IODP3のプロポーザル作成に関するサポート
IODP部会の科学推進専門部会では、IODP3の掘削プロポーザル、SPARCsプロポーザルの作成に関する各種サポートを実施しています。プロポーザルの提出を検討される際は、お気軽に以下問合せ先までご相談ください。
プロポーザル作成支援:j-watch について
科学推進専門部会では、従来の国際深海科学掘削計画(IODP)において日本発の掘削提案を支援する取り組み(j-watch支援制度)を実施してまいりました。
2025年から新たに始まる国際海洋科学掘削計画(IODP3)でも、引き続き、以下の内容にて支援活動を実施いたします。
- IODP3へのプロポーザル(掘削プロポーザル、SPARCsプロポーザル、Land-to-Seaプロポーザル)の提出を予定している国内の研究者(提案者)は、IODP3の提出締切(毎年1/31と7/1の2回)に先立ってプロポーザルのドラフトをJ-DESCに提出し、アドバイスを受けることができる。
- 科学推進専門部会は、提出されたドラフトのテーマに応じてアドバイザー(j-watch)を2名程度割り当てる。
- j-watchはScience Evaluation Panel (SEP) 経験者、または科学推進専門部会経験者等から人選する。
- j-watchはドラフトを査読してコメント・助言を書面で報告する。
- 提案者はj-watchのコメント・助言を参考にプロポーザルを仕上げ、IODP3へ提出する。
- j-watchはSEPの審査過程(Pre, Full, Revise)を通じて、継続して助言を行う。
IODP3プロポーザル提出前アドバイスのご案内(2025年1月31日提出締切分)
2025年1月31日の締切に向け、IODP3プロポーザルの提出の準備をされている方は、以下の要領で、j-watchによるアドバイスを受けることができますので、ぜひご利用ください。利用を希望される方は、ドラフト原稿の提出前に事前登録のご連絡をお願いします。
j-watchからのコメントの返送:1/24頃まで
事前登録受付期間:2025年1月6日まで
プロポーザル提出期間:2025年1月14日まで
- 登録方法:下記のウェブフォームより登録
事前調査データ取得支援
IODP掘削プロポーザルが国際的に高い評価を得られるためには、質の高いサイエンスが求められる事はもちろん、プロポーザルで提案する掘削地点を評価するのに必要な、高品質なサイトサーベイ(事前調査)データの提示が不可欠となります。
J-DESCの科学推進専門部会では、掘削プロポーザルに必要なサイトサーベイ(事前調査)データの評価・選定とその取得について、プロポーザル提出・未提出(準備中)を問わず支援を行っております。
サイトサーベイ(事前調査)データの取得方法は主に下記のとおりです。
既存データの利用
研究機関等では既存データを公開しているデータベースサイトがあります。これらを通じて既存データを利用することが可能です。下記にいくつかの例を示します。
また、IODP航海のデータは、プラットフォームごとに公開されています。
- DARWIN:JAMSTEC航海・潜航データ・サンプル探索システム(海洋研究開発機構)
- J-EDI:深海映像・画像アーカイブス(海洋研究開発機構)
- 地殻構造探査データベースサイト(海洋研究開発機構)
- 海域地質構造データベース(産業技術総合研究所)
- 高分解能音波探査断面データベース(産業技術総合研究所)
- Marine Geology and Geophysics( NOAA)
IODP航海のデータ
研究船白鳳丸・新青丸・よこすか共同利用
海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用する研究船「白鳳丸」、「新青丸」、「よこすか」は、東京大学大気海洋研究所にて、共同利用のための申請を受け付けています。これらを通じて新たにサイトサーベイ(事前調査)データを取得することが可能です。詳細は下記の共同利用のウェブサイトをご覧ください。
https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/coop/
WS支援
掘削提案(プロポーザル)作成のためのワークショップ等の開催や参加については、JAMSTECの支援制度がございます。
案件登録フォーム
j-watchプロポーザル作成支援 案件登録フォーム
ご自身が作成中のIODP3プロポーザルのドラフトに対するj-watchによる査読・アドバイスをご希望の方は、ドラフト原稿の提出前に、本フォームより事前案件登録をお願いします。
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