マントル掘削ワーキンググループ主催セミナー(8)
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【日時】12月6日(月) 16:10-16:40
【講師】黒田潤一郎 (東京大学大気海洋研究所)
【タイトル】堆積物が語る地球表層環境と地球内部ダイナミクスのリンク
【要旨】固体地球プロセスは、さまざまな地質学的時間スケールで地球の気候変動を駆動する。とりわけ、短期間で大量のマグマを噴出する大規模火成区LIPsの形成は、表層環境へのインパクトが大きいとされ、実際にいくつかの生物大量絶滅イベントや海洋無酸素イベントと同じ時期に起こっている。近年では、海洋堆積物から得られるさまざまな地球化学記録や同位体記録を用いて、どのタイミングでLIPsの形成が起こったのかを制約する研究が進められている。とりわけ鋭敏に記録している(と私が思っている)のがOsやPbなど重元素の放射性起源同位体組成だ。それらの同位体記録の示す情報がどのような
固体地球プロセスを反映しているのかは、今後の重要な研究課題となる。セミナーでは,
白亜紀を例にLIPsに代表される火成イベントと地球表層イベントの関連について概観と
最近の研究を紹介したい。
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