2023.10.19
「地球システムの解明を目指す国際海洋科学掘削研究の推進(要望書)」の提出について
文部科学省科学技術・学術審議会海洋開発分科会が海洋科学掘削委員会を設置し将来の海洋科学掘削に関する詳細な検討を行い、2022年12月に「今後の海洋科学掘削の在り方について(提言)」をとりまとめたことや、国際深海科学掘削計画(IODP)を引き継ぐ国際枠組みとして「International Ocean Drilling Programme(IODP3)」が準備されつつあることなど、昨今の国内外の海洋科学掘削をめぐる状況は大きな転換期を迎えています。
これを踏まえ、J-DESCは、以下の要望書を作成し、2023年10月19日、文部科学省およびJAMSTECに提出しました。
※いずれも文面は同じ
【要 旨】
「災害大国」であると自覚する我が国において、日本地球掘削科学コンソーシアムは、海洋科学掘削が不可欠な地震・火山・気候変動などの課題を深く理解することで、防災・減災に貢献します。特に、今後5~10年において達成が見込まれる社会課題を優先し、日本が主導する国際プロジェクトにおいて、地球深部探査船「ちきゅう」と高知コアセンターが継続的にかつ効率的に運用されることを強く要望します。