日本地質学会が主催する第6回ショートコースは、
広く一般の方や、学校教員、地質調査業従事者、中堅・
◆開催日:2022年12月18日(日)
◆申込〆切:2022年12月8日(木)
◆主催:日本地質学会
◆後援:日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
◆受講料:地質学会会員 2,000円、⾮会員 5,000円
◆内容:
<午前> 9:30-12:30 法地質学の現在:杉田律子(科学警察研究所)
法地質学は地質学の知識や技術を事件や事故の解決のために利用する、地質学の一分野です。ドラマや小説で犯罪現場や衣服に残された土などが証拠資料として扱われるシーンがあり、何となくイメージを持っている方も多いと思います。しかし、日本国内では法地質学を学ぶことができる機会はほとんどありません。このショートコースでは、2020年に発行された地質学雑誌の特集号(第126巻8号)の一部をテキストとして使用し、法地質学の概要と研究,事例報告などとともに、さらに興味のある方たちのために文献の紹介もする予定です。
<午後> 14:00-17:00 付加体地質学と沈み込み帯掘削の現在:山口飛鳥(
日本列島の基盤をなす付加体の年代や大構造は、1980年代の「放散虫革命」を経て、現在までにその大枠が明かされてきました。付加体には、古海洋の情報とともにプレート境界の変形や物質移動の情報が記録されています。付加体から沈み込みプレート境界で起こる現象を読み解く研究は、掘削船を用いた海溝域の研究と相まって発展してきました。このショートコースでは、主に2000年以後の付加体地質学と、南海トラフ・日本海溝に代表される沈み込み帯掘削の成果、および今後の展望について、構造地質学・岩石力学や地球物理学的観測の知見もとりまぜつつ紹介します。
詳細およびお申込みは、
http://www.geosociety.jp/