Request for Information (RFI)の回答提出について
JOIDES Resolution Facility Boardにより国際コミュニティに対して依頼されている意向調査 “Request For Information” (RFI)への回答をお願いします。RFIは、現行のIODPが2023年で終了するにあたり次期プログラムの科学的指針として策定された2050 Science Frameworkへ向けた掘削提案・構想を募集するものです。IODPプロポーザルとして提出準備を進めていたものから、「単なるアイデア段階」のものまで、幅広く登録が可能です。
RFIに登録することにより、次期プログラムへの日本の貢献度を示すとともに、今後のワークショップ開催や国際的な研究グループの形成への発展が期待されます。
RFIは Proposal Database System (PDB) のWeb form 12項目に短文を入力するだけで簡単に完了します。この意向調査の背景や、提出方法については以下に整理しましたのでご確認ください。
***新しくGoogle Formから入力可能となりました!!!***
こちらから ==> https://forms.gle/
1)RFIの背景、目的
Request for Information (RFI)は、JRFB Chairのレターによりコミュニティーに対して提出が要請され、Science Support Officeにより1月末にアナウンスされました。2050 Science Frameworkの実行へ向けた移行期間において、国際コミュニティーがどのような掘削提案の構想を持っているかについての意向調査であり、プロポーザルタイトル、概要、期間、プラットフォームの種類など10数項目についてIODP Proposal Database System (PDB) 内に用意されたWeb formに入力していただきます。この情報は、NSF、JRFB、EFB、CIBで情報共有され、Post-2023の掘削計画の立案や、JR新造へ向けた科学ニーズの把握、特にJRFB WG (Chair: K. Miller) による2050 SFに基づく次期プログラムの掘削提案提出・評価システムの構築に活用されます。また、この意向調査は参加各国の次期プログラムへの貢献度やコミュニティー活性度を示すものとなり、日本から多数の掘削提案アイデアを提出することが重要です。
2)提出方法
***下記Google Formから入力いただけます!!!***
ここから=> https://forms.gle/nT9yL4z6wdvoa7Rh8
または、下記の手順のようにPDBからも入力可能です。
①Proposal Database System (PDB)にログインします。
IDをお持ちの場合はログイン。お持ちでない場合はRegister hereのボタンから新規登録してください。
https://proposals.iodp.org/index.php
②Welcome to the PDB の左下にRequest for Informationの説明文があり、Go to RFIをクリックすると入力フォームのページに移動します。
③ 1.から12.までの項目を確認し、該当する選択肢にチェックを入れるか、短文(最大200 words)を入力して完成です。事前に短文を用意しておくと10分程度で入力が完了します。
3)どのような提案を提出すべきか?
IODPプロポーザルとして提出準備を進めていたものから、「単なるアイデア段階」のものまで、幅広く登録が可能です。登録フォームの各入力項目の文字数は最大でも200 wordsほどとなっており、詳細な実施計画は必要ありません。
たとえば、以下のようなものが考えられます。
・現在準備中の掘削提案
・近い将来にIODPまたは次期プログラムへの提出を検討している掘削提案 (一度IODPに提出し、deactivateとなった提案の再挑戦を含む)
・2050 Science FrameworkやサイエンスフレームワークJ-DESC版を作成する過程で、そのベースとなったアイデアに基づく提案
・掘削提案促進ワークショップ等で紹介された新規アイデア など。
4)J-DESCの提出促進方針および締め切り(目安)について
・現時点でJRFBからは明確な締切が提示されていませんが、JRFB WGの議論が進行している状況を鑑み、登録した情報がなるべく次期プログラムの枠組み作りに反映・活用されるよう、J-DESCでは、4月12日までを目安として提出を促進します。
・1つのプロポーザルについて複数の研究者が別々に異なる視点で提出することもできます。
・1人の研究者が複数のプロポーザルを提出することもできます。
・今回RFIを提出したことにより、掘削提案(プロポーザル)を提出する義務が生じるわけではありません。
・今回のRFI提出により、類似するテーマの提案者が集まるワークショップ開催・研究グループの形成など、ご自身のアイデアを発展させる契機にもなることが期待されます。
(ご参考)SSOのアナウンス https://iodp.org/proposals/call-for-proposals