概要
会員提案型活動経費は、規約第2条に「地球科学を総合的・計画的に推進するため、産官学の研究機関及び組織並びに研究者及び技術者の自発的な集合・運営のもと、地球掘削科学の推進に係る企画を提案するとともに、各組織等及び研究者等が実施する研究等の有機的な連携及び効果的な推進を図り、もって地球掘削科学の発展に寄与すること」が示されており、この「自発的な集合・運営」を会員の“ボトムアップ形式”で行うための柱の一つとして位置づけられます。
会員提案型活動経費は、会員のみなさまからの自由な提案を支援するために活用されます。提案は随時募集しています。申請書に基づき審査委員会が公平に審査を行い、採択の可否および支援額を決定します。
会員提案型活動経費の使途の一例を以下に示します。これ以外でもJ-DESCの活動としてふさわしいものであれば、ご提案ください。近隣の会員機関が共同してイベント等を企画することも推奨します。
また、最近の我が国におけるIODP/ICDPに対するプロポーザル提案数の現状を考慮し、特に、海洋/陸上掘削提案の作成を目指した提案を期待しています。
- 各地域でのコンソーシアム活動(シンポジウム開催、展示会出展など)
- 国際パネル開催に合わせた普及広報活動
- 若手研究者、学生の交流会
- その他普及広報活動(製作物、広報掲載など)
今後のJ-DESCの発展のため、会員の皆さん自身の手で、活発なものに育て上げていただければ幸いです。
過去の採択活動一覧>>こちら
予算規模(令和4年度)
総額30万円
募集要項
1.募集概要
通年募集
※活動実施日の2ヶ月前までに申請書をご提出ください。
※ただし、緊急を要すると両執行部会で判断された場合のみ、1ヶ月前の提出など特例を認める場合がありますので、J-DESC総合事務局にご相談ください。
2.応募資格
J-DESC正会員機関(またはその所属者)及び個人会員
※所属部会(IODP部会・ICDP部会)は問いません。
3.応募方法
所定の申請書に必要事項を記入の上、J-DESC総合事務局宛て(info[a]j-desc.org)に、e-mailにて提出。
申請書のダウンロードはこちらから(Wordファイルです)
4.審査
「会員提案型活動経費審査委員会」を設け、予算枠内で採用する提案を決定する。
提案の採用数及び配分額は、審査委員会の裁量の範囲とする。
5.その他・注意事項
- 本経費で活動に必要な経費をすべてまかなうのではなく、他経費と併用する等、自助努力をお願い致します。
- 本経費では、学会会費等は原則として支払うことは出来ません。
- 本経費からの旅費への支出は採択額の5割未満とする制限があります(2010年度4月より緩和)。
※プロポーザル作成支援の採択に関しては、制限を定めません。
※招待講演者・学生等の旅費については支出することができます。
※乗船教育支援/普及広報活動についても、採択額の5割を超えない範囲での支出を認めます。
※5割を超える必要がある場合には理由書付きで申請頂き、選考委員会にて判断いたします。 - 活動実施後に活動完了日から30日以内にご提出頂きます。
※原則、和文報告書を提出。
※国際シンポジウムなどを実施し、英文報告書を提出する場合は和文要約も合わせて提出。 - 会員総会等で報告を行っていただく場合があります。
- 経費の支払方法等は採用決定後に通知いたします。
- J-DESCは、「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年(The United Nations Decade of Ocean Science for Sustainable Development)」に貢献するため、海洋科学リテラシーの向上を目指す活動を”Contributions”区分にて申請し、2022年10月に承認されました。会員提案型活動経費で実施する活動については、リテラシー向上の側面を持ちますのでこの活動の一環とし、「国連海洋科学の10年」のロゴ等を掲出いただきますようお願いいたします。(2023年2月追記)
審査委員(令和4年度~5年度)
役割 | 選出要件 | 氏名 |
---|---|---|
委員長 | J-DESC理事会より1名 | 黒柳 あずみ(東北大学) |
委員 | IODP部会執行委員、または執行委員会が推薦する J- |
斎藤 めぐみ(国立科学博物館) |
柵山 徹也(大阪公立大学) | ||
ICDP部会執行委員、または執行委員会が推薦する J- |
大坪 誠(産業技術総合研究所) | |
橋本 善孝(高知大学) |
お問い合わせ
〒237-0061 神奈川県横須賀市夏島町2-15
海洋研究開発機構 横須賀本部内
J-DESCサポートオフィス