コアスクールロギング基礎コース参加者募集!

検層はコア取得率の低い場合などに岩石物性値を得る方法としてODP時代より使用されてきました。掘削時同時検層(LWD)によって掘削直後の新鮮な状態 の地層での測定も行われ、コアによる測定との対比・補完を行うものとしても、検層データは掘削科学において大変重要です。J-DESCコアスクール(ロギ ング基礎コース)では、標準的な検層項目で用いられるツールやそれらを用いた計測手法の基礎を学び、実際のデータおよびソフトウェアを用いたデータ解析の 実践を通じて、検層に関する基礎的な知識の習得を目指します。

開催概要2011

日程:2011年9月21日(水)~23日(金)

場所:京都大学吉田キャンパス

共催:京都大学グローバルCOEプログラム(予定)

協力:海洋研究開発機構 地球深部探査センター(予定)

講義・演習担当

山田泰広(京都大学大学院工学研究科)
伊藤久男(海洋研究開発機構地球深部探査センター)
真田佳典(海洋研究開発機構地球深部探査センター)
中村恭之(海洋研究開発機構地球内部ダイナミクス領域)

テキスト作成協力

辻健(京都大学大学院工学研究科)
斎藤実篤(海洋研究開発機構地球内部ダイナミクス領域)
Moe Kyaw Thu (海洋研究開発機構地球深部探査センター)
木戸ゆかり(海洋研究開発機構地球深部探査センター)

世話人

中村恭之(海洋研究開発機構 地球内部ダイナミクス領域)
E-mail: yasuの後に@jamstec.go.jp

実施内容

1日目
講義を行う。最初にIODPの概要等を含めたロギングに関するイントロダクションを行った後、基本的なツールやそれらを用いて得られるデータに関する解説を行う。講義の項目としては以下のとおりである。

    • イントロダクション
    • 抗井掘削・検層の基礎
    • 電気検層・インダクションログ・マイクロログ
    • 音波検層・VSP
    • ガンマ線・中性子・密度検層
    • ロギングデータ解釈時の注意点

なお、今回はこれまでに使用してきたテキストを元に英語版のテキストを作成し、受講生に配布する。実際の検層関係の用語は元々英語のものが多いこと、掘削航海に参加する場合は船上での会話はもとより参考資料等もほとんど英語であることからも、英語での資料が役に立つと考えられる。講義は基本的に日本語で行い、テキストに書かれている英語を日本語でも理解できるように配慮する。

2日目
2-3人を1組とした小グループに分かれて実習を行う。ソフトウェアの使い方の習得に時間を浪費することを避けるため、昨年度に引き続いて専用のソフトウェアを使わないデータ解析演習(手作業や表計算・グラフソフト程度)を行う。データについて説明とデータを見る際の重要点についての簡単な解説を行った後、実データを用いたデータ解析演習を行う。手作業での演習用としてはコンポジットログプロット・孔壁イメージの紙出力と、テキストファイル化されたログデータを準備する。実習中は講師が適宜質問を受け付け、ロギングデータ特有の略語や、実際のデータを扱うときに必要なノウハウを伝えながら実習を進める。

3日目
午前にデータ解析の発表会を行う。2日目に実施したデータ解析に関するまとめをグループごとに発表してもらう。

参加申し込み

参加をご希望の方はオンラインでお申し込みください。
オンライン申込>>こちら

申込〆切:8/29(月)13:00
応募者多数の場合は早期に締め切る場合があります。

学生参加の補助

J-DESC会員機関所属の学生を対象に、J-DESCから旅費の補助をいたします。詳細は下記をご覧ください。
1.補助額:上限¥10,000/人
2.応募資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生
(会員機関かどうかは指導教員へ問い合わせ、あるいは、こちらでご確認下さい)
3.注意事項
・参加申し込みの際に、旅費補助を「希望する」を選択してください。
・入金は参加後となります。
・補助対象の方には、参加応募締切後、J-DESCサポートよりメールで案内が送付されます。

お問い合わせ

J-DESCサポート
海洋研究開発機構 地球深部探査センター(CDEX)内
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-527

世話人
中村恭之(海洋研究開発機構 地球内部ダイナミクス領域)
E-mail: yasuの後に@jamstec.go.jp

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