2024.09.25

2024年度 海洋コア岩相記載武者修行イベント(2024/11/16-19)

※本イベントは会員提案型活動経費により実施するものです。

20240201_海洋コアのサムネイル

コア試料の岩相記載をしていて、こんな悩みをお持ちではないだろうか。「これは、通常の堆積層なのか、イベント層なのか」「どこからどこまでがイベント層なのか」「これは、テフラなのか、再堆積したものなのか」「同じものでも見る人によって、解釈が違う」「自分の岩相記載が正しいかわからないので、コア試料の堆積環境や年代モデル、古環境シグナルを解釈してはみたものの、どうも自信がない」。
岩相記載に、悩みはつきないものである。かといって、自分の岩相を見る眼をアップデートしたいのにそうした機会は少ない。このような方にお薦めのイベント情報です。
 次世代の地球科学を担う人材育成の一環として、コア試料の岩相記載経験者を対象に、これまで長年かけて何千メートルもの堆積層を見てきた岩相記載のスペシャリストを講師として招き、岩相記載武者修行イベントを開催します。我こそはと思う方、ぜひご参加ください。

場所:高知大学海洋コア国際研究所(高知県南国市物部乙200)

日程:2024年11月16日(土)~19日(火)

参加資格:記載経験者(堆積物から堆積過程や環境変化を読み取りたいと思う意欲のある方で、博士後期課程院生、PDを優先)

人数:最大8名(応募動機、経験度を考慮して選抜)

講師:池原 研(産業技術総合研究所)

アシスタント:加 三千宣(愛媛大学)・鈴木 克明(産業技術総合研究所)

試料:別府湾コア試料 他

内容(予定)
1日目 9:00-12:00:ガイダンス;別府湾コア4セクション程度記載作業
1日目 13:00-17:00:記載作業の継続;観察のまとめ(1時間);各自の観察結果の発表
2日目 9:00-12:00:グループでの討議(1時間)=何が問題かをまとめる;問題点について解説
2日目 13:00-17:00:他の海域コア4セクション程度記載作業;観察のまとめ
3日目 9:00-12:00:各自の観察結果の発表;グループでの討議
3日目 13:00-17:00:問題点について解説;2つのコアを並べて、意見交換
4日目 9:00-12:00:2つのコアの記載作業を通じて、それぞれが大事だと思ったことを各自プレゼン=参加者間で議論;終了

参加費:主催または共催組織の会員は 2,000円、非会員は 4,000円

申し込みGoogleフォームから参加希望をお知らせください。

募集締め切り:10月11日(金)

主催:日本第四紀学会・高知大学海洋コア国際研究所

共催:日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)・日本堆積学会

備考:宿泊は高知大学宿泊施設(厚生会館、高知県南国市物部乙200)を予定。また、日本第四紀学会会員もしくはJ-DESC会員(会員機関所属者または個人会員)で、旅費を理由に参加が困難な者に対して、旅費の一部を支援する(詳細は上記Googleフォームを参照)。

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