2025.08.20
JSPS Core-to-Core高知 (WarmCCR)
キックオフ国際シンポジウム (2025/10/22-24)
JSPS研究拠点形成事業プロジェクト「国際海洋科学掘削スクールを核とした温暖期気候変動研究交流拠点(Warm-period Climate Change Research Center with the International Ocean Drilling Program School [WarmCCR])」のキックオフ国際シンポジウムを10月に高知で開催します。
深海掘削コアや陸上コア等を活用して展開されている温暖期(第四紀、中新世、始新世など)の気候変動研究の最新動向の集約と今後の国際共同研究について議論すると共に、欧州諸国でのサマースクールおよび高知コアセンターでのコアスクールのノウハウ等を共有することでスクールを活用した若手人材育成の高度化についても議論します。
Kick-off symposium 2025
International Symposium for Warm-period Climate Change Research Center with the International Ocean Drilling Program School [WarmCCR]
開催概要
日 程: シンポジウム 2025年10月22日(水)~23日(木)
フィールドトリップ 2025年10月24日(金)
場 所: 【22日】高知城歴史博物館 【23日】高知コアセンター
※オンライン参加も可能
共 催: 高知大学海洋コア国際研究所、海洋研究開発機構高知コア研究所、東京大学大気海洋研究所、日本地球掘削科学コンソーシアム
後 援: 国立極地研究所
Steering Committee: 池原実、加藤悠爾、An-Sheng Lee(高知大学)、久保雄介(海洋研究開発機構)、黒田潤一郎(東京大学大気海洋研究所)、菅沼悠介(国立極地研究所)、Hanno Kinkel (ESSAC)
趣旨
JSPS研究拠点形成事業に採択されたプロジェクト「国際海洋科学掘削スクールを核とした温暖期気候変動研究交流拠点(Warm-period Climate Change Research Center with the International Ocean Drilling Program School [WarmCCR])」のキックオフシンポジウムを開催する。過去の温暖期(第四紀、中新世、始新世など)の気候変動の実態を理解するためには深海掘削コア等の解析による古環境学的アプローチが重要であり、また、長い歴史を持つ深海掘削プログラムで回収され冷蔵保管されているリポジトリコアの利用価値も高い。また、International Ocean Drilling Programme (IODP3)が2025年にスタートし、高知コアセンターは引き続きコアリポジトリおよびコア解析の国際拠点として活動を継続する。IODP3では、新たな掘削航海による先端研究の推進と平行して、リポジトリコアを再活用する公募型プログラムであるSPARCsが始動する。日本は先行してリポジトリコア再解析プログラム(ReCoRD)を制度化し、5つのプロジェクトを既に進めている。温暖期気候変動研究に関する情報交換に加え、これらリポジトリコアが持つ価値の最大化、再活用策、コアリポジトリ機能の強化、スクールを活用した若手人材育成などについて情報交換するとともに、科学掘削に関する国際交流を目的とした国際シンポジウムを開催する。
スケジュール(暫定)
- 10月21日(火) icebreaker
- 10月22日(水) IODP3 activities, JSPS 2C Program 1, Dinner
- 10月23日(木) JSPS C2C Program 2, poster session, KCC lab tour
- 10月24日(金) Field trip
参加方法
参 加 費: 無料(懇親会費などは別途徴収されます)
参加登録: 現地・オンラインともに、ご参加の方はウェブフォームよりお申し込みください。(ポスター発表のお申し込みも同フォームから受け付け中です。)
参加登録締切:10月10日(ただしアブストラクトの提出締切は9月30日)
問い合わせ先
高知大学海洋コア国際研究所 JSPS研究拠点事務局
〒783-8502 高知県南国市物部乙200
メール:kochi-c2c (at) kochi-u.ac.jp
関連リンク
その他詳細については、JSPS研究拠点形成事業プロジェクトのウェブサイトをご参照ください。