2023.08.01
Exp. 405 JTRACK 乗船研究者募集中【終了】
航海概要
テーマ | JTRACK – Tracking Tsunamigenic Slip Across the Japan Trench
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航海予定期間 | 2024年9月12日〜12月7日(予定) |
掘削船 | 地球深部探査船「ちきゅう」 |
乗船/下船地 | TBD |
掘削地点 | 日本海溝 Location maps of the study area. A. Map showing the tectonic configuration at the Japan trench, the rupture area of the 2011 Tohoku-oki rupture (slip contours in white, after Iinuma et al., 2012), and the locations of existing IODP Site C0019 and DSDP site 436. EU/OK = Eurasian or Okhotsk Plate. PA = Pacific Plate B. Inset map showing major physiographic features of the Japan trench, the locations of proposed dill sites JTCT-01A and JTCT-02B. |
科学目的 | 本航海では、東北地方太平洋沖地震が発生した日本海溝にて、地球深部探査船「ちきゅう」による調査を行います。地震による摩擦熱を捉えた2012年のIODP Expedition 343 JFAST 調査域に再訪し、地震後の断層固着回復過程、プレート境界断層浅部のすべりメカニズム、沈み込み帯の物質特性がプレート境界断層に与える影響の解明に挑みます。そのため、大きなすべりが発生したプレート境界浅部(JTCT-01A) と沈み込む太平洋プレート上(JTCT-02A) で掘削を行います。地点JTCT-01A とJTCT-02A の両方で掘削同時検層とコア試料の採取を実施し、さらにJTCT-01A では海底下の地中温度の詳細な深度プロファイルを捉えるため、長期孔内温度計測システムを設置します。 The magnitude 9.0 earthquake that occurred off the coast of northeast Japan on 11 March 2011 was one of the largest ever recorded and caused a devastating tsunami. The earthquake happened because two tectonic plates meet and are pushing past one another in a subduction zone under the ocean offshore Japan. During the earthquake, there was a lot of slip at a shallow depth along the subduction fault where the two tectonic plates meet. This shallow slip played a major role in generating the large tsunami waves that inundated the Japanese coast. This expedition aims to investigate the conditions and processes that led to this shallow fault slip during the 2011 earthquake by collecting samples of the materials that are in and around the shallow fault and by installing sensors to monitor temperature and subseafloor fluids. These data will provide critical information about the composition, structure, mechanics, and fluids within the subduction fault and surrounding rocks that will help us understand the conditions that allow large shallow slip to occur. The findings from this expedition will address fundamental questions about how earthquakes occur in subduction zones and can provide valuable insights for assessing earthquake and tsunami risks worldwide. 詳細についてはCall for Applications、JAMSTEC MarE3のページをご参照ください。 |
共同首席研究者 | Shuichi Kodaira, Marianne Conin, Patrick Fulton, Jamie Kirkpatrick, Christine Regalla and Kohtaro Ujiie |
J-DESCからの乗船研究者 | 乗船者選定中 |
募集情報
募集分野 | 制限なし |
応募資格 |
【日本国籍を持つ方】 ・ scientific referenceに日本機関の研究者を記載ください。 ・乗船時までに日本機関に何らかの身分(非常勤可)を得られる見込みであり、かつ、その旨を記載した受け入れ先の日本機関研究者からの推薦状を提出ください。 ・乗船によって得られた成果を論文等で発表する際には、受け入れ先の日本機関を所属先として併記してください。 ・乗船に係る旅費の支給については、乗船時に、日本機関に常勤の身分を得ている、日本に居住しているなど、主たる活動拠点が日本国内になっていると認められる場合に限ります。 【日本国籍を持たない方】 ・ scientific referenceに日本機関の研究者を記載ください。 ・乗船時に日本の機関に身分を持ち、かつ主たる活動拠点が日本国内となっている(日本に居住している)予定であることが必要です。また、受け入れ先の日本機関研究者からの推薦状をご提出ください。乗船時に主たる活動拠点が日本国内になっていない場合は日本枠からの乗船を辞退いただきます。 ・乗船によって得られた成果を論文等で発表する際には、受け入れ先の日本機関を所属先として併記してください。 |
募集〆切 | |
応募方法 | 応募フォームからご応募ください。
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募集の詳細 | 募集の詳細については、Call for Applicationsをご参照ください。 |
・航海の全期間は87日間を予定していますが、サイエンスパーティは2つのチームに分かれ、それぞれが6~7週間の乗船となる予定です。各乗船者の乗船期間はサイエンスパーティー決定後に決定します。 ・上記の通り、航海期間中に乗船研究者の交代を予定しています。洋上の「ちきゅう」への移動はヘリコプターにて行いますので、すべての乗船研究者の方に、OPITO 承認のヘリコプター水中脱出訓練 (HUET: Helicopter Underwater Escape Training) 認定を取得いただきます。詳細は乗船研究者決定後にJ-DESCサポートオフィスよりご連絡します。また、訓練に係る費用はJ-DESCが負担します。 | |
オンライン説明会(JAMSTEC MarE3主催) | 航海の科学目的、船上生活、応募方法等についてのオンライン説明会(Webinar)が開催されました。 下記より、録画がご覧いただけます。 JTRACK Webinar |
乗船に関わるサポート情報
乗船研究者としてIOから招聘される方には乗船前から乗船後に至る過程の数年間に様々なサポートを行っています。主な項目は以下の通りです。
- プレクルーズトレーニング:乗船前の戦略会議やスキルアップトレーニング
- 乗船旅費:乗下船に関わる旅費支援
- アフタークルーズワーク:モラトリアム期間中の分析
- 乗船後研究:下船後最長3年で行う研究の研究費(※現在制度改正中)
*注:情報が古いため改訂版作成中。