航海概要
テーマ
The Nature of the Lower Crust and Moho at Slower Spreading Ridges (SloMo)
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航海予定期間
2015年11月30日~2016年1月30日
掘削船
JOIDES Resolution
乗船/下船地
コロンボ(スリランカ)/ポートルイス(モーリシャス)
掘削地点
科学目的
この掘削航海では,ODP Hole 735B近傍にあるアトランティスバンクのはんれい岩地塊を貫通し,部分的に蛇紋岩化したマントルを掘削します.主な科学目的は,(1)はんれい岩最下部 と地殻マントル遷移帯を回収することにより,中央海嶺玄武岩の形成プロセスを理解すること,(2)低速拡大域でのモホ面はかんらん岩の蛇紋岩化前線になり得るかどうかの議論に終止符を打つことです.さらに,下部地殻の側方不均質性や深成岩中の磁気反転の性質,そして,非対称海洋底拡大が起こっているプレー ト境界の応力ひずみ進化などの理解に資するデータを取得することも目的です.
掘削サイトの概要
AtBk-6
岩相:はんれい岩及び部分蛇紋岩化かんらん岩
コアリング方法:RCB
ODP Leg 118及び178で掘削されたHole 735Bを横切るアトランティスバンクの推定断面図.Hole 735Bは1,508mまで掘削された.黄色:かんらん石はんれい岩,紫:鉄はんれい岩,赤:鉄はんれい岩マイロナイト.今回掘削するSite AtBk-1AはHole 735Bから北東に2.2kmに位置する.地殻-マントル境界(かんらん石はんれい岩と部分蛇紋岩化かんらん岩の境界)は,地震波で推定されたモホ面(部 分蛇紋岩化かんらん岩とマントルかんらん岩の境界)よりおよそ2.5km上位に位置すると推定されている.
※コアリング方法について
- RCB (Rotary Core Barrel):結晶化した硬質な堆積物に使用される
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共同首席研究者
Henry Dick and Chris MacLeod
J-DESCからの乗船研究者
氏名 | 所属 | 役職・身分 | 乗船中の役割 |
---|---|---|---|
阿部なつ江 | 海洋研究開発機構 | 主任技術研究員 | Physical Properties Specialist |
野坂俊夫 | 岡山大学 | 准教授 | Metamorphic Petrologist |
森下知晃 | 金沢大学 | 教授 | Igneous Petrologist |
Alessio Sanfilippo | 金沢大学 | ポスドク研究員 | Igneous Petrologist |
乗船に関わるサポート情報
乗船研究者としてIOから招聘される方には乗船前から乗船後に至る過程の数年間に様々なサポートを行っています。主な項目は以下の通りです。
- プレクルーズトレーニング:乗船前の戦略会議やスキルアップトレーニング
- 乗船旅費:乗下船に関わる旅費支援
- アフタークルーズワーク:モラトリアム期間中の分析
- 乗船後研究:下船後最長3年で行う研究の研究費
乗船の手引き(乗船前準備や船上作業・生活方法に関する経験者からのアドバイス集)>>こちら
お問い合わせ
J-DESCサポート
海洋研究開発機構 横浜研究所内
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-5703
募集情報
募集分野
制限なし
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募集〆切
2014年10月1日
終了しました
注意事項
応募する方は全員英文CV、さらに在学中の場合は指導教員の推薦書が必要となります。
修士課程の大学院生の場合は乗船中の指導者(指導教員もしくは代理となる者)が必要です。
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