2025.12.19
ICDPワークショップ: Horoman Mantle Drilling and Carbon Injection(HOROMAN DC) (2026/8/25-28)

日本の研究者が中心となってICDPに提案し、Pre-proposalが採択されたプロジェクト "HOROMAN DC" (Horoman Mantle Drilling and Carbon Injection) について、Full-proposalの作成に向け、科学目的や実施計画について詳細に議論するための国際ワークショップが開催されます。
なお、J-DESCは本ワークショップを共催しています。
開催概要
日 程: 2026年8月25日(火)~28日(金)(2日目、3日目に巡検あり)
場 所: ホテルアポイ山荘(アポイ岳ジオパーク)
北海道南部に位置する幌満カンラン岩体(マントル岩体)は、水質変成の程度が非常に低く、世界的にも特徴的な岩体として注目されています。そのような変質を受けていない幌満カンラン岩体での反応メカニズムは、世界的に知られるオマーンオフィオライトのような高度に変質したカンラン岩体とは異なる可能性が指摘されています。本ワークショップは、この幌満カンラン岩体を掘削し、CO2圧入、モニタリング、各種実験等を行うICDPプロジェクトのFull proposal立案に向けた議論・検討およびコミュニティ形成を目的としています。世界各国から、岩石学、岩石変質機構、炭酸塩反応、熱力学モデリング、原位置炭素固定、構造地質学、流体化学、微生物学、産業界など、幅広い分野を代表する研究者による国際的な科学コミュニティを結成し、プロジェクトの研究計画の詳細や科学戦略について議論します。
参加方法
ウェブフォームから事前申し込み(2026年5月8日〆切)
参加のお申し込みをいただいた方の中から、専門分野やキャリアステージ等を考慮して運営委員会が参加者を選考し、後日、結果をお知らせします。
特に初期キャリア研究者の積極的な参加が奨励されています。
詳細はICDPウェブサイトの参加者募集要項(Workshop Call)をご参照ください。