コア解析基礎コース
掘削科学においては、掘削船や研究船のコア解析現場で行われる基礎技術の理解と実践が不可欠となりますが、大学カリキュラムで体系的に技術指導を受ける機会はほぼありません。
高知コアセンターは、掘削されたコアの保管施設であると共に、コア試料分析拠点としての機能も有し、科学掘削船「ちきゅう」等と同じ研究設備を備え、掘削コア解析の一連のプロセスを体験可能です。
コア解析基礎コースでは、コア解析の基盤技術と言えるコア試料の肉眼岩相記載、スミアスライド作成・観察、非破壊による CT スキャンや物理特性計測の基礎とノウハウを様々な研究現場で、豊富なコア解析経験をもつ講師陣が実践的に解説します。
2025年度 募集要項
日程
2026年3月19日(木)〜3月22日(日)レクチャーおよび実習
会場
高知コアセンター(高知大学/JAMSTEC)
〒783-8502 高知県南国市物部乙200
※高知コアセンターは、高知大学海洋コア国際研究所と海洋研究開発機構高知コア研究所が共同運営する、コア保管解析のための国際施設の共通名称です。
実施体制
【共催】
日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)、高知大学海洋コア国際研究所、
海洋研究開発機構高知コア研究所、産業技術総合研究所地質調査総合センター(予定)【協力】
株式会社マリン・ワーク・ジャパン
募集内容
対象
・大学学部生・大学院生・若手研究者・技術者を対象とし、申込先着順で受け付けます。
ただし、 J-DESC 会員機関からの応募者を優先いたします。
・レクチャーは日本語で行います。テキストは英語で作成します。
募集人数
18名
参加費
500円
※この他、宿泊費(宿泊施設を手配予定)、食費等の実費がかかります(10,000円程度)
応募方法
下記にある応募フォームよりお申込みください。
※応募フォームは申し込み開始期間中、ページの下部に表示されます。
応募期間 2025年11月25日(火)~2026年1月23日(金)
旅費支援について
J-DESC会員機関所属の学生を対象に、参加に係る旅費を補助します。
- 補助額:上限¥20,000/人
- 資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生
(会員機関かどうかは指導教員へ問い合わせるか、コンソーシアム概要の会員一覧でご確認ください) - 注意事項
- 参加申し込みのオンラインフォームに「会員機関所属学生への参加旅費の補助」を選択する欄がありますので、補助を希望する学生は「YES」を選択してください。
- 入金は参加後となります。
- 補助対象の方には、参加応募締切後、J-DESC事務局よりメールで案内が送付されます。
- 案内が送付された後、必要書類をご提出いただきます。
- 期日までに必要書類の提出がなかった場合は、補助対象外となります。
- ※スクール参加資格は残ります
実施内容
レクチャー内容
- IODP3概要
- コアキュレーション概要
- 岩相記載概論
- スミアスライド概論
- 非破壊計測概論
実習項目
肉眼岩相記載、スミアスライド観察、マルチセンサーコアロガー計測、X線CTスキャン、分光測色計側
実習利用機器
マルチセンサーコアロガー、分光測色計、実体顕微鏡、偏光顕微鏡、X線CTスキャナ
スケジュール(予定)

講師・チューター(予定)
講師
- 池原 研(産業技術総合研究所地質情報研究部門)
- 池原 実(高知大学海洋コア国際研究所)
- 入野 智久(北海道大学大学院地球環境科学研究院)
- 浦本 豪一郎(高知大学海洋コア国際研究所)
- 久保 雄介(海洋研究開発機構高知コア研究所)
- 黒田 潤一郎(東京大学大気海洋研究所)
- 多田井 修(マリン・ワーク・ジャパン)
- 久光 敏夫(海洋研究開発機構高知コア研究所)
- 安川 和孝(東京大学大学院工学系研究科エネルギー・資源フロンティアセンター)
チューター
- 飯島 耕一(海洋研究開発機構海底資源センター)
- 加藤 悠爾(高知大学海洋コア国際研究所)
- 桑原 佑典(関西学院大学生命環境学部)
共同提案者
- 池原 実(高知大学海洋コア国際研究所)
- 浦本 豪一郎(高知大学海洋コア国際研究所)
- 池原 研(産業技術総合研究所地質情報研究部門)
世話人連絡先
| 氏名 | 所属 | TEL | |
|---|---|---|---|
| 浦本 豪一郎 | 高知大学海洋コア国際研究所 | 088-864-6725 | mail:uramoto.go(アットマーク)kochi-u.ac.jp |
その他
レクチャーは日本語で行います。テキストは英語となります。




応募フォーム
Core School Basic
"*"required fields