コア記載エキスパートコース
開催情報
日程
2008年3月19日9:30~21日15:00(3日間)
場所
高知コアセンター(海洋研究開発機構高知コア研究所/高知大学海洋コア総合研究センター)
対象
IODP航海に乗船することが決定した方,もしくは乗船申請中の方,将来乗船したいという希望を持っている方
募集人数
若干名(IODP航海への乗船が決定した方、もしくは乗船申請中の方が優先されますことをご了承ください)
講師
坂本竜彦(IFREE/JAMSTEC)
飯島耕一(IFREE/JAMSTEC)
斉藤実篤(IFREE/JAMSTEC)
町山栄章(高知コア研,JAMSTEC)
ララングプタ(高知コア研,JAMSTEC)
川村紀子(産業技術総合研究所)
佐藤 暢(専修大)
開催概要
実習スタイル
船上VCDを想定し、VCDスキーム、VCDのやり方、用語、スミアスライド観察、岩相名決定、要約、site summaryの作り方、などを行う。記載以外のコア解析(非破壊測定など)は行いません。
コースの最初に、短時間でレクチャーとして、統合国際深海掘削計画(IODP)の概要や、掘削船上でのコアフロー、船上のsedimentologistの仕事などの概要を解説します。
航海ごとに2~3人ずつグループを構成し、実際のコアを材料として岩相観察、スミアスライド観察を実践していく。
実習では以下のようなことを行います。
レガシーコアをつかった、コア記載の基本のトレーニング
- 複数の典型スミアスライドを使った岩相名を決める訓練
- 一定時間内に多数のコアを記載するタイムトライアル訓練
- 記載内容を要約する訓練
- 実際,乗船する航海で採取される海域での過去の掘削試料のスミアスライドなどを観察し、粒子認識力を高める演習も行う
コアの岩相要約、サイトサマリーの作り方演習
- それぞれのグループごとに実習・計測結果をとりまとめ、最終日にプレゼンテーション(英語で)を行う。
レクチャー内容
- IODP概論・レガシーコアの取り扱い
- 船上におけるsedimentologistの役割と仕事
- 記載の実際
- スミアスライド概論
実習コア
- 典型的な海洋堆積物コアとスミアスライド(炭酸塩軟泥、赤色粘土、半遠洋性堆積物、珪質軟泥、IRD含有堆積物等)。
- レガシーコアの一部(観察のみ)
- 乗船海域(またはその周辺の)堆積物のスミアスライド
注意事項
平日の昼食については、高知大学生協の食堂が利用できます。
期間中の朝食については、事務局にて会場に用意します。
休日(20日)は事務局にて昼食および夕食を用意するか、どこかに食べに行きます。
20日夜に懇親会を予定しています。
コアセンター内は基本的に禁煙です。喫煙場所は中庭に一箇所用意されています。
コアセンター内は土足禁止です。上履きをご持参ください。
筆記用具を持参してください。その他必要となるものは個別連絡します。
パソコン、デジタルカメラを持っている方は、持参することをお勧めします。
物部キャンパス周辺は、生協購買を除き、コンビニなどはありません。