直接ご連絡させていただきます。

航海の時期、実施内容等の詳細につきましては、その際にご連絡いたします。応募から航海実施までに時間がかかることがありますが、ご了承ください。また、乗船決定から航海実施までの期間が短い場合があります。 

評価は以下の指標にて行います。
研究航海の一研究メンバーとして乗船し主体的に研究活動に参加いただける方、その経験を将来に活かせる方(ご自身の研究に活かす、もしくは掘削科学の発展に活かす 等)のご応募を期待しています。

  • 積極性:このプログラムに参加したいという意志が書かれているか?乗船して実施する研究計画やビジョン、もしくは、乗船により何を経験しそれをどのように活かしたいと考えているか。
  • 専門性:目指している・学んでいる専門分野が掘削科学に資するものであるか
  • 将来性:乗船経験を以後の研究に活かせる見込みがありそうか?もしくは、自身の将来にどのように活かしたいか?自ら研究を遂行する能力がありそうか?
  • 表現力:文章能力・表現力

乗船後の報告等

教育乗船枠によりSCORE航海に乗船した大学院生は、航海終了後、J-DESCニュースレターにレポートを寄稿いただきます。
そのほか、J-DESCにおけるアウトリーチ活動の際に乗船体験談の報告などをお願いする場合があります。

応募に際する諸注意

  • 教育乗船枠とは、掘削航海への参加機会の提供による教育効果を狙うものであり、特殊な教育プログラムが行われるわけではありません。乗船が決まった場合、その立場や扱いは他の乗船研究者と同じであり、首席研究者の監督のもと、船上の研究チームの一員として作業に携わります。応募にあたっては、あらかじめSCORE公募審査要領をご一読いただき、乗船研究者の要件、責務、経費負担等についてよくご確認ください。
  • 教育乗船枠として乗船が決まった場合、乗船に際しての手続きや提出書類等は、JAMSTECの指示に従ってください。
  • J-DESC会員機関に所属する大学院生に対しては、乗下船地までの往復旅費をJ-DESCが負担いたします。乗船中の日当(食費、シーツ代など)については、ご自身もしくは所属機関にて負担をお願いいたします。
    また、航海実施後にサンプリングパーティーが実施される場合は、旅費の一部(1人当たり上限2万円)をJ-DESCが支援します。
    旅費の支援を受ける場合には、別途申請が必要です。
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