ICDPへの掘削提案に関するサポート
ICDP部会執行委員会では、ICDPプロポーザル締切(毎年1月15日)に先駆け、国内 からの掘削提案を受け付け、これらを査読・検討することによって、より良いICDPプロポーザルとなるよう、提案者へのアドバイスを行っています。(〆切:毎年11月15日)
詳しくは、こちら(※「ICDPに科学掘削を提案するには」のタブ)をご覧ください。
IODPへの掘削提案に関するサポート
IODP部会の科学推進専門部会では、IODP掘削提案に関する各種サポートを実施しています。プロポーザルの提出を検討される際は、お気軽に以下問合せ先までご相談ください。
プロポーザル作成支援:j-watch について
科学推進専門部会では、日本発のIODP掘削提案を支援する取り組みとして j-watch 体制を導入しておりましたが、2020年より j-watch の支援内容を変更しました。新制度の概要は以下の通りです。
- IODP掘削提案者は、掘削書提出締切(毎年4/1と10/1の2回)に先立って提案書のドラフトをJ-DESCに提出し、アドバイスを受けることができる。
- 科学推進専門部会は、提出された提案書のテーマに応じてアドバイザー(j-watch)を2名程度割り当てる。
- j-watchはScience Evaluation Panel (SEP) 経験者、または科学推進専門部会経験者等から人選する。
- j-watchは提案書のドラフトを査読してコメント・助言を書面で報告する。
- 提案者はj-watchのコメントを受けて修正ののち提案書を提出する。
- j-watchはSEPの審査過程(Pre, Full, Revise)を通じて、継続して助言を行う。
IODPプロポーザル提出前アドバイスのご案内(2023年10月2日提出締切分)
2023年10月2日の締切に向け、IODP掘削提案書の提出の準備をされている方は、以下の要領で、j-watchによるアドバイスを受けることができますので、ぜひご利用ください。利用を希望される方は、ドラフト原稿の提出前に事前登録のご連絡をお願いします。
事前登録受付期間:2023年9月1日まで
- 登録方法:emailにて下記内容(書式なし)を連絡
- 事前登録内容:全プロポーネントの氏名・所属、提案タイトル、提案種別(Pre, Full, Full2, APL等)提案概要(5行程度)
プロポーザル提出期間:2023年9月15日まで
- 提出方法:email添付、またはファイル転送サービス等
- 査読時期:受領後、随時開始します
- コメントの返送:9月25日頃まで
- Email送付先:J-DESCサポートオフィス
事前調査データ取得支援
IODP掘削プロポーザルが国際的に高い評価を得られるためには、質の高いサイエンスが求められる事はもちろん、プロポーザルで提案する掘削地点を評価するのに必要な、高品質なサイトサーベイ(事前調査)データの提示が不可欠となります。
J-DESCの科学推進専門部会では、掘削プロポーザルに必要なサイトサーベイ(事前調査)データの評価・選定とその取得について、プロポーザル提出・未提出(準備中)を問わず支援を行っております。
サイトサーベイ(事前調査)データの取得方法は主に下記のとおりです。
1) 既存データの利用:
研究機関等では既存データを公開しているデータベースサイトがあります。これらを通じて既存データを利用することが可能です。下記にいくつかの例を示します。
また、IODP航海のデータは、プラットフォームごとに公開されています。
- DARWIN:JAMSTEC航海・潜航データ・サンプル探索システム(海洋研究開発機構):
http://www.godac.jamstec.go.jp/darwin/j - J-EDI:深海映像・画像アーカイブス(海洋研究開発機構):
http://www.godac.jamstec.go.jp/jedi/j/index.html - 地殻構造探査データベースサイト(海洋研究開発機構):
https://www.jamstec.go.jp/obsmcs_db/j/ - 海域地質構造データベース(産業技術総合研究所):
https://gbank.gsj.jp/marineseisdb/ - 高分解能音波探査断面データベース(産業技術総合研究所):
https://gbank.gsj.jp/sbp_db/ - Marine Geology and Geophysics( NOAA):
https://www.ngdc.noaa.gov/mgg/mggd.html
IODP航海のデータ
JOIDES Resolution号(米:JRSO): https://web.iodp.tamu.edu/OVERVIEW/
地球深部探査船「ちきゅう」(日:JAMSTEC MarE3): https://www.jamstec.go.jp/sio7/
特定任務掘削船(欧州:ESO): https://iodp.pangaea.de
Downhole logging data: https://mlp.ldeo.columbia.edu/data
2) 研究船白鳳丸・新青丸・よこすか共同利用:
海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用する研究船「白鳳丸」、「新青丸」、「よこすか」は、東京大学大気海洋研究所にて、共同利用のための申請を受け付けています。これらを通じて新たにサイトサーベイ(事前調査)データを取得することが可能です。詳細は下記の共同利用のウェブサイトをご覧ください。
https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/coop/
WS支援
- 掘削提案(プロポーザル)作成のためのワークショップ等の開催や参加については、JAMSTECの支援制度がございます。こちらをご覧ください。
お問い合わせ
J-DESCサポートオフィス
海洋研究開発機構 横須賀本部内
E-mail: