微化石コース

IODPの研究航海の成否を握る一つは,航海中に地質年代をすばやく決定することです.下船後の研究でも,微化石から高い精度で年代を決めたり古環境を明らかにするなど,微化石はIODPへ大きく貢献しています.しかし,微化石の種名を決めるのには熟練した作業が必要であり,たとえば放散虫だと1万種程度からただ一つの名前を決めることになります.実用的な微古生物学の技術を身につけるには,実際の標本を扱うのが良いのですが,指導者のいない大学などでは大変なことです.

「微化石コース」では,微化石に関心のある学生,微化石の初学者を対象に,微化石実習を行っています.このコースの特色は2点あり,複数の専門家が講師となったティーム・ティーチングと,実物標本を観察することです.教科書だけでは得難い経験を積むことができます.

2004年から毎夏に開催する2泊3日のコースです.これまで有孔虫,石灰質ナンノ化石,放散虫,珪藻,貝形虫の実習を行ってきて,一回当たり約30名の受講生が全国各地から集まりました.2008年からは分類群を一つに絞って実習を行っています.初日の午前中に,IODPと微古生物学研究の関係について講演があります.初日の午後から二日目にかけて,実物標本を観察しながら基本を習い,年代決定や環境研究に重要な種にしぼって実際に種名をつける訓練を行ったりします.3日目の午前には,受講生の希望に応じてさらに深く実習を行ったり,実習対象外だった分類群についての質問を受け付けます.質問対応のために,他の分類群の先生に待機してもらっています.3日目の昼前にすべての実習を終え,修了証明書を手渡して微化石コースは終了となります.

受講生が自分の所属機関にもどってから友達や指導教員に「○○という微化石は...なんだ」と話せるようになれば幸です.微化石コースに参加したことが契機となって,微古生物学研究者の所属する大学院へ進学する事例が毎年あることは嬉しい限りです.

2022

開催概要

●日程:2022年8月29日(月)~31日(水)
●会場:千葉大学理学部地球科学研究部門(〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33)
●主催:日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
●共催:千葉大学理学研究院・理学部/ 国立科学博物館

 

募集内容

対象

・微化石を研究する意欲をお持ちの学部・大学院生,または初学者
・IODPにMicropaleontologistとして乗船を希望する方,または乗船申し込みを検討している方
※研究職にある方々の応募も受け付けますが,学生・若手・未経験者を優先します.

 

募集人数

6名
※新型コロナウイルス感染症対策のため,例年よりも人数を減らしての実施となります.ご理解のほどお願いいたします.

 

応募方法

応募フォームよりお申込みください.(ページの下の方に応募フォームがあります)

申し込み〆切

2022年8月7日(日)→お申し込みは終了しました
※学生(学部生・大学院生)が定員になり次第締め切ります。
※学生(学部生・大学院生)以外の方については選考させていただく場合があります。

 

旅費支援について

J-DESC会員機関所属の学生を対象に、参加に係る旅費を補助します。

  1. 補助額:上限¥10,000/人
  2. 応募資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生
    (会員機関かどうかは指導教員へ問い合わせるか、こちらでご確認ください)
  3. 注意事項
    ・参加申し込みのオンラインフォームに「会員機関所属学生への参加旅費の補助」を選択する欄がありますので、補助を希望する学生は「希望する」を選択してください
    ・入金は参加後となります
    ・補助対象の方には、参加応募締切後、J-DESC事務局よりメールで案内が送付されます
    ・案内が送付された後、必要書類をご提出いただきます
    ・期日までに必要書類の提出がなかった場合は、補助対象外となります(スクール参加資格は残ります)

 

新型コロナウイルスへの対応について

開催の可否は、国内におけるコロナウイルス感染の状況を踏まえ千葉大学の方針を基に,8月10日を目途として判断します。ただし,緊急事態が発生した場合は必要に応じて中止・延期とさせていただきますので、予めご了承ください。

開催の際は,感染症対応を徹底し,「三つの密」(換気の悪い密閉空間,多くの人の密集,近距離での会話や発話)を回避し,関係者のマスク着用,アルコール手指消毒,毎日の来館時に受付で検温を行うなど,十分な対策を実施いたします。ご協力をお願いいたします。

 

2022年度実施内容

題材となる微化石

石灰質ナノ化石

 

講義・実習の内容

大学や国立科学博物館に設置されている微古生物標本・資料センター(Micropaleontological Reference Center、略称MRC)が企画する微化石サマースクールが,J-DESCが企画するJ-DESCコアスクール・微化石コースと共同開催するようになり今回で17回目を迎えます.本スクールの受講経験者がのIODP航海の乗船者となるケースも増加しています.今回は,年代決定・環境推定において重要なツールの1つである石灰質ナノ化石を対象に,その基礎的知識から処理手法など実践的な内容までを一貫して学ぶことを目的に,スクールを開催いたします.
スクールでは,亀尾が石灰質ナノ化石の基礎から実際の作業まで幅広く講義・指導をいたします.具体的には石灰質ナノ化石の基礎知識から応用までの概略の講義を行った上で,参加者自らこれまでの深海掘削計画で得られた試料を処理し,年代決定のための鑑定までを行うことのできる技術の取得を目指します.この他にも,文献のみを用いた独学では習得が困難である同定方法の学習や,同定の際の具体的なポイントの指導など,直接の作業・顕微鏡を用いた学習がのできる,という点も特色でありもあり,本スクール対象者である学部学生,大学院生や研究職にある方々にも実りあるスクールとなることを期待しています.
なお,本スクールはIODPへの貢献に結びつけることを心がけており,例年通り,乗船経験者である桑野太輔さんおよび土井信寛さん(いずれもIODP Exp. 390に乗船中,8月上旬に下船予定)にご講演を頂く予定です.

 

実習項目

・ コア試料の処理の実体験
・ 試料の扱い方と注意点
・石灰質ナノ化石の基礎

 

実施体制

・ 亀尾浩司(開催責任者:千葉大学理学研究院地球科学研究部門・教授):開催責任者,講師(石灰質ナノ化石の同定・基礎講座)
・ 高木悠花(共同開催者,サポーター:千葉大学理学研究院地球科学研究部門・助教):実習補助およびテーマ以外の化石種目研究者
・ 桑野太輔(サポーター:千葉大学融合理工学府):IODP乗船体験の講演,実習補助
・ 土井信寛(サポーター:千葉大学融合理工学府):IODP乗船体験の講演,実習補助
・ 他,千葉大学融合理工学府地球科学および理学部地球科学科学生

 

配布物・そのほか

・参加者にはオリジナルテキスト配布
・参考図書として、朝倉書店『新微化石研究マニュアル』を参加者各自で購入いただくことを推奨します.
・IODP/ODP乗船経験のある講師およびサポーター陣による船内での研究活動の相談受付

 

スケジュール(暫定版)
日程 講義内容
8月29日(月) 午後 スケジュール全体の案内・基礎講座(その1)・堆積物中の石灰質ナノ化石の処理
8月30日(火) 午前 堆積物中の石灰質ナノ化石の処理

石灰質ナノ化石基礎講座(その2)

午後 石灰質ナノ化石の分類・同定実習・年代決定
8月31日(水) 午前 石灰質ナノ化石による年代決定

学習内容の総括,質問受付,閉会式

 

応募フォーム

定員に達しました。キャンセル待ち枠若干名を受け付けています。キャンセルが出なかった場合は参加できませんのでご了承ください。(7月20日)

Core School Miclopal

生年月日 Date of Birth (YYYY/MM/DD)(Required)
※代表電話等は避け、直接連絡の取れる番号をお願いします。Not the main telephone number of university
※ご連絡は基本的にメールにて行います。文字数制限のあるアドレスは不可です。Fill the address without limit of the number of the characters
※J-DESC会員機関所属の学生のみ。Student from J-DESC members ONLY

2019

開催概要

開催日程

2019年8月26日(月)~28日(水)

開催場所

東北大学理学部地圏環境科学教室

開催組織

共催:
  • 日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
  • 東北大学学術資源研究公開センター 東北大学総合学術博物館
  • 東北大学理学部地圏環境科学教室
特別協力:
  • MRC(微古生物学標本・試料センター)

スクールの詳細

スクール対象者
  • 微化石を研究する意欲をお持ちの学部・大学院生、または初学者
  • IODPにPaleontologistとして乗船を希望する方、または乗船申し込みを検討している方
  • 研究職にある方々の応募も受け付けますが、学生・若手・未経験者を優先いたします。また、ボランティアをお願いする場合もございますので、あらかじめご承知おきください。

※一定の条件を満たす学生に限り、J-DESCより旅費を補助いたします。

定員:

15 名

今回題材となる微化石

浮遊性有孔虫

参加費

3,000円(指定テキストとして朝倉書店「新微化石研究マニュアル」ならびに独自作成テキスト印刷費を含む)

※ 指定テキストをすでにお持ちの方は、参加費から実費分をお差し引きいたしますのでお申し出ください。

講義内容/実習項目

大学や微古生物リファレンスセンター(MRC)が企画する微化石サマースクールが、J-DESCが企画するJ-DESCコアスクール・微化石コースと共同開催するようになり今回で16回目を迎えます。本スクールの受講経験者のIODP航海の乗船者も増加しています。今回は、年代決定・環境推定において重要なツールの一つである浮遊性有孔虫を対象に、生態などの基礎的知識から処理方法など実践的な内容までを一貫して学ぶことを目的に、スクールを開催いたします。

スクールでは、西 弘嗣先生と黒柳 あずみ先生に、生態や分類の基礎知識から実際の作業まで幅広く講義していただき、例えば自分でIODP試料中から堆積物を処理し、年代決定用の鑑定までを行うことのできるような技術の取得を目指しています。この他にも、文献資料のみの独学が困難である同定方法の学習や、同定の際の具体的なポイントの指導など、直接の作業・顕微鏡を用いた学習のできる特色もあり、本スクール対象者である学部学生にはもちろんのこと、大学院生や研究職にある方々にも実りあるスクールとなることを期待しています。

なお、本スクールはIODPへの貢献に結びつけることを心がけており、例年通り、乗船経験者である熊谷 祐穂さん(予定)にご講演を頂く予定です。

予定講師
  • 西 弘嗣(東北大学資源研究公開センター 東北大学総合学術博物館・教授):浮遊性有孔虫の同定・基礎講座
  • 黒柳 あずみ(東北大学資源研究公開センター 東北大学総合学術博物館・助教):浮遊性有孔虫の同定・基礎講座
  • 熊谷 祐穂(東北大学):IODP講演
  • 鈴木 紀毅(東北大学大学院理学研究科・助教):実習
実習内容
  • コア試料の処理の実体験
  • 試料の扱い方と注意点
  • 浮遊性有孔虫の生態・分類・同定
配布物・そのほか
  • 参加者にはオリジナルテキスト配布
  • IODP/ODP乗船経験のある講師・サポーター陣による船内での研究活動の相談受付
スケジュール(暫定版)
日程 講義内容
8月26日(月)AM IODP講演(熊谷)
                     PM 浮遊性有孔虫の基礎講座(西・黒柳)
8月27日(火)AM 堆積物中の有孔虫処理(西・黒柳・鈴木)
                     PM 浮遊性有孔虫の分類同定実習(西・黒柳)
8月28日(水)AM 学習内容の総括、質問受付、閉会式(西・黒柳・鈴木)

参加申込方法・その他

参加をご希望の方はオンラインフォームにてお申し込みください。

オンライン申し込み>>>こちらです。 *募集は終了しました*

お申し込み

2019年7月31日(水)
※学生(学部生・大学院生)が定員になり次第締め切ります。
※学生(学部生・大学院生)以外の方については選考させていただく場合があります。

学生参加の補助

J-DESC会員機関所属の学生を対象に、J-DESCから旅費を補助いたします。詳細は下記をご覧ください。

  1. 補助額:上限¥10,000/人
  2. 補助の対象資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生
    (会員機関かどうかは指導教員へ問い合わせ、あるいは、こちらでご確認下さい)
  3. 注意事項

参加申し込みの際に、旅費補助を「希望する」を選択してください。

  • 入金は参加後となります。
  • 補助対象の方には、J-DESCサポートよりメールで案内が送付されます。
  • 案内が送付された後、必要書類をご提出頂きます。書類の提出が無い場合、辞退されたものとさせていただきます。

お問い合わせ

J-DESCサポート
海洋研究開発機構 横須賀本部内
E-mail: infoの後に@j-desc.org

2018

開催概要

開催日程

2018年8月20日(月)~22日(水)

開催場所

国立科学博物館筑波研究施設

開催組織

共催:
  • 日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
  • 国立科学博物館
  • 東北大学総合学術博物館

スクールの詳細

スクール対象者
  • 微化石を研究する意欲をお持ちの学部・大学院生、または初学者
  • IODPにPaleontologistとして乗船を希望する方、または乗船申し込みを検討している方
  • 研究職にある方々の応募も受け付けますが、学生・若手・未経験者を優先いたします。また、ボランティアをお願いする場合もございますので、あらかじめご承知おきください。

※一定の条件を満たす学生に限り、J-DESCより旅費を補助いたします。

定員:

20名

今回題材となる微化石

珪藻化石

参加費

3,000円(指定テキストとして朝倉書店「新微化石研究マニュアル」代含む)

※ 指定テキストをすでにお持ちの方は、参加費から実費分をお差し引きいたしますのでお申し出ください。

講義内容/実習項目

大学や微古生物リファレンスセンター(MRC)が企画する微化石サマースクールが、J-DESCが企画するJ-DESCコアスクール・微化石コースと共同開催するようになり今回で15回目を迎えます。本スクールの受講経験者のIODP航海の乗船者も増えています。今回は、海成層の堆積年代決定や海から陸にいたる堆積場の環境推定において重要なツールの一つである珪藻化石を題材に、その分類学の基礎的知識から鑑定方法など実践的な内容までを一貫して学ぶことを生態などの基礎的知識から鑑定手法など実践的な内容までを一貫して学ぶことを目的に、スクールを開催いたします。

スクールでは、珪藻ミニラボの秋葉先生、産業技術総合研究所の柳沢先生と納谷先生,国立科学博物館の齋藤先生に、珪藻化石の分類の基礎知識から実際の作業まで幅広く講義していただき、例えば自分でIODP試料中から堆積物を処理し、年代決定用の鑑定までを行うことのできるような技術を取得していただきます。この他にも、文献のみを頼りに独学することが困難である同定方法の学習や、同定の際の具体的なポイントの指導など、直接の作業・顕微鏡を用いた学習のできる特長もあり、本スクール対象者である学部学生にはもちろんのこと、大学院生や研究職にある方々にも実りあるスクールとなることが期待されます。

なお、本スクールはIODPへの貢献に結びつけることを心がけておりますので、例年通り、乗船経験者である松崎先生にご講演を頂く予定です。

予定講師
  • 秋葉文雄(珪藻ミニラボ):珪藻化石の同定・基礎講座
  • 柳沢幸夫(産業技術総合研究所):珪藻化石の同定・基礎講座
  • 納谷友規(産業技術総合研究所):珪藻化石の同定・基礎講座
  • 齋藤めぐみ(国立科学博物館):珪藻化石の同定・基礎講座
  • 松崎賢史(東京大学):IODP乗船体験記
実習内容
  • 現生試料(プランクトン試料等)およびコア試料(堆積物)の処理の実体験
  • 試料の扱い方と注意点
  • 珪藻化石の分類・同定
配布物・そのほか
  • 参加者にはオリジナルテキスト配布
  • IODP/ODP乗船経験のある講師・サポーター陣による船内での研究活動の相談受付
スケジュール(暫定版)
日程 講義内容
8月20日(月)AM 珪藻および珪藻化石プレパラートの作製(秋葉・柳沢・納谷・齋藤)
                     PM 珪藻化石の基礎講座とプレパラート観察(秋葉・柳沢・納谷・齋藤)
8月21日(火)AM 珪藻化石の基礎講座とプレパラート観察(秋葉・柳沢・納谷・齋藤)
                     PM 珪藻化石の基礎講座と走査電顕を用いた観察(秋葉・柳沢・納谷・齋藤)
8月22日(水)AM IODP乗船体験記、質問受付、閉会式(秋葉・柳沢・納谷・齋藤)

参加申込方法・その他

参加をご希望の方はオンラインフォームにてお申し込みください。

オンライン申込>>こちら  お申し込みは締め切りました

お申し込み

2018年7月20日(金)
※学生(学部生・大学院生)が定員に達した場合、早期で締め切ります。
※学生(学部生・大学院生)以外の方については選考させていただく場合があります。

学生参加の補助

J-DESC会員機関所属の学生を対象に、J-DESCから旅費を補助いたします。詳細は下記をご覧ください。

  1. 補助額:上限¥10,000/人
  2. 補助の対象資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生
    (会員機関かどうかは指導教員へ問い合わせ、あるいは、こちらでご確認下さい)
  3. 注意事項

参加申し込みの際に、旅費補助を「希望する」を選択してください。

  • 入金は参加後となります。
  • 補助対象の方には、J-DESCサポートよりメールで案内が送付されます。
  • 案内が送付された後、必要書類をご提出頂きます。書類の提出が無い場合、辞退されたものとさせていただきます。

お問い合わせ

J-DESCサポート
海洋研究開発機構 横浜研究所内
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-5703

2017

開催概要

開催日程

2017年8月11日(金)~13日(日)

開催場所

国立科学博物館筑波地区

開催組織

共催:
  • 日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
  • 茨城大学教育学部
  • 国立科学博物館
  • 東北大学理学部地圏環境科学教室
  • 東北大学総合学術博物館
特別協力:
  • MRC(微古生物学標本・試料センター)
  • InterRad(国際放散虫研究集会)

スクールの詳細

スクール対象者
  • 微化石を研究する意欲をお持ちの学部・大学院生、または初学者
  • IODPにPaleontologistとして乗船を希望する方、または乗船申し込みを検討している方
  • 研究職にある方々の応募も受け付けますが、学生・若手・未経験者を優先いたします。また、ボランティアをお願いする場合もございますので、あらかじめご承知おきください。

※一定の条件を満たす学生に限り、J-DESCより旅費を補助いたします。

定員:

20名

今回題材となる微化石

放散虫化石

参加費

3,000円(指定テキストとして朝倉書店「新微化石研究マニュアル」代含む)

※ 指定テキストをすでにお持ちの方は、参加費から実費分をお差し引きいたしますのでお申し出ください。

講義内容/実習項目

大学やMRCが企画する微化石サマースクールが、J-DESCが企画するJ-DESCコアスクール・微化石コースと共同開催するようになり今回で14回目を迎えます。本スクールの受講経験者のIODP航海の乗船者も増えてまいりました。今回は、コア試料を用いた年代決定・環境推定において重要なツールの1つである放散虫化石を題材に、生態などの基礎的知識から鑑定手法など実践的な内容までを一貫して学ぶことを目的に、スクールを開催いたします。

スクールでは、茨城大の上栗先生および東北大の鈴木先生に、生態や分類の基礎知識から実際の作業まで幅広く講義していただき、例えば自分でIODP試料中から堆積物を処理し、年代決定用の鑑定までを行うことのできるような技術を取得していただきます。この他にも、文献試料のみの独学が困難である同定方法の学習や、同定の際の具体的なポイントの指導など、直接の作業・顕微鏡を用いた学習のできる特長もあり、本スクール対象者である学部学生にはもちろんのこと、大学院生や研究職にある方々にも実りあるスクールとなることが期待されます。

なお、本スクールはIODPへの貢献に結びつけることを心がけているので、例年通り、乗船経験者である久保田好美先生にご講演を頂く予定です。

予定講師
  • 上栗伸一(茨城大学教育学部・准教授):放散虫化石の同定・基礎講座
  • 鈴木紀毅(東北大学大学院理学研究科・助教):放散虫化石の同定・基礎講座
  • 斎藤めぐみ(国立科学博物館):実習補助
  • 久保田好美(国立科学博物館):IODP講演・実習補助
実習内容
  • コア試料の処理の実体験
  • 試料の扱い方と注意点
  • 放散虫化石の生態・分類・同定
  • 統計解析の基礎
配布物・そのほか
  • 参加者にはオリジナルテキスト配布
  • IODP/ODP乗船経験のある講師・サポーター陣による船内での研究活動の相談受付
スケジュール(暫定版)
日程 講義内容
8月11日(金)AM IODP講演(久保田)
                     PM 放散虫化石の基礎講座(上栗・鈴木)
8月12日(土)AM 堆積物中の放散虫化石処理(上栗・鈴木・斎藤)
                     PM 放散虫化石の分類同定実習(上栗・鈴木)
8月13日(日)AM 学習内容の総括、質問受付、閉会式(上栗・鈴木・斎藤・久保田)

参加申込方法・その他

参加をご希望の方はオンラインフォームにてお申し込みください。

オンライン申込>>こちら 締め切りました

申込〆切

2017年7月6日(木)
※学生(学部生・大学院生)が定員に達した場合、早期で締め切ります。
※学生(学部生・大学院生)以外の方については選考させていただく場合があります。

学生参加の補助

J-DESC会員機関所属の学生を対象に、J-DESCから旅費を補助いたします。詳細は下記をご覧ください。

  1. 補助額:上限¥10,000/人
  2. 補助の対象資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生
    (会員機関かどうかは指導教員へ問い合わせ、あるいは、こちらでご確認下さい)
  3. 注意事項

参加申し込みの際に、旅費補助を「希望する」を選択してください。

  • 入金は参加後となります。
  • 補助対象の方には、J-DESCサポートよりメールで案内が送付されます。
  • 案内が送付された後、必要書類をご提出頂きます。書類の提出が無い場合、辞退されたものとさせていただきます。

お問い合わせ

J-DESCサポート
海洋研究開発機構 横浜研究所内
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-5703

2016

開催概要

開催日程

2016年8月8日(月)~10日(水)

開催場所

東北大学理学部地圏環境科学教室

開催組織

共催:
  • 日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
  • 東北大学学術資源研究公開センター東北大学総合学術博物館
  • 東北大学理学部地圏環境科学教室
  • 千葉大学大学院理学研究科
  • 秋田大学大学院国際資源学研究科
特別協力:

MRC(微古生物学標本・試料センター)

スクール対象者
  • 微化石を研究する意欲をお持ちの学部・大学院生,または初学者
  • IODPにPaleontologistとして乗船を希望する方,または乗船申し込みを検討している方
  • 研究職にある方々の応募も受け付けますが,学生・若手・未経験者を優先いたします.また,ボランティアをお願いする場合もございますので,あらかじめご承知おきください.

※一定の条件を満たす学生に限り,J-DESCより旅費の補助が出ます.

定員:

20名

今回題材となる微化石

石灰質ナノ化石

参加費:

3,000円(指定テキストとして朝倉書店「新微化石研究マニュアル」代含む)

注意事項
  • サマースクール期間は仙台七夕と重なり,宿の確保が困難です.すぐにお取り頂くようお願いします
  • 指定テキストをすでにお持ちの方は,参加費から実費分をお差し引きいたします.
講義内容/実習項目/配布物

大学やMRCが企画する微化石サマースクールが,J-DESCが企画するJ-DESCコアスクール・微化石コースと共同開催するようになり今回で13回目を迎えます.本スクールの受講経験者のIODP航海の乗船者も増えてまいりました.今回は,コア試料を用いた年代決定・環境推定において重要なツールの1つである石灰質ナノ化石を題材に,生態などの基礎的知識から鑑定手法など実践的な内容までを一貫して学ぶことを目的に,スクールを開催いたします.

スクールでは,千葉大の亀尾先生および秋田大の千代延先生に,生態や分類の基礎知識から実際の作業まで幅広く講義していただき,例えば自分でIODP試料中から堆積物を処理し,年代決定用の鑑定までを行うことのできるような技術を取得していただきます.この他にも,文献試料のみの独学が困難である同定方法の学習や,同定の際の具体的なポイントの指導など,直接の作業・顕微鏡を用いた学習のできる特長もあり,本スクール対象者である学部学生にはもちろんのこと,大学院生や研究職にある方々にも実りあるスクールとなることが期待されます.

なお,本スクールはIODPへの貢献に結びつけることを心がけているので,例年通り,乗船経験者である高柳栄子先生にご講演を頂く予定です.

予定講師
  • 亀尾浩司(千葉大学大学院理学研究科・准教授):石灰質ナノ化石の同定・基礎講座
  • 千代延俊(秋田大学大学院国際資源学研究科・准教授):石灰質ナノ化石の同定・基礎講座
  • 高柳栄子(東北大学):IODP講演
  • 鈴木紀毅(東北大学大学院理学研究科・助教):実習補助
  • 黒柳あずみ(東北大学資源研究公開センター東北大学総合学術博物館・助教):実習補助
実習内容
  • コア試料の処理の実体験
  • 試料の扱い方と注意点
  • 石灰質ナノ化石の生態・分類・同定
配布物・そのほか
  • 参加者にはオリジナルテキスト配布
  • IODP/ODP乗船経験のある講師・サポーター陣による船内での研究活動の相談受付
スケジュール(暫定版)
日程 講義内容
8月8日(月)AM IODP講演(高柳)
                     PM 石灰質ナノ化石の基礎講座(亀尾・千代延)
8月9日(火)AM 堆積物中の石灰質ナノ化石処理(亀尾・千代延・鈴木・黒柳)
                     PM 石灰質ナノ化石の分類同定実習(亀尾・千代延)
8月10日(水)AM 学習内容の総括,質問受付,閉会式(亀尾・千代延・鈴木・黒柳・西)

 

参加申込方法・その他

参加をご希望の方はオンラインフォームにてお申し込みください。

オンライン申込>>こちら 締め切りました

申込〆切

2016年7月6日(水)
※学生(学部生・大学院生)が定員に達した場合、早期で締め切ります。
※学生(学部生・大学院生)以外の方については選考させていただく場合があります。

学生参加の補助

J-DESC会員機関所属の学生を対象に、J-DESCから旅費の補助をいたします。詳細は下記をご覧ください。

  1. 補助額:上限¥10,000/人
  2. 補助の対象資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生
    (会員機関かどうかは指導教員へ問い合わせ、あるいは、こちらでご確認下さい)
  3. 注意事項

参加申し込みの際に、旅費補助を「希望する」を選択してください。

  • 入金は参加後となります。
  • 補助対象の方には、J-DESCサポートよりメールで案内が送付されます。
  • 案内が送付された後、必要書類をご提出頂きます。書類の提出が無い場合、辞退されたものとさせていただきます。

お問い合わせ

J-DESCサポート
海洋研究開発機構 横浜研究所内
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-5703

2015

開催概要

開催日程

2015年8月6日(木)~8日(土)

開催場所

東北大学理学部地圏環境科学教室

開催組織

共催:
  • 日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
  • 東北大学学術資源研究公開センター東北大学総合学術博物館
  • 東北大学理学部地圏環境科学教室
特別協力:

MRC(微古生物学標本・試料センター)

スクール対象者
  • 微化石を研究する意欲をお持ちの学部・大学院生,または初学者
  • IODPにPaleontologistとして乗船を希望する方,または乗船申し込みを検討している方
  • 研究職にある方々の応募も受け付けますが,学生・若手を優先いたします.また,ボランティアをお願いする場合もございますので,あらかじめご承知おきください.

※一定の条件を満たす学生に限り,J-DESCより旅費の補助が出ます.

定員:

20名

今回題材となる微化石

底生(底棲)有孔虫

参加費:

3,000円(指定テキストとして朝倉書店「新微化石研究マニュアル」代含む)

注意事項
  • サマースクール期間は仙台七夕と重なり,宿の確保が困難です.すぐにお取り頂くようお願いします
  • 指定テキストをすでにお持ちの方は,参加費から実費分をお差し引きいたします.
講義内容/実習項目/配布物

大 学やMRCが企画する微化石サマースクールが,J-DESCが企画するJ-DESCコアスクール・微化石コースと共同開催するようになり今回で12回目を 迎えます.本スクールの受講経験者のIODP航海の乗船者も増えてまいりました.今回は,コア試料を用いた古環境解析において重要なツールの1つである底 生(底棲)有孔虫を題材に,生態などの基礎的知識から有孔虫拾い出しなど実践的な内容までを一貫して学ぶことを目的に,スクールを開催いたします.

ス クールでは長谷川四郎先生に,生態や分類の基礎知識から実際の作業まで幅広く講義していただき,例えば自分でIODP試料中から堆積物を処理し,同位体比 分析用の底生有孔虫個体を拾い出すことまでできるような技術を取得していただきます.この他にも,文献試料のみの独学が困難である種の同定方法の学習や, 同定の際の具体的なポイントの指導など,実際に顕微鏡を使用できる実習ならではの特長もあり,本スクール対象者である学部学生にはもちろんのこと,大学院 生や研究職にある方々にも実りあるスクールとなることが期待されます.

なお,本スクールはIODPへの貢献に結びつけることを心がけているので,例年通り,乗船経験者である高木悠花さんにご講演を頂く予定です.

予定講師
  • 長谷川四郎(東北大学資源研究公開センター東北大学総合学術博物館・特任教授):底生有孔虫の同定・基礎講座
  • 高木悠花(JAMSTEC):IODP講演
  • 鈴木紀毅(東北大学大学院理学研究科・助教):実習
  • 黒柳あずみ(東北大学資源研究公開センター東北大学総合学術博物館・助教):実習補助
実習内容
  • コア試料の処理の実体験
  • 有孔虫試料の扱い方と注意点
  • 底生有孔虫の生態・分類・同定
配布物・そのほか
  • 参加者にはオリジナルテキスト配布
  • IODP/ODP乗船経験のある講師・サポーター陣による船内での研究活動の相談受付
スケジュール(暫定版)
日程 講義内容
8月6日(木)AM IODP講演(高木)
                     PM 有孔虫の基礎講座(長谷川・黒柳)
8月7日(金)AM 堆積物中の有孔虫の抽出処理(長谷川・黒柳・鈴木)
                     PM 有孔虫の分類同定実習(長谷川・黒柳)
8月8日(土)AM 学習内容の総括,質問受付,閉会式(西,長谷川・鈴木・黒柳)

 

参加申込方法・その他

参加をご希望の方はオンラインフォームにてお申し込みください。

オンライン申込>>こちら

申込〆切

2015年7月15日(火)
※学生(学部生・大学院生)が定員に達した場合、早期で締め切ります。
※学生(学部生・大学院生)以外の方については選考させていただく場合があります。
〆切ました。

学生参加の補助

J-DESC会員機関所属の学生を対象に、J-DESCから旅費の補助をいたします。詳細は下記をご覧ください。

  1. 補助額:上限¥10,000/人
  2. 応募資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生
    (会員機関かどうかは指導教員へ問い合わせ、あるいは、こちらでご確認下さい)
  3. 注意事項

参加申し込みの際に、旅費補助を「希望する」を選択してください。

  • 入金は参加後となります。
  • 補助対象の方には、参加応募締切後、J-DESCサポートよりメールで案内が送付されます。
  • 案内が送付された後、必要書類をご提出頂きます。書類の提出が無い場合、辞退とさせていただきます。

お問い合わせ

J-DESCサポート
海洋研究開発機構 横浜研究所内
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-5703

2014

開催概要

日程

2014年8月29日(金)~31日(日)

場所

名古屋大学理学部・環境学研究科E棟

実施体制

共催:

日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
名古屋大学環境学研究科地球惑星科学系
日本地質学会

協賛:

MRC(微古生物標本・試料センター)
東北大学,秋田大学,宇都宮大学,島根大学 他(交渉中)

受講人数及び対象

計24名

  1. 学部~大学院で微化石を研究したいと思っている人,初学者
  2. IODPにPaleontologist(その他でも大歓迎)として,いつか乗船したい人,乗船申し込みを考えている人

研究職にある方々も応募は受け付けますが,学生等を優先します.また,ボランティアをお願いする場合もございますので,あらかじめご承知おきください.

講義内容/実習項目/配布物

珪藻は,水と光のあるところであれば淡水~海水域を問わず生息する生物であり,そのガラス質の殻が残った珪藻化石は,主に白亜紀から現在まで連続的に産出する微化石である.IODP研究においても,生層序だけでなく,海洋環境(古水深・古水温など)の復元にも重要な役割を担っている.本コースでは,近年IODP Exp. 341掘削航海に参加をした須藤斎准教授,今野進特任助教(九州大)が中心となり,珪藻だけでなく多種多様な微化石を研究している研究者がチームティーチングで,世界中のあらゆる海域・年代の実物標本を見ながらの実践的な講義・実習を行う.とくに新生代の地球史解明において,IODPが果たす重要性を示していきたい.また,同様に上記航海に参加した松崎賢史博士(産総研特別研究員)によるIODP乗船体験報告と,朝日博史博士(韓国極地研:KOPRI特別研究員)による微化石分析に有用なソフトウェアの紹介や船上での有孔虫分析などの講義を行い,より幅広い知識と経験を得られるようなスクールとしたい.

講義内容

須藤 斎(名古屋大学環境学研究科・准教授):珪藻の生態,珪藻化石生層序,船上(研究室)で行う珪藻化石観察用スライドの作成法,および様々な時代・海域の珪藻化石を用いた光学顕微鏡・電子顕微鏡観察.
今野進(九州大学理学研究院・特任助教):現生珪藻の採取法,観察用スライド作成法.
松崎賢史(産業技術総合研究所・特別研究員):IODP乗船者体験.
朝日博史(韓国極地研究所・特別研究員):様々な種類の微化石を統計学的に分析するために有用な最新のソフトウェアの紹介と,有孔虫化石を用いた酸素同位体比分析の概要紹介.

実習内容

北極域・南極域・赤道太平洋/大西洋域,日本周辺を含む太平洋中緯度域の珪藻化石を検鏡し,各海域・各時代での珪藻化石の多様性を体感する.
各海域の新生代珪藻化石の代表的な種を光学顕微鏡を用いて検鏡し,種名決定を行う.また,それらから年代を決定するのに必要な知識・文献の紹介を行う.
多種多様な珪藻化石を電子顕微鏡で観察する.
船上での珪藻化石分析に必要な作業を実際に行う.また,陸上にもどった後に,より詳細な珪藻分析を行うために必要な作業の概要や,熟練研究者のコツも学ぶ.
その他

配布物・その他

参加者にはオリジナルテキストを配布.
IODP/ODP乗船経験のある講師・サポーター陣による船内での研究活動の相談も受け付けます.

講師

須藤 斎(名古屋大学環境学研究科・准教授)
今野進(九州大学理学研究院・特任助教)
松崎賢史(産業技術総合研究所・特別研究員)
朝日博史(韓国極地研究所・特別研究員)

スケジュール(暫定版)
日程 内容
8月29日(金) AM 開会式(各共催・協賛機関の紹介を含む)
IODPの乗船研究生活についての講演(松崎),試料処理実習(須藤)
PM 珪藻の生態についての講義(須藤),現生珪藻採取・観察法(今野)
8月30日(土)
AM
新生代珪藻化石実習(須藤・今野),珪藻生層序についての講義(須藤)
PM 統計学的解析についての講演(朝日),新生代珪藻化石実習(須藤・今野)
8月31日(日)
AM
珪藻化石の電子顕微鏡実習,質問受付,閉会式

参加申込方法・その他

参加をご希望の方はオンラインフォームにてお申し込みください。
オンライン申込>>こちら
申込〆切
2014年8月8日(金)延長しました
2014年8月18日(月)
締め切りました

※学生(学部生・大学院生)が定員に達した場合、早期で締め切ります。
※学生(学部生・大学院生)以外の方については選考させていただく場合があります。

学生参加の補助

J-DESC会員機関所属の学生を対象に、J-DESCから旅費の補助をいたします。詳細は下記をご覧ください。

  1. 補助額:上限¥10,000/人
  2. 応募資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生(会員機関かどうかは指導教員へ問い合わせ、あるいは、こちらでご確認下さい)
  3. 注意事項
    ・参加申し込みの際に、旅費補助を「希望する」を選択してください。
    ・入金は参加後となります。
    ・補助対象の方には、参加応募締切後、J-DESCサポートよりメールで案内が送付されます。
    ・案内が送付された後、必要書類をご提出頂きます。書類の提出が無い場合、辞退とさせていただきます。

お問い合わせ

J-DESCサポート
海洋研究開発機構 横浜研究所 研究推進部内
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-5703

2013

開催概要

日程

2013年8月3日(土)~5日(月)

開催場所

東北大学理学部地圏環境科学教室

実施体制
  • 共催:東北大学学術資源研究公開センター東北大学総合学術博物館
    東北大学理学部地圏環境科学教室
  • 協賛:MRC(微古生物学標本・試料センター) ,島根大学,秋田大学
対象者
  • 学部~大学院で微化石を研究したいと思っている人,初学者
  • IODPにPaleontologist(その他でも大歓迎)として,いつか乗船したい人,乗船申し込みを考えている人
  • 研究職にある方々も応募は受け付けますが,学生等を優先します.また,ボランティアをお願いする場合もございますので,あらかじめご承知おきください.
    ※J-DESC会員機関に所属する学生に限り,J-DESCより旅費の補助が出ます.

講義内容/実習項目/配布物

大学やMRCが企画する微化石サマースクールが,J-DESCが企画するJ- DESCコアスクール・微化石コースと共同開催するようになって10回目を迎えます.本スクールの受講者からIODP航海の乗船者も増え,本スクールの重 要性が高まってきています.今回は,白亜紀から新生代にかけての浮遊性有孔虫を対象に,スクールを開催します.

実習内容は,西弘嗣先生と林広樹先生のお二人によるティームティーチングによる浮遊 性有孔虫の実習指導を行います.白亜紀や古第三紀浮遊性有孔虫を扱いのは今回が初めてとなります.本スクール対象者である学部学生にはもちろんのこと,大 学院生や研究職にある方々にも実りあるスクールとなることが期待されます.

このサマースクールにあわせて,放散虫や石灰質ナンノ化石の専門家もボランティアで お集まり頂けます.ほかの微化石について質問がある方も是非とも参加をご検討下さい.今回から,International core school for young micropaleontologistsとして,外国人にも門戸を開きたいと思います.日本語と英語併用でスクールを開催しますので,英語に不安がある 方でも問題ありません.

予定講師と主な講義・実習内容

鈴木紀毅(東北大学大学院理学研究科・助教):
IODP講演『IODP船内作業で使う年代決定用微化石テンプレートの整備』

西 弘嗣(東北大学資源研究公開センター東北大学総合学術博物館・教授):
白亜紀~古第三紀浮遊性有孔虫の同定の初歩.

林 広樹(島根大学総合理工学部・准教授):
試料処理と新第三紀浮遊性有孔虫の同定の初歩.

実習内容
  • コア試料の処理の実体験(西・林)
  • 新第三紀浮遊性有孔虫の扱い方と注意(林)
  • 白亜紀~古第三紀浮遊性有孔虫の扱い方と注意(西)
配布物・そのほか

参加者にはオリジナルテキスト配布
IODP/ODP乗船経験のある講師・サポーター陣による船内での研究活動の相談受付

スケジュール(暫定版)
日程
講義内容
8/3(土) AM
IODP講演『IODP船内作業で使う年代決定用微化石テンプレートの整備』(鈴木)
PM
有孔虫の基礎(西)
有孔虫の抽出処理(西・林),新第三紀浮遊性有孔虫の実習(林・西)
8/4(日) AM 新第三紀浮遊性有孔虫の実習(林・西)
PM 白亜紀~古第三紀浮遊性有孔虫の実習(西・林)
8/5(月) AM 白亜紀~古第三紀浮遊性有孔虫の実習(西・林),質問受付,閉会式

参加申込方法・その他

参加をご希望の方はオンラインフォームにてお申し込みください。
オンライン申込>>こちら
申込〆切
2013年7月20日

締め切りました

※応募者多数の場合は早期に締め切る場合があります。

注意事項

サマースクール終了日の8月5日(日)は花火前夜祭、8月6日(月)~8日(水)は東北三大祭りの仙台七夕まつりがおこなわれます。そのため宿泊施設の混雑が予想されますので、受講が認められ次第、ただちに宿泊予約をとることをお勧めします。

学生参加の補助

J-DESC会員機関所属の学生を対象に、J-DESCから旅費の補助をいたします。詳細は下記をご覧ください。

  1. 補助額:上限¥10,000/人
  2. 応募資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生(会員機関かどうかは指導教員へ問い合わせ、あるいは、こちらでご確認下さい)
  3. 注意事項
    参加申し込みの際に、旅費補助を「希望する」を選択してください。
    ・入金は参加後となります。
    ・補助対象の方には、参加応募締切後、J-DESCサポートよりメールで案内が送付されます。
    ・案内が送付された後、必要書類をご提出頂きます。書類の提出が無い場合、辞退とさせていただきます。

お問い合わせ

J-DESCサポート
海洋研究開発機構 地球深部探査センター(CDEX)内
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-5271

世話人

鈴木紀毅(東北大学)
E-mail:norinoriの後に@m.tohoku.ac.jp

2012

開催概要

開催日程

2012年8月27日(月)~29日(水)

開催場所

東北大学理学部地圏環境科学教室

実施体制

共催:

日本地球掘削科学コンソーシアム
東北大学グローバルCOEプログラム『変動地球惑星学の統合教育研究拠点』
東北大学理学部地圏環境科学教室

協賛:

MRC(微古生物学標本・試料センター)

茨城大学,宇都宮大学,名古屋大学,秋田大学 ほか(交渉中)

スクール対象者および対象想定人数

学部~大学院で微化石を研究したいと思っている人,初学者
IODPにPaleontologist(その他でも大歓迎)として,いつか乗船したい人,乗船申し込みを考えている人
研究職にある方々も応募は受け付けますが,学生等を優先します.また,ボランティアをお願いする場合もございますので,あらかじめご承知おきください.

※一定の条件を満たす学生に限り,J-DESCより旅費の補助が出ます(下記参照) .

講義内容/実習項目/配布物

2004年から始まった大学やMRCが企画する微化石サマースクールが,J-DESCが企画するJ-DESCコアスクール・微化石コースと共同開催するようになって9回目となります.本スクールの受講者からIODPの乗船参加者や微古生物学で博士号取得を目指す大学院生が出てくるなど,目に見える成果が出てくるようになりました.将来のIODP乗船希望者や研究者志望をさらに増やせることを期待して,今回は,珪質微化石の放散虫を対象にスクールを開催します.

実習内容は,放散虫の専門家によるティームティーチングによる実習指導を主とします.新生代から古生代までを取り扱います.これまでに無かった企画として,下船後のデータ処理から素早く論文化するまでのプロセスについて,上栗伸一先生(茨城大)からご指導いただきます.上栗先生は,IODP試料を使った放散虫論文を次々に出版する気鋭の研究者で,IODPサンプルの有効活用方法を体得する良い機会となるでしょう.本スクール対象者である学部学生にはもちろんのこと,大学院生や研究職にある方々にも実りあるスクールとなることが期待されます.

また,本サマースクールでは,ほかの微化石群の専門家も毎年ボランティアでお集まりいただけています.今回も,珪藻や石灰質ナンノ化石,有孔虫などの質問がある方にもご満足いただける準備を進めています.

予定講師と主な講義・実習内容

須藤斎(名古屋大学環境学研究科・助教):IODP講演『IODP Expedition 341(Southern Alaska Continental Margin)の科学的狙いと微化石に期待されること』
相田吉昭(宇都宮大学農学部・教授):中生代放散虫の試料処理と同定の初歩
上栗伸一(茨城大学教育学部・准教授):新生代放散虫の試料処理からデータ解析まで
鈴木紀毅(東北大学大学院理学研究科・助教):全地質時代に共通する分類の基礎的技術と古生代放散虫

実習内容

IODPのどんな試料でも対処できるように,代表的な新生代と中生代の放散虫抽出処理を行う(相田,上栗).
新生代の代表的な年代指標種の同定をし,分類学的研究とまったく異なるコンセプトで同定していることを体験してもらう(鈴木)
中生代と古生代の代表的な放散虫を電子顕微鏡(SEM)で観察するための作業を行ってもらい,新生代と同定のコンセプトが違うこと修得してもらう(相田,鈴木)
下船後の放散虫データの解析方法について演習を行ない,すみやかに論文化するためのコツを知る(上栗).

配布物・そのほか

参加者にはオリジナルテキスト配布
IODP/ODP乗船経験のある講師・サポーター陣による船内での研究活動の相談受付
参考書として,2012年7月末販売開始予定の,谷村好洋・辻 彰洋(編著)『微化石 ―顕微鏡で見るプランクトン化石の世界―』(国立科学博物館叢書(13))[ ISBN978-4-486-01944-2;本体価格3,800円])を紹介します.スクールでは数冊を受講生に貸し出しますので,希望者のみ購入してください.

スケジュール(暫定版)
日程 講義内容
8月27日(月) AM IODP講演『IODP Expedition 341(Southern Alaska Continental Margin)の科学的狙いと微化石に期待されること』(須藤)
PM 放散虫の基礎(相田)放散虫の抽出処理(相田・上栗),新生代放散虫の実習(上栗・鈴木)
8月28日(火) AM 放散虫データの解析方法I(上栗)
PM 放散虫データの解析方法II(上栗),中古生代放散虫の実習(相田・鈴木)
8月29日(水) AM 電子顕微鏡を用いた放散虫観察の実習(亀尾),質問受付,閉会式

参加申込方法・その他

参加申込はオンラインフォームにてお申し込みください。

オンライン申込>>〆切ました

申込〆切

2012年7月31日(火)17:00

〆切ました

応募者多数の場合は早期に締め切る場合があります。

学生参加の補助

J-DESC会員機関所属の学生を対象に、J-DESCから旅費の補助をいたします。詳細は下記をご覧ください。

1.補助額:上限¥10,000/人

2.応募資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生

(会員機関かどうかは指導教員へ問い合わせ、あるいは、こちらでご確認下さい)

3.注意事項

参加申し込みの際に、旅費補助を「希望する」を選択してください。
入金は参加後となります。
補助対象の方には、参加応募締切後、J-DESCサポートよりメールで案内が送付されます。
案内が送付された後、必要書類をご提出頂きます。書類の提出が無い場合、辞退とさせていただきます。

お問い合わせ

J-DESCサポート

海洋研究開発機構 地球深部探査センター(CDEX)内

E-mail: infoの後に@j-desc.org

Tel: 045-778-5271

世話人

鈴木紀毅(東北大学)

〒980-8578

宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-3

E-mail:norinoriの後に@m.tains.tohoku.ac.jp

2011

開催概要

開催日時

2011年8月25日(木)~27日(土)

共催

秋田大学大学院工学資源学研究科応用地球科学教室

協賛

MRC(微古生物標本・試料センター)
東北大学
秋田大学
宇都宮大学、他(交渉中)

開催場所

秋田大学工学資源学部(詳細は後日)

スクールの対象者および対象想定人数

10~20名

・学部~大学院で微化石を研究したいと思っている人,初学者

・IODPにPaleontologist(その他でも大歓迎)として,いつか乗船したい人,乗船申し込みを考えている人

・研究職にある方々も応募は受け付けますが,学生等を優先します.また,ボランティアをお願いする場合もございますので,あらかじめご承知おきください.

※一定の条件を満たす学生に限り、J-DESCより旅費の補助が出ます。

講義内容/実習項目/配布物

2004年から開催してきた微化石サマースクールは8回目をむかえ,J-DESCコアスクール・微化石コースとしては5回目の共催となります.今回は,石灰質ナンノ化石を対象としていますが,以下の二つのメインテーマから構成されています.

(1)石灰質ナンノ化石についてのティームティーチングによる実習指導

(2)IODP航海への参加希望(または予定)院生・PD対象の調査船内における微化石業務の紹介と講義・演習「Core on DeckからSite Reportまで」

とくに後者の(2)では,船上での微化石業務の手順や調査船内での具体的活動内容についての流れを写真や実際のサンプルに触れながらわかりやすく説明するほか,ODP・IODP航海に参加した講師陣による船上での微化石による地質年代決定法についての講義・演習をおこないます.また,船内の微化石研究環境や,事前に必要な準備等の細かい相談も受付けますので,これから乗船予定のある方や乗船してみたいと思っている院生に大いに役立つ内容となっています.

○講義内容

高山俊明(金沢大学名誉教授):DSDPからIODPまで:深海掘削科学で果たしてきた石灰質ナンノ化石研究の役割
佐藤時幸(秋田大学工学資源学部):石灰質ナンノプランクトンの生態・石灰質ナンノ化石生層序・最新の石灰質ナンノ化石研究により明らかになった地球科学トピックス.乗船時に要求されるExplanatory noteやSite Reportの作成法など
亀尾浩司(千葉大学理学部):研究室で行う石灰質ナンノ化石観察用スライドの作成法,および電子顕微鏡観察方法
千代延俊((財)地球環境産業技術研究機構):IODP-Exp.乗船者体験(Chikyu)

他(現在選定中)

○実習内容

赤道太平洋/大西洋域,日本周辺を含む太平洋中緯度域の石灰質ナンノ化石を検鏡し,各海域・各時代での石灰質ナンノ化石の多様性を体感する.
新生代石灰質ナンノ化石層序:石灰質ナンノ化石の代表的な種を検鏡し,鑑定手法の基礎を学ぶ.また,それらから年代を決定するのに必要な知識・文献の紹介を行う.
多種多様な石灰質ナンノ化石を電子顕微鏡で観察する.
船上での石灰質ナンノ化石分析に必要な作業を実際に行う.また,下船時/下船後に必要とされるSite Reportの作成法や,研究室でのより詳細な石灰質ナンノ化石分析を行うために必要な作業の概要や,熟練研究者のコツも学ぶ.

○配布物・その他

・参加者にはオリジナルテキスト配布

・IODP/ODP乗船経験のある講師・サポーター陣による船内での研究活動の相談受付

講師陣

高山俊明(金沢大学名誉教授)

佐藤時幸(秋田大学工学資源学部・教授)

亀尾浩司(千葉大学理学部・准教授)

千代延俊((財)地球環境産業技術研究機構・研究員)

他(交渉中)

申込・補助

参加申し込みはオンラインフォームにてお申し込みください。

オンライン申込>>こちら

申込〆切

2011年7月31日(日)
〆切ました

応募者多数の場合は早期に締め切る場合があります。

学生参加の補助

J-DESC会員機関所属の学生を対象に、J-DESCから旅費の補助をいたします。詳細は下記をご覧ください。

  1. 補助額:上限¥10,000/人
  2. 応募資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生(会員機関かどうかは指導教員へ問い合わせ、あるいは、こちらでご確認下さい)
  3. 注意事項
    ・参加申し込みの際に、旅費補助を「希望する」を選択してください。
    ・入金は参加後となります。
    ・補助対象の方には、参加応募締切後、J-DESCサポートよりメールで案内が送付されます。
    ・案内が送付された後、必要書類をご提出頂きます。
    ・期日までに提出がなかった場合は、補助対象外とさせていただきます(スクール参加資格は残ります)。
お問い合わせ

J-DESCサポート
海洋研究開発機構 地球深部探査センター(CDEX)内
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-5271

世話人

佐藤時幸(秋田大学大学院工学資源学研究科応用地球科学教室)
tokiの後に@keigo.mine.akita-u.ac.jp

2010

クリックしてダウンロードできます(PDFファイル: 2.62MB)

開催日程

2010年8月4日(水)~6日(金)

開催場所

名古屋大学理学部・環境学研究科E棟

実施体制

共催:

名古屋大学GCOEプログラム「地球学から基礎・臨床環境学への展開」
名古屋大学環境学研究科地球惑星科学系
協賛:MRC(微古生物標本・試料センター)
(有)ホワイトラビット
(有)珪藻ミニラボ
東北大学
秋田大学

宇都宮大学

他(交渉中)

【講義内容/実習項目/配布物】

珪藻は,水と光のあるところであれば淡水~海水域を問わず生息する生物であり,そのガラス質の殻が残った珪藻化石は,主に白亜紀から現在まで連続的に産出する微化石である.IODP研究においても,生層序だけでなく,海洋環境(古水深・古水温など)の復元にも重要な役割を担っている.本コースでは,近年IODP掘削航海に参加をした須藤斎助教が中心となり,珪藻だけでなく多種多様な微化石を研究している研究者がチームティーチングで,世界中のあらゆる海域・年代の実物標本を見ながらの実践的な講義・実習を行う.とくに新生代の地球史解明において,IODPが果たす重要性を示していきたい.

○講義内容

・須藤 斎(名古屋大学環境学研究科):珪藻の生態,珪藻化石生層序,近年の珪藻化石研究から明らかになった最新の地球科学トピックス

・小野寺丈尚太郎(学振特別研究員・JAMSTEC地球環境変動領域古海洋研究チーム):IODP乗船者体験.

・須藤 斎(名古屋大学環境学研究科):船上(研究室)で行う珪藻化石観察用スライドの作成法,および電子顕微鏡観察方法.

・岩下智洋((有)ホワイトラビット:http://www.white-rabbit.jp/)現在,様々な種類の微化石を3Dで表示するためのツールを開発中である岩下氏による現段階での最新のツール紹介と,珪藻化石に応用するための問題点の提示.

他(現在選定中)

○実習内容

・北極域・南極域・赤道太平洋/大西洋域,日本周辺を含む太平洋中緯度域の珪藻化石を検鏡し,各海域・各時代での珪藻化石の多様性を体感する.

・各海域の新生代珪藻化石の代表的な種を検鏡し,種名決定を実践する.また,それらから年代を決定するのに必要な知識・文献の紹介を行う.

・多種多様な珪藻化石を電子顕微鏡で観察する.

・船上での珪藻化石分析に必要な作業を実際に行う.また,陸上にもどった後に,より詳細な珪藻分析を行うために必要な作業の概要や,熟練研究者のコツも学ぶ.

○配布物・その他

・参加者にはオリジナルテキスト配布

・IODP/ODP乗船経験のある講師・サポーター陣による船内での研究活動の相談受付

【対象者および人数】

10~20名

・学部~大学院で微化石を研究したいと思っている人,初学者

・IODPにPaleontologist(その他でも大歓迎)として,いつか乗船したい人,乗船申し込みを考えている人

・研究職にある方々も応募は受け付けますが,学生等を優先します.また,ボランティアをお願いする場合もございますので,あらかじめご承知おきください.

【講師陣】

須藤 斎(名古屋大学環境学研究科・助教)

小野寺丈尚太郎(学振特別研究員・JAMSTEC地球環境変動領域古海洋研究チーム)

岩下智洋((有)ホワイトラビット)

他(交渉中)

【スケジュール(予定)】

日程 講義内容
8月4日(水) AM 開会式(各共催・協賛機関の紹介を含む), IODPの乗船研究生活についての講演(小野寺),試料処理実習(須藤)
PM 新生代珪藻化石実習(須藤),珪藻の生態についての講演(須藤)
5日(木) AM 新生代珪藻化石実習(須藤),珪藻の生態についての講演(須藤)
PM 新生代珪藻化石実習(須藤),珪藻休眠胞子化石についての講演(須藤),微化石3D画像展示についての講演(岩下)
6日(金) AM 珪藻化石の電子顕微鏡実習,質問受付,閉会式

【参加応募方法】

以下の応募フォームをダウンロードし、記入の上、jcs_microのあとに@j-desc.orgまでメールでお送りください。その際のメールのタイトルは「コアスクール微化石コース参加希望 氏名」としてください。平日であれば24時間以内に応募フォームを受け取った旨の返信があります。もし返信がない場合は再度メールを送るか、問合せ先にお電話ください。

申し込み締め切り:7月15日(木) ※ただし定員に達し次第終了

応募者が定員に達しましたので募集を締め切りました。

【学生参加旅費援助制度】

J-DESC会員機関所属の学生さんにはJ-DESCより最大1万円の旅費援助を行います。

申し込みの際に学生参加旅費援助希望と明記してください。

J-DESC会員機関一覧>>こちら

【問い合わせ】

J-DESCコアスクール連絡窓口

海洋研究開発機構 地球深部探査センター内

Tel: 045-778-5271

E-mail: infoのあとに@j-desc.org

2009

1.開催概要

日程

2009年8月19日(水) – 21日(金) 3日間

場所

東北大学理学部地学棟

開催形態

共催: 日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
東北大学グローバルCOEプログラム『変動地球惑星科学の統合教育研究拠点』
協賛: MRC(微古生物学標本・試料センター),秋田大学,宇都宮大学,名古屋大学

参加者数

11名

2.実施概要

実施体制

<講師>
八尾 昭 (大阪市立大学・名誉教授)
酒井 豊三郎 (宇都宮大学・名誉教授)
鈴木 紀毅 (東北大学・助教)
千代延 俊 (東北大学・GCOE助教)
大金 薫 (東北大学・研究生:Exp.321 乗船研究者)
佐藤 時幸 (秋田大学・教授)
尾田 太良 (東北大学・名誉教授)
井龍 康文 (名古屋大学・教授)
林 広樹 (島根大学・准教授)

<チューター>
川手 友美子 (東北大学大学院・M2)
宮島 寛 (東北大学大学院・M2)

予算

J-DESC

東北大学グローバルCOE「変動地球惑星科学の統合教育拠点」

3.全体スケジュール

日時

8/19

(水)

9:30-10:00 受付開始地学棟5Fエレベーターホール
10:30-11:00 開講式,「楽しいIODPの乗船生活」の講義(513号室) *513号室へ集合
11:00-11:30
11:30-12:00
12:00-12:30 集合写真撮影・昼食
12:30-13:00
13:00-13:30 処理法実演と新生代放散虫実習(617-1号室)
13:30-14:00
14:00-14:30
14:30-15:00 休憩
15:00-15:30 新生代放散虫実習(617-1号室)
15:30-16:00
16:00-16:30
16:30-17:00 休憩
17:00-17:30 講演:現生放散虫からみた環境研究ポテンシャル(617-1号室)
17:30-18:00
18:00-18:30 連絡事項等ミーティング(617-1号室) *懇親会
8/20(木) 9:00-9:30 連絡事項等ミーティング(617-1号室) *617-1号室へ集合
9:30-10:00 新生代放散虫実習(617-1号室)
10:00-10:30
10:30-11:00 間に一度、休憩
11:00-11:30 中生代放散虫実習(617-1号室)
11:30-12:00
12:00-12:30 昼食
12:30-13:00
13:00-13:30 中生代放散虫実習(617-1号室)
13:30-14:00
14:00-14:30
14:30-15:00 休憩
15:00-15:30 中生代放散虫実習(617-1号室)
15:30-16:00
16:00-16:30
16:30-17:00 休憩
17:00-17:30 講演:コアを使った研究の広がりについて(617-1号室)
17:30-18:00
18:00-18:30 連絡事項等ミーティング(617-1号室)
8/21(金) 9:00-9:30 連絡事項等ミーティング(617-1号室) *617-1号室へ集合
9:30-10:00 古生代放散虫実習(617-1+602号室) 希望者は、512号室で有孔虫,・石灰質ナンオ化石,珪藻,放散虫についての質問を受け付けます.
10:00-10:30
10:30-11:00
11:00-11:30
11:30-12:00 閉講式(513号室) 閉講式の前に荷物を引き取りに来てください.
12:00-12:30 質問コーナー(希望者がいれば)
12:30-13:00
13:00-13:30
13:30-14:00

講義内容/実習項目/配布物

放散虫は,古生代から新生代までを見通すことに使える数少ない微化石です.世界の放散虫研究基礎を築いた八尾 昭 名誉教授・酒井 豊三郎 名誉教授を中心としたティーム・ティーチングで,実物標本を見ながらの実践的な講義・実習を行います.とくに新生代・中生代の地球史解明において,IODPが果たす重要性を示していきたいと思います.

<講義内容>

・放散虫の基礎,放散虫を使った応用研究例からみた地球科学トピックス

・IODP乗船者体験(大金 薫 博士)

<実習内容>

・南極や赤道,日本周辺の放散虫を検鏡し,環境に対して放散虫がいかに敏感なのか,体感する.

・中生代・新生代放散虫の代表的な種を検鏡し,種名決定を実践する.

・形態が大きく異なる古生代放散虫を電子顕微鏡で観察する.

<配布物・その他>

・参加者にはオリジナルテキスト配布

・IODP/ODP乗船経験のある講師・サポーター陣による船内での研究活動の相談受付

全体報告

J-DESCコアスクール・第三回微化石コース/第6回微化石サマースクールを,東北大学グローバルCOE「変動地球惑星学の統合拠点」ならびに日本地球掘削科学コンソーシアムの共催で,2009年8月19日(水)~21日(金)にかけて,東北大学理学部地圏環境科学教室で開催しました.同コース/スクールは,昨年度から1分類群を対象に実習を行っており,今回は「放散虫」がテーマです.
このコース/スクールは,2泊3日で実習が行われ,山形から九州まで11名が参加しました.一日目は最初に,IODP Expedition 321に乗船した大金薫博士から「楽しいIODPの乗船生活」という講演をしていただきました.船内生活の楽しさに参加者は興味津々でした.講演後,酒井 豊三郎 名誉教授による新生代実習が始まりました.体験実習ならではのスライド作成のコツを伝授しました.午後は,新生代放散虫を観察しました.年代や環境の推定に役立つ種を探したり,間違えやすい種との違いと見比べるなどしつつ,第四紀から始新世へと過去に遡って観察していきました.
2日目は,八尾 昭 名誉教授による中生代放散虫実習です.日本が中生代放散虫の年代層序を確立する牽引役であったことを総括したプレゼンテーションのあと,微化石酸処理室に参加者は移動し,チャートなど硬質岩石から放散虫を抽出する技術の実演,ジュラ紀・三畳紀放散虫の観察を行いました.3日目は,古生代放散虫の特徴を鈴木が解説し,生物顕微鏡で観察しました.時代が古くなると保存が大きく変わるのに参加者は驚いたようです.最後に,大金博士による指導で電子顕微鏡を用いて三畳紀放散虫の観察・撮影を体験し,実習は修了しました.21日のお昼前に修了式を行い,盛況のうちに本コース/スクールは終了となりました.
今回は11名と少なかったものの,逆にそれが幸いにも参加者の反応を見ながらの充実した実習となりました.参加者からは,微化石を研究できる大学院へ編入したいとの希望も寄せられるなど,将来の掘削地球科学を担う人材育成に少なからず貢献できたものと思います.来年度の微化石コースは,名古屋大学でケイソウを扱う予定です.なお,今回も山形大,秋田大,名古屋大をはじめ,全国各地の微化石研究者から企画段階から多くのご助言をいただきました.

世話人・問い合わせ先

鈴木 紀毅 (東北大学)
〒980-8578
宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-3
E-mail:norinoriのあとに,@m.tains.tohoku.ac.jp

2008

開催概要

日程

2008年9月23日(火) - 9月25日(木)

場所

秋田大学工学資源学部附属鉱業博物館(詳細は後日案内)

募集対象
  • 学部から大学院の微化石研究初学者(10名)
  • IODPにPaleontologist(その他でも大歓迎)として乗船希望(予定者も含む)のある院生・PD(10名)
  • 計20名程度

※一定の条件を満たす学生に限り,旅費の補助が出ます.

参加費

無料

予定講師陣等

佐藤時幸 (秋田大学)

田中裕一郎(産業技術総合研究所)

千代延 俊 (東北大学)

申し込み方法,申し込み先

  • 所定の申込用紙に必要事項を記入し,以下までお送りください(メールのタイトルは「微化石コース参加申し込み」としてください).
  • 申込用紙ダウンロード>>こちら

送付先

日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)事務局
E-mail: infoのあとに@j-desc.org
Tel:045-770-5359 Fax:045-770-5360

送付するエクセル書類のタイトルは,Registrationを消し,末尾に申込者の名前をローマ字で加えてください.
例) 0809_micropal_Registration.xls

※申し込み後,事務局より申し込み拝受のお知らせをお送りします.24時間以内(平日の場合)に拝受の連絡が来なかった場合,何らかの理由で申し込みが完了していない場合がございますので,お電話にてお問い合わせください.

コースの概要

日程

講義内容

9月23日(火) AM Joides Resolution 号,ちきゅう号乗船にあたっての,乗船中の研究活動の流れ,分析機器類の説明.スミアスライド作成実習
PM 生層序による年代決定方法の講義.ODPコアの実例を用いた年代 -深度モデル構築実習-
 9月24日(水) AM 石灰質ナンノプランクトンの基礎(形態的特徴や生態学的基礎),現生試料のスライド作成実習
PM 石灰質ナンノプランクトンの観察,環境指標種・年代決定に重要な種の解説
 9月25日(木) AM 電子顕微鏡実習(検討中)、質問受付、閉会式

世話人

佐藤時幸・山崎 誠(秋田大学)

学生参加の補助

J-DESCコアスクールにJ-DESC会員機関からご参加される学生を対象に,J-DESCから旅費支援をいたします.

1.補助額:¥10,000/一人
2.応募資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生(指導教員に聞くかこちらでご確認下さい).
3.注意事項

・参加申し込みと同時に補助を希望の旨,明記してください.

・手続き後入金には1ヶ月ほどかかります.

・補助対象の方には参加応募締切り後,J-DESC事務局よりメールにより案内が送付されます.

・案内が送付された後,9月中旬までに補助信施に必要な書類を提出していただきます.

・期日までに提出がなかった場合は,補助対象から取り消させていただきます(スクール参加資格は残ります).

宿泊予約等

お手数ですが,参加日程に合わせて各自手配下さい.地質学会で宿泊施設が混み合うことが予想されますのでお早めにご予約下さい.

参加予約期限

2008年8月31日(日)

※ただし,定員に達し次第,〆切

2007

2004年から始めました微化石サマースクールは4目回を迎え,今回からはJ-DESCコアスクール・微化石コースとの共催となりました.今回は,過去に未開催でしたケイソウ(主に海棲)と,ご好評をいただいてた地球化学分析のための有孔虫についてティームティーチングによる実習指導をおこないたいと思います.

参加希望の方は,メールの後の方にあります「参加希望者用の記入様式」に必要事項をご記入のうえ,鈴木紀毅(suzuki.noritoshi@*  *のところにnifty.com)まで参加登録をお願いします.スパムメールとの区別のため,メールのタイトルは,「J-DESCスクール・微化石コース参加希望」とするよう,お願い申し上げます.

時期

2007年8月1日(水)10:00ー8月3日(金)12:00

場所

東北大学理学部地学棟5-6F(詳細は後日案内)

対象

タクサケイソウ(主に海棲)

地球化学分析のための有孔虫
※受講にあたり,どちらか1種類を選んで実習していただきます

募集対象

タクサごとに15名,合計30名

学部生,専門外の大学院生,これから微化石を始める大学院生

専門家については,人数に余裕がある場合に受け付けます.

※一定の条件を満たす学生に限り,旅費の補助が出ます.

予定講師陣等

実習指導:

ケイソウ:秋葉文雄(珪藻ミニラボ)・岩井雅夫(高知大)

有孔虫:加藤道雄(金沢大)・根本直樹(弘前大)・木元克典(海洋研究開発機構)

============================================
日程

【全体】
8月1日: 10:00-10:30 開会式(尾田)・諸注意(鈴木)
10:30-11:15 有孔虫にかんする講演(シーベル)
11:15-11:45 珪藻化石層序の利点と欠点(概論)(秋葉)
11:45-12:00 写真撮影(於地学棟前の階段)

19:00- 懇親会(会場未定))

8月2日:
9:00-9:30 今日の予定の説明
*午後に1時間くらい,標本館見学
8月3日:
9:00-9:30 今日の予定の説明
11:30-12:00 スクール認定証の発行・閉会式

【ケイソウの部】
8月1日:
13:00-14:30 モノとしての珪藻の特徴
15:00-17:00 試料採取法と前処理法(含む実習&検鏡)
8月2日:
9:30-12:00 生物としての珪藻の特徴
13:00-14:30 珪藻(化石)の色々な使われ方
15:00-18:00 新第三系珪藻化石層序(含む検鏡実習)
8月3日:
9:30-11:30 珪藻全般にわたる補足説明およびQ &A

【有孔虫の部】
8月1日:
13:00-14:30 浮遊性・底生有孔虫の生態と形態的特徴
15:00-17:00 底生有孔虫の分類
8月2日:
9:30-12:00 浮遊性有孔虫の分類
13:00-14:30 堆積物試料前処理法、スライドの作り方等
14:30-15:30 東北大学理学部自然史標本館 見学(休憩含む)
15:30-18:00 有孔虫化石を用いた化学分析とそれに関する処理
8月3日:
9:30-11:30;有孔虫全般についての質問受付・補足説明

=============================================

諸情報

学生参加の補助

J-DESCコアスクールにJ-DESC会員機関からご参加される学生を対象に,J-DESCから旅費支援をいたします.

  1. 応募人数(数名)
  2. 支援額:一律¥8,000/一人(旅費支援申請者数で支給額が変わる可能性があります)
  3. 応募資格・募集期間
    ・所属機関がJ-DESC会員機関であること(指導教員にご確認下さい).
    ・申し込みと同時に希望の旨,明記してください.
  4. 注意事項
    ・希望者多数の場合,遠方から参加される学生を優先いたします.
    ・旅費は精算払いで,入金には1ヶ月ほどかかります.
    ・7月18日(水)までに,支援の可否についてお知らせします.
    ・支援対象となった方は,7月23日(月)までに必要な情報をお寄せいただくことなります.
    ・期日までに情報をいただけない場合は,補助対象から取り消させていただきます(スクール参加資格は残ります).
宿泊予約等

お手数ですが,ご自身でお取りいただくよう,お願いします.仙台七夕祭りの直前なので,その見学もあわせてご検討するのいいかと思います.

参加予約期限

2006年7月16日(日)

 

コメントは受け付けていません。