J-DESC Future Scientific Drilling Workshop
科学掘削の未来
〜過去・現在を知り、アイディアを形にしよう〜
2003年にIntegrated Ocean Drilling Program の開始に合わせて、地球掘削科学の科学推進や各組織・研究者の連携強化を目的として設立されたJ-DESCも設立から15年が過ぎようとしている。この間、IODPでは73回の掘削航海、ICDPでは29回の掘削プロジェクトが行われ、のべ440人の日本からの研究者が参加して、海洋・陸上を問わず掘削による地球科学が国際的・精力的に進められてきた。さらに2018年は、科学掘削50年を迎える。日本の、世界の掘削科学コミュニティはこれまで何を達成してきたのか、そしてこれからどこへ行くのか?International Ocean Discovery Program の5年目の節目にこれまでを振り返り、現状を踏まえてこれからの掘削科学コミュニティが向かうべき方向について議論を深めたいと思う。
開催報告
ワークショップは盛況のうちに終了いたしました。沢山のご参加をいただき、ありがとうございました。
主催者開催報告・資料
- モデレーターによる報告書
モデレーター:黒田潤一郎(全体とりまとめ)、岡崎裕典、諸野祐樹、高野淑識、道林克禎、針金由美子、森下知晃、秋澤紀克、氏家恒太郎、山口飛鳥、小村健太朗、藤原 治、小野重明
Student Travel Award学生レポート
近日公開予定
概要
日時
2018年3月29日(木)~30日(金)
会場
海洋研究開発機構(JAMSTEC)横浜研究所 三好記念講堂 他
http://www.jamstec.go.jp/j/about/access/yokohama.html
対象
研究者、技術者、大学院生など
科学掘削に限らず、広く地球惑星科学に関わる方のご参加を歓迎します。
参加方法
参加は事前登録制となります。こちらのオンラインフォームよりご登録ください。
参加登録時の注意事項
- 参加費は無料です。初日の夕方に会費制(任意参加)の懇親会を予定しております。
- 1回のお申し込みで複数名の方が応募することはできません。お一人ずつご応募ください。
- お申し込みに使うメールアドレスは、なるべく字数制限等のないものを使用し、J-DESCサポートオフィス(infoの後に@j-desc.org)からのメールが届くよう、あらかじめ設定しておいてください。参加登録後、10分ほど経っても自動返信メールが届かない場合は、お手数ですが、直接メールにてJ-DESCサポートオフィスまでご連絡ください。
- 定員に達した場合は早期に締め切る場合があります。
Students Travel Awardについて
本ワークショップの意義を理解し、掘削を使った新たなサイエンスについての議論に積極的に貢献してくださる、意欲のある大学生・大学院生の方を募集します。採択された方には、ワークショップへの参加にかかる旅費の全部もしくは一部をJ-DESCから支給いたします。
応募方法
以下の募集要項に従い、Eメールによりご応募ください。
!! ご注意 !!
3月15日の正午頃より、募集要項に記載していた応募用メールアドレス(jdesc@~で始まるもの)に不具合が起き、現在使えなくなっております。お手数ですが、3/15以降にご応募くださった方は、以下のアドレスに再送をお願いいたします。
応募受付期間
2018年3月27日(火)9:00まで
※ワークショップへの貢献が期待されると判断された応募者は、締切日を待たずに順次採択されます。財源に限りがあるため、採択者が想定数を超えた場合はその時点で締め切りとさせていただきます。
プログラム
Day 1: 3/29(木)10:00 – 18:00
10:00 – 10:20 開会挨拶・趣旨説明(木村 学)
1. はじめにー国際プログラムとしての科学掘削と日本の動き
10:20 – 10:50 1.1 国際プログラムとしての科学掘削の歴史と今後に向けて(川幡穂高)
10:50 – 11:05 1.2 学術会議大型研究(マスタープラン2020)への取り組みと連携(木下正高)
2. サイエンスプランとこれまでの歩み
11:05 – 11:35 2.1 IODP 科学計画とその推進体制(巽 好幸)
11:35 – 12:10 2.2 Chikyu + 10 – White paperと現在の状況(黒田潤一郎/島 伸和)
12:10 – 12:30 2.3 IODP Climate and Ocean Change(黒田潤一郎/岡崎裕典)
< 12:30 – 13:30 Lunch time >
13:30 – 13:50 2.4 IODP Biosphere Frontiers(諸野祐樹/高野淑識)
13:50 – 14:10 2.5 IODP Earth Connections(道林克禎/針金由美子/森下知晃/秋澤紀克)
14:10 – 14:30 2.6 IODP Earth-in-Motion(氏家恒太郎/山口飛鳥)
14:30 – 15:00 2.7 ICDP(小村健太朗/藤原 治/小野重明)
15:00 – 15:20 2.8 IODP/ICDPのアウトリーチ紹介(江口暢久/小村健太朗)
3. 基調講演1
15:20 – 15:50 富士川低地でのプレート境界掘削計画素案(藤原 治/尾崎正紀/横田俊之)
< 15:50 – 16:00 Coffee Break>
4. ブレークアウトセッション1
16:00 – 16:20 4.1 世界の乗船研究者動静と日本の科学掘削の現状(江口暢久)
16:20 – 16:30 4.2 ブレークアウトセッションの進め方とゴール(セッションモデレーター)
16:30 – 18:00 4.3 分野別ブレークアウトセッション
・IODP Climate and Ocean Change(モデレーター:黒田潤一郎/岡崎裕典)
・IODP Biosphere Frontiers(モデレーター:諸野祐樹/高野淑識)
・IODP Earth Connections(モデレーター:道林克禎/針金由美子/森下知晃/秋澤紀克)
・IODP Earth-in-Motion(モデレーター:氏家恒太郎/山口飛鳥)
・ICDP(モデレーター:小村健太朗/藤原 治/小野重明 話題提供者:中川 毅/土屋範芳/掛川 武/矢部康男/ James Jiro Mori)
< 18:30 – 20:30 会費制懇親会 >
Day 2: 3/30(金)09:00 – 17:00
5. 基調講演2
09:00 – 09:30 5.1 掘削でしか達成できない超一級科学命題(ただしマントルは除く)を解くのは誰だ?(高井 研)
09:30 – 10:00 5.2 掘削でしか達成できない超一級科学命題(ただしマントル)を解くのは誰だ?(森下知晃)
10:00 – 11:20 5.3 学生によるIODP航海乗船経験発表
・私がIODPをお勧めする100の理由(尾張聡子)
・その「Joides Resolution」編(高下裕章)
・その「ちきゅう」編(奥津なつみ)
・ICDP掘削プロジェクト(石田亮壮/小笠原宏幸)
6. ブレークアウトセッション2
11:20 – 12:20 分野別ブレークアウトセッション
< 12:20 – 13:00 Lunch time >
7. ブレークアウトセッション3
13:00 – 14:00 分野別ブレークアウトセッション
8. 基調講演3
14:00 – 14:30 明暗縞に魅せられて:日本海・東シナ海掘削航海と私(多田隆治)
14:30 – 15:00 南海トラフ地震発生帯掘削計画(木村 学/木下正高)
< 15:00 – 15:15 Coffee break >
9. 全体セッション
15:15 – 16:30 全体セッション
・分野別ブレークアウトセッション報告(セッションモデレーター)
・総合討論
10. まとめ
16:30 – 17:00 まとめ―世界の中での日本、国際プログラムへのコミットメント強化へ向けて(木村 学)