2024.10.22

白亜紀−古第三紀 “Hothouse” の地球システム解明に関する研究集会(2024年10月27日〜28日)

会員の方より、以下の研究集会のお知らせをいただきましたのでご案内します。

2024年10月27日〜28日、高知大学において「白亜紀−古第三紀 “Hothouse” の地球システム解明に関する研究集会」を開催します。参加をご希望の方は、下記の案内文中の登録フォームから登録してください。

2024年度 共同利用・共同研究拠点「地球掘削科学国際研究拠点」研究集会

白亜紀−古第三紀 “Hothouse” の                 地球システム解明に関する研究集会                 Decoding the Earth system                    in the Cretaceous-Paleogene Hothouse

  • 日程:2024年10月27日 (日) 10:00〜10月28日 (月) 12:00
  • 場所:高知大学海洋コア国際研究所B棟2Fセミナー室+ Zoom (ハイブリッド開催)

趣旨・概要

 現在の地球は両極域に氷床が存在し、“Icehouse” と形容される。これとは対照的に、後期白亜紀や新生代古第三紀は、全球的に極めて温暖な “Hothouse” と呼ばれる気候条件の存在によって特徴づけられる。当時の地球表層環境には、海洋無酸素事変や巨大火成岩岩石区の噴出など、現在の地球システムには見られない挙動・環境因子が幾つも存在し、地球の環境変動が非常に幅広いスペクトラムを持つことを強く示唆している。全球的な気候変動がますます顕在化する中、我々が地球システムの振れ幅の全容を知るには、様々な地質記録を紐解き、“Hothouse” モードの地球環境とその駆動力・支配要素を理解する必要がある。

 本研究集会の目的は、こうした温室地球における環境変動そのものの特性と、それらの原因や結果として考えられる様々な現象について最新の学術的知見を共有し、“Hothouse” モードの地球システムの実態を解明するための一助となることである。

 本研究集会の特色は、中生代と新生代を「温室地球 / Hothouse Earth」というコンセプトでつなぎ、現在とは異質な地球の気候モードとしての温室地球の描像と、当時の地球システムの挙動・応答を体系的に捉えようという試みにある。地質学、古生物学、古気候学、古海洋学、火山学、地球化学、地球物理学、古地磁気学、数値地球科学、数理統計解析など様々な専門性を有する多くの研究者・学生に参加いただき、多角的な視点で議論を行いたい。本研究集会が、温室地球に関する研究コミュニティをより大きく有機的なネットワークとして拡げる場となることを期待する。

概要・プログラム(PDF) ←New!

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登録〆切:                                               ◾️一般参加・発表希望:2024年9月27日 (金) 18:00                                                        ◾️一般参加・聴講のみ希望:2024年10月22日 (火) 10月25日 (金) 18:00 ←延長しました

発表形態:口頭発表 (現地 / オンライン)、ポスター発表(現地のみ)

世話人                                                  東京大学大学院工学系研究科 安川和孝 准教授                                  高知大学 海洋コア国際研究所 田中えりか 助教

※本研究集会は「高知大学海洋コア国際研究所 (MaCRI) 研究集会(24M002)」の支援によって実施されます。

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