リポジトリコア再解析プログラム(ReCoRD)

実施提案の募集

実施提案の要件

ReCoRDは、IODP Sample, Data and Obligations Policyの範囲内で実施されます。
実施提案にあたっては、以下の要件を満たす必要があります。

  • 学術研究を目的とした科学提案であること。
  • 事前のデジタル化作業が(最長)6か月程度で、集中的なサンプリングが1-2週間程度で実施可能な内容であることが望ましい(「標準的な作業量(参考)」を参照 ※ページ内リンク)。コア掘削長1500 m(1000セクション)を上限として対象コアを選定すること。
  • 提案者だけでなく、一定期間内に提出されたIODPサンプルリクエスト提出者(参加希望研究者)と共同で研究を進められること。
  • 対象コアはKCCで保管しているものに限る。

    ※DSDP/ODP/IODPの掘削コアだけでなく、その他にKCCで保管しているコアの利用を希望する場合は、J-DESC総合事務局にお問い合わせください。

実施提案の募集について

応募資格

主提案者はJ-DESC正会員機関所属者もしくは個人会員であること。

募集期間と締切

提案は通年受け付けますが、年2回の締切(毎年5月、11月頃)を設定して提案書の審査を行います。
次回締切:TBD

応募方法

公募審査要領をよくご確認の上、Proposal FormによりReCoRD実施提案書を作成し、PDF形式の電子ファイルにして下記宛てにEメールで提出してください。

応募関連資料

ReCoRD実施提案書 Proposal Form ・Word 形式 ・PDF形式
公募審査要領 ・PDF 形式

主提案者の役割と注意点

提案が採択された場合、主提案者には以下の協力をお願いします。

  • 採択決定後速やかに、KCC担当者と調整の上、事前データの取得を含む全体の作業内容概略を記した「ReCoRDデータ・サンプルリクエスト」を提出していただきます。
  • 参加希望研究者間でIODPサンプルリクエストに重複が生じた場合、調整をお願いすることがあります。
  • 集中的サンプリングの実施までの間に参加希望研究者と随時オンラインミーティングを開催し、事前取得データのレビューとサンプリングプランの調整において主導的な役割をお願いします。

また、以下の点をご了承ください。

  • 採択後に提出する全体の作業内容概略を記したReCoRDデータ・サンプルリクエストに加えて、自身の研究で用いる試料の採取には別途IODPサンプルリクエストの提出が必要です。
  • 主提案者に、掘削航海におけるCo-chief scientistのような特権(参加者の選任やIODPサンプルリクエスト承認権限など)はありません。

提案採択後の流れ

  1. 採択された提案の主提案者とKCC担当者とで事前データ取得を含む全体の作業内容を検討する。主提案者は検討内容をふまえ、ReCoRDデータ・サンプルリクエストを提出する。
  2. 採択提案をウェブサイトに公表し、対象コアへのサンプルリクエストを募集する。
  3. 2に基づくIODPサンプルリクエスト提出者(参加希望研究者)のリクエストについて、参加者間の重複がある場合はIODPキュレーターと主提案者が中心となって調整を行う。
  4. 主提案者、参加希望研究者、KCC担当者とで事前データ取得を含む全体の作業内容を再度調整する
  5. 主提案者、参加希望研究者、KCC担当者とでサンプリングパーティの要否を検討し、日程と作業内容を決める
  6. 6ヶ月間程度でデータ/サンプルの取得を完了する
  7. データ/サンプルの取得を完了した年度末に報告書を提出する

標準的な作業量(参考)

実施提案は、6ヶ月間程度で事前データ取得からサンプリングまで実施することを想定しています。最大量として、1000セクションを超えない範囲で対象とするコアを選定してください。具体的な作業プランは採択後の検討となります。

  • CTスキャン:AH1000本
  • ITRAX:AH200-250本(調整中)
  • 画像スキャン:AH、WH1000本ずつ
  • スミアスライドのデジタル化:1000枚程度
  • サンプリング:WH1000本
  • パイロットスタディ(年代や特定の成分の含有量など、サンプリングプラン作成に必要なデータが対象):サンプリングパーティ実施までにデータを出せる量

※AH:アーカイブハーフ、WH:ワーキングハーフ

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