地球科学における巨大プロジェクト“科学掘削”。若手・中堅研究者が、その未来を描くためのワークショップを開催する。日本発の科学プランを創っていこう!
皆様からのパブリックコメントありがとうございました!
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J-DESC White Paper 草案への意見(パブコメ)集約中
2023以降の次期プログラムのScience Plan の作成に向け,J-DESCではまとめCommittee*を組織し,J-DESC白書(White Paper)の原案に取り組んでおります.
4月2-3日に行われたJ-DESC Workshop “Beyond 2023” での議論をもとに,6月14‐15日にまとめCommittee会議を開催し,ワークショップでの議論の骨子をWhite Paper の草案としてまとめました.このWhite paper は,重要な科学分野をCategorizeした「Theme」, その中で特にJ-DESCのコミュニティーが重要視している課題を「Flagship Goals」として構成しています.「作成の意図と背景」をご一読いただき,J-DESC白書に対して皆様からのコメントを頂戴したく存じます.原案はこちら
自由記述形式で,6月30日までにコメントを「info@j-desc.org」までお寄せください.=>コメントありがとうございました!
*まとめCommittee
まとめCommitteeとは,J-DESC白書作成のためのCommitteeです.4月2‐3日に開催されたJ-DESCワークショップのSteering Committeeからの立候補,J-DESC理事会からの立候補,そしてJ-DESCコミュニティー全体から立候補を募り,発足しました.
まとめ Committee 世話人:黒田潤一郎・諸野祐樹・道林克禎・氏家恒太郎
本ワークショップは、2023年以降の国際深海科学掘削計画(International Ocean Discovery Program; IODP)の次期プログラムでの科学プランを国際的に議論していくにあたり、日本の掘削コミュニティーとして国際陸上科学掘削計画(International Continental Scientific Drilling Program; ICDP)との連携を含めたJ-DESCの方針を、将来の科学掘削を担う学生や若手・中堅の研究者が主体となって立てるために開かれる。
日本の特色を活かして、日本が国際的に次のプログラムをリードしていくための方針を取りまとめたい。日本の特色は、「ちきゅう」を有すること、J-DESCによって日本の掘削コミュニティー内で分野間のコミュニケーションがよくとれており、IODPとICDPでの情報共有ができていることである。本ワークショップでは、それらの特色を活かして、次期プログラムで日本として進めたい科学プランを議論する場を提供する。具体的には、現在のプログラムの4つのテーマ(Climate and Ocean Change, Biosphere Frontiers, Earth Connections, Earth-in-Motion)の垣根を払い、分野間の融合を促すような横断型分科会を作って議論する。これにより、各テーマ・分野が持つ新しい研究・プロジェクトのアイデアを深化させ、新しい科学テーマの創生につなげたい。次期プログラムで中核を担うことになる学生や若手・中堅研究者が積極的に参加することで、
(1)我が国の地球掘削科学が「ちきゅう」等を用いて主体的に達成すべき科学目標や具体的な国際プロジェクトの方向性を議論し、
(2)その達成に向けて対処すべき様々な課題について討議し、
(3)それらの方針を取りまとめて日本発の科学プランとして国際的な議論の場に挙げること
を、本ワークショップの目的としたい。
【参照リンク】
- J-DESCワークショップ「 科学掘削の未来」開催レポート
- IODP科学プラン2013-2023 “Illuminating Earth’s Past, Present, and Future”
- CHIKYU+10 international workshop report
- IODP科学プラン2003-2013 “Earth, Oceans and Life”
- ICDP科学プラン 2014-2019 “Unravelling the Workings of Planet Earth”
開催概要
名称
Scientific Ocean Drilling beyond 2023
科学掘削の未来:2023年からその先へ
日時
2019年4月2日(火)~3日(水) 9:00-18:10
会場
海洋研究開発機構(JAMSTEC) 横浜研究所 三好記念講堂 他 【アクセス】
言語
英語/日本語
参加方法
参加は事前登録制となります。【オンラインフォーム】よりご登録ください。
参加費は無料です。
申込締切:2019年3月22日(金) 3月26日(火)17:00 まで延長
オンラインフォームでのご登録は締め切りました。お席にはまだ若干の余裕がございますので、ご参加希望の方は直接会場にお越しください。
【登録に際してのご注意】
- 1回のお申し込みで複数名の方が応募することはできません。お一人ずつご応募ください。
- お申し込みに使うメールアドレスはなるべく受信に字数制限等のないものを使用し、J-DESCサポートオフィスからのメールが届くよう設定しておいてください。
- 定員に達した場合は早期に締め切る場合があります。
Web配信について
会場でご参加いただけない方のために、プログラムの一部をウェブ配信いたします。詳細は「ウェブ配信」のタブをご参照ください。
プログラム
(Z)…Zoomによるウェブ配信あり
Day 1 4月2日(火) 9:30-18:10(9:00受付開始)
現状の共有と振り返り (Z) | ||
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9:00 | 受付開始 | |
9:30-9:40 | はじめに-科学掘削を取り巻く状況と本ワークショップの趣旨 | 木村 学 (J-DESC会長) |
9:40-9:45 | 挨拶 | 渡辺 達也 (文部科学省海洋地球課 深海地球探査企画官) |
9:45-9:55 | IODPの現状レビュー | 江口 暢久 (JAMSTEC) |
9:55-10:05 | 2018年開催ワークショップからの報告 | 益田 晴恵 (J-DESC IODP部会長) |
10:05-10:30 | IODP科学プランの作成プロセスと次期プログラムへの展望 | 大河内 直彦(JAMSTEC) |
10:30-10:40 | 休憩 | |
次期科学プラン検討の動向と展望 (Z) | ||
10:40-11:20 | 次期科学プランに向けた国際動向 | 各国から報告 |
基調講演1 (Z) | ||
11:20-11:40 | 「ちきゅう」による新しい科学フロンティアの探究 | 稲垣 史生 (JAMSTEC) |
Breakout Session 1 – 分野別セッション | ||
11:40-12:10 | IODP科学プランの掲げるテーマに沿った4分野に分かれ、分野別の将来の科学プランを議論する
※12:10-13:00は昼休憩 |
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13:00-17:00 | ||
基調講演2 (Z) | ||
17:00-17:30 | 日本の火星探査プログラム:ハビタブルな火星地下圏の探索 | 臼井 寛裕 (JAXA) |
全体セッション (Z) | ||
17:30-18:10 | 各分野別セッションからの報告・共有 | |
18:30-20:30 | 懇親会(任意参加) 会費:学生1,000円、その他3,000円 |
Day 2 4月3日(水) 9:00-17:30
話題提供 (Z) | ||
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9:00-10:40 | 新たな科学に繋がる手法の開発、分野横断的な取り組み等についての話題提供 | |
地球ニュートリノ観測で拓く”ニュートリノ地球科学” | 渡辺 寛子 (東北大学) | |
科学掘削とデータ駆動科学 | 桑谷 立 (JAMSTEC) | |
AI(人工知能)を用いた微古生物学の新しいツール: |
板木 拓也 (AIST) | |
STXM を基盤としたサブマイクロスケール顕微分析プロトコルとその応用 | 菅 大暉 (東京大学) | |
10:40-10:45 | 移動・休憩 | |
Breakout Session 2 – 分野横断型セッション (Z)いずれか1グループのみ配信 | ||
10:45-12:00 | 1日目の分野別議論を踏まえ、2分野以上の組み合わせによる新たな科学プランを議論する
第1ピリオド組み合わせ
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12:00-13:00 | 昼休憩 | |
13:00-14:15 | 第2ピリオド組み合わせ
*Solid Earth = Earth Connections & Earth in Motion |
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14:15-14:30 | 移動・休憩 | |
基調講演3 (Z) | ||
14:30-15:00 | 地震断層・海洋地殻・火山弧-地球物理学者がこれまで得た知見 | 小平 秀一 (JAMSTEC) |
全体セッション (Z) | ||
15:00-17:00 | 全体セッション | |
17:00-17:30 | まとめ |
※本プログラムは暫定であり変更の可能性があります
J-DESC White Paper 草案への意見(パブコメ)集約中
2023以降の次期プログラムのScience Plan の作成に向け,J-DESCではまとめCommittee*を組織し,J-DESC白書(White Paper)の原案に取り組んでおります.
4月2-3日に行われたJ-DESC Workshop “Beyond 2023” での議論をもとに,6月14‐15日にまとめCommittee会議を開催し,ワークショップでの議論の骨子をWhite Paper の草案としてまとめました.このWhite paper は,重要な科学分野をCategorizeした「Theme」, その中で特にJ-DESCのコミュニティーが重要視している課題を「Flagship Goals」として構成しています.「作成の意図と背景」をご一読いただき,J-DESC白書に対して皆様からのコメントを頂戴したく存じます.原案はこちら
自由記述形式で,6月30日までにコメントを「info@j-desc.org」までお寄せください.=> コメントありがとうございました!
*まとめCommittee
まとめCommitteeとは,J-DESC白書作成のためのCommitteeです.4月2‐3日に開催されたJ-DESCワークショップのSteering Committeeからの立候補,J-DESC理事会からの立候補,そしてJ-DESCコミュニティー全体から立候補を募り,発足しました.
まとめ Committee 世話人:黒田潤一郎・諸野祐樹・道林克禎・氏家恒太郎
Beyond 2023に関する意識調査
本ワークショップの開催に先立ち、現行IODP/ICDPやこれからのサイエンスプランに関する意識調査を実施します。ワークショップに参加される方には、事前にこの意識調査への回答を強く推奨いたします。また、ワークショップに参加できない方も、本調査への回答を通して、ご自身の意見・考えをご提出いただけます。
ご回答は以下のウェブフォームからお願いいたします。(図のアップロードにGoogleアカウントが必要なため、2通りご用意しております)
Googleアカウントをお持ちの方>> 【こちら】
Googleアカウントをお持ちでない方>>【こちら】
本調査で提出いただいた文章や図は、ワークショップのSteering Committeeメンバーが目を通し、ワークショップ参加者の興味の範囲を把握し、ワークショップ中の議論の題材に活用します。
また、優れたアイデアや図については、作成者の承諾を得たうえで、9月のIODP Forum Meetingにおける報告に盛り込む可能性があります。
若手研究者のボランティア募集(旅費支給あり)
本ワークショップの意義を理解し、2023年以降のIODP次期プログラムの日本発の科学プラン策定に向けた議論に積極的に携わる意欲があり、ワークショップの運営において下記A)~B)のいずれかの貢献を行うことのできる若手研究者(ポスドク等アーリーキャリアの方)を募集します。採択された方には、ワークショップへの参加にかかる旅費をJ-DESCサポートオフィスから支給いたします。
- 国外関係者への同行と通訳:数名
国外から参加するIODP・ICDP関係者と共にセッションに参加し、一部で日本語の発言があった際に内容を英語で要約して伝えるなど、その参加を支援する - セッション内容記録作成:各セッション1~2名
担当セッションでの議論を適宜記録し、その内容をまとめたレポートを日英両言語で作成し、ワークショップ終了後2週間以内に提出する(どのセッションを担当するかは応相談)
応募方法
以下の募集要項に従い、Eメールによりご応募ください。
若手研究者ボランティア募集要項 ※募集は終了しました
応募受付期間
2019年3月13日(水)9:00まで
2019年3月22日(金)9:00まで ※延長しました
※ワークショップのSteering Committeeにて応募書類に基づき審査を行います。採否の結果は3月22日頃までにお知らせする予定です。
Travel Awards for Student (学生向け旅費支援)
本ワークショップの趣旨を理解し、次期プログラムの日本発の科学プラン策定に向けた議論に積極的に貢献してくださる学生の方に、ワークショップへの参加にかかる旅費の全部もしくは一部を支援いたします。
対象
将来にわたって地球掘削科学研究に携わることを志し、ワークショップにおいて積極的に発言する意欲のある学生(大学生・大学院生・研究生等)
応募方法
以下の募集要項に従い、Eメールによりご応募ください。
Travel Award for Students募集要項 ※募集は終了しました
応募受付期間
2019年3月22日(金)9:00まで
※ワークショップへの貢献が期待されると判断された応募者は、締切日を待たずに順次採択されます。財源に限りがあるため、採択者が想定数を超えた場合はその時点で締め切らせていただきます。
応募・問い合わせ先
J-DESCサポートオフィス