Exp. 402: Tyrrhenian Continent-Ocean Transition

航海名

Expedition 402: Tyrrhenian Continent-Ocean Transition

JRSOのページ >> こちら

航海予定期間

2024年2月9日~4月8日

掘削船

JOIDES Resolution

乗船/下船地

Napoli to Napoli, Italy

掘削地点

科学目的

本航海では、大陸-海洋遷移(continent-ocean transition :COT)を時間的・空間的に解明することを目的とし、ティレニアン海盆での6か所の掘削により、海盆における伸長変形の空間的・時間的な運動と形状、マグマの発生時期や起源を明らかにします。

ティレニアン海盆は地中海西部の最も若い海盆で、東南東に移動するアペニン沈み込み系の後退に伴う大陸延長によって後期中新世から現在にかけて形成されました。これまでに実施された3回の掘削調査(DSDP Leg 13、DSDP Leg 42、ODP Leg 107)の結果から層序がよくわかっています。この航海では6ヶ所で掘削を行い、海盆基底のコアを採取し、検層を行います。

Expedition 402 will investigate the temporal and spatial evolution of a continent-ocean transition (COT), from breakup to robust magmatism and subsequent mantle exhumation with closely time-related magmatism. The Tyrrhenian basin is the youngest basin of the Western Mediterranean, forming in the late Miocene to recent by continental extension related to rollback of the ESE-SE migrating Apennine subduction system. The basement of the Tyrrhenian basin has been dredged along bathymetric highs and the stratigraphy is reasonably well known from three prior drilling expeditions (DSDP Legs 13 and 42 and ODP Leg 107). Recent geophysical and seismic data support the presence of magmatic rocks formed during the early COT phase, and of subsequently exhumed mantle. The youth of the basin results in a modest sediment cover which facilitates sampling of the peridotitic and magmatic basement across the conjugated COT of the basin with unprecedented spatial resolution. Six sites are selected to core into the basement of the basin, followed by downhole logging. The recovered material and data will address
the cruise objectives, which include the kinematics of the opening, the crust and mantle deformation mechanisms, and the relationship of melting products to the exhumed mantle.

詳細については、Call for ApplicationsJRSOのページをご参照ください。

共同首席研究者

Nevio Zitellini and Alberto Malinverno

J-DESCからの乗船研究者

乗船者選考中

募集情報

航海・募集内容の詳細については、The JOIDES Resolution Science Operator(JRSO)のホームページおよび Call for Applications(pdfファイル) をご参照ください。

募集分野

微古生物学(Nannofossil Micropaleontologist)

応募資格

・日本国内の研究機関に所属する研究者、大学院生(乗船時に修士課程に進学見込みの学部生を含む)
・英語でコミュニケーションが取れる方

※応募時点で修士課程の学生の方(修士課程進学見込みを含む)については、J-DESC掘削航海専門部会による評価に際し、オンライン面談を実施する場合があります。詳細は募集締め切り後にJ-DESC事務局より案内します。

※応募時点で海外機関に所属する方のうち、以下の条件を満たす場合には日本枠での応募が可能です。(2019年度第2回理事会にて承認)
【日本国籍を持つ方】
・ scientific referenceに日本機関の研究者を記載ください。
・乗船時までに日本機関に何らかの身分(非常勤可)を得られる見込みであり、かつ、その旨を記載した受け入れ先の日本機関研究者からの推薦状を提出ください。
・乗船によって得られた成果を論文等で発表する際には、受け入れ先の日本機関を所属先として併記してください。
・乗船に係る旅費の支給については、乗船時に、日本機関に常勤の身分を得ている、日本に居住しているなど、主たる活動拠点が日本国内になっていると認められる場合に限ります。
【日本国籍を持たない方】
・ scientific referenceに日本機関の研究者を記載ください。
・乗船時に日本の機関に身分を持ち、かつ主たる活動拠点が日本国内となっている(日本に居住している)予定であることが必要です。また、受け入れ先の日本機関研究者からの推薦状をご提出ください。乗船時に主たる活動拠点が日本国内になっていない場合は日本枠からの乗船を辞退いただきます。
・乗船によって得られた成果を論文等で発表する際には、受け入れ先の日本機関を所属先として併記してください。

募集締切

2023年5月19日(金)→28日(日) ※〆切ました

応募方法

応募フォームのタブからご応募ください。記入は全て英語でお願いいたします。
応募フォームへの入力に加えて以下の添付資料が必要です。(応募フォームにアップロードしてお送りください)

・英文CV(全員)
・指導教員の推薦書(大学院生の場合)
・日本機関研究者からの推薦状(海外機関に所属されている方)

オンライン説明会のお知らせ

現在募集中の 本航海について、科学目的や応募方法などを解説するオンライン説明会( ウェビナー)が開催されます。下記URLにアクセスして事前登録を行ってください。
登録者は後日、説明科の録画を視聴することができます。

<Information Webinar 情報>
日時:日本時間 2022年11月16日(水) 深夜00:00〜01:00開催
(米国EDT November 15, 11:00 am〜)
言語:英語
詳細:https://mailchi.mp/ldeo/expedition-402-webinar
参加登録:https://register.gotowebinar.com/register/6566991952955903758

COVID-19の影響について

COVID-19に関しては,JRSOの指示にしたがってください。

The COVID-19 protocol is available here.

乗船に関わるサポート情報

乗船研究者としてJRSOから招聘される方には乗船前から乗船後に至る過程の数年間に様々なサポートを行っています。主な項目は以下の通りです。

1. プレクルーズトレーニング:乗船前の戦略会議やスキルアップトレーニング
2. 乗船旅費:乗下船に関わる旅費支援
3. アフタークルーズワーク:モラトリアム期間中の分析
4. 乗船後研究:下船後最長3年で行う研究の研究費

乗船の手引き(乗船前準備や船上作業・生活方法に関する経験者からのアドバイス集)>>こちら

注:情報が古いため改訂版作成中。

お問い合わせ

J-DESCサポート
海洋研究開発機構 横須賀本部内
E-mail: infoの後に@j-desc.org

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