科学推進専門部会では、IODP掘削提案に関する各種サポートを実施しております。プロポーザルの提出を検討される際は、お気軽に以下問合せ先までご相談ください。
プロポーザル作成支援:j-watch について
科学推進専門部会では、日本発のIODP掘削提案を支援する取り組みとして j-watch 体制を導入しておりましたが、2020年より j-watch の支援内容を変更しました。新制度の概要は以下の通りです。
- IODP掘削提案者は、掘削書提出締切(毎年4/1と10/1の2回)に先立って提案書のドラフトをJ-DESCに提出し、アドバイスを受けることができる。
- 科学推進専門部会は、提出された提案書のテーマに応じてアドバイザー(j-watch)を2名程度割り当てる。
- j-watchはScience Evaluation Panel (SEP) 経験者、または科学推進専門部会経験者等から人選する。
- j-watchは提案書のドラフトを査読してコメント・助言を書面で報告する。
- 提案者はj-watchのコメントを受けて修正ののち提案書を提出する。
- j-watchはSEPの審査過程(Pre, Full, Revise)を通じて、継続して助言を行う。
IODPプロポーザル提出前アドバイスのご案内(2022年4月1日提出締切分)
2022年4月1日の締切に向け、IODP掘削提案書の提出の準備をされている方は、以下の要領で、j-watchによるアドバイスを受けることができますので、ぜひご利用ください。利用を希望される方は、ドラフト原稿の提出前に事前登録のご連絡をお願いします。
事前登録受付期間:2022年3月1日まで
- 登録方法:emailにて下記内容(書式なし)を連絡
- 事前登録内容:全プロポーネントの氏名・所属、提案タイトル、提案種別(Pre, Full, Full2, APL等)提案概要(5行程度)
プロポーザル提出期間:2022年3月11日まで
- 提出方法:email添付、またはファイル転送サービス等
- 査読時期:受領後、随時開始します
- コメントの返送:3月24日頃まで
- Email送付先:J-DESCサポートオフィス
事前調査データ取得支援
IODP掘削プロポーザルが国際的に高い評価を得られるためには、質の高いサイエンスが求められる事はもちろん、プロポーザルで提案する掘削地点を評価するのに必要な、高品質なサイトサーベイ(事前調査)データの提示が不可欠となります。
J-DESCの科学推進専門部会では、掘削プロポーザルに必要なサイトサーベイ(事前調査)データの評価・選定とその取得について、プロポーザル提出・未提出(準備中)を問わず支援を行っております。
サイトサーベイ(事前調査)データの取得方法は主に下記のとおりです。
1) 既存データの利用:
2) 学術研究船白鳳丸・新青丸共同利用(東京大学大気海洋研究所):
3) 研究船利用公募(海洋研究開発機構):
1) 既存データの利用:研究機関等では既存データを公開しているデータベースサイトがあります。これらを通じて既存データを利用することが可能です。下記にいくつかの例を示します。
※2021年8月17日現在、海洋研究開発機構のデータベースは3月18日付プレスリリースで既報の
情報セキュリティインシデントへの対応により、一部、公開を停止しております。
ご利用の皆様にはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
- DARWIN:JAMSTEC航海・潜航データ・サンプル探索システム(海洋研究開発機構):
http://www.godac.jamstec.go.jp/darwin/j - J-EDI:深海映像・画像アーカイブス(海洋研究開発機構):
http://www.godac.jamstec.go.jp/jedi/j/index.html - 地殻構造探査データベースサイト(海洋研究開発機構):
http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/IFREE_center/ - 海域地質構造データベース(産業技術総合研究所):
https://gbank.gsj.jp/marineseisdb/ - 高分解能音波探査断面データベース(産業技術総合研究所):
https://gbank.gsj.jp/sbp_db/ - Marine Geology and Geophysics( NOAA):
https://www.ngdc.noaa.gov/mgg/mggd.html
2) 学術研究船白鳳丸・新青丸共同利用(東京大学大気海洋研究所):
- 東京大学大気海洋研究所では船舶の共同利用のための申請を受け付けています。これらを通じて新たにサイトサーベイ(事前調査)データを取得することが可能です。下記は共同利用のページのURLです。
http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/coop/index.html
3) 研究船利用公募(海洋研究開発機構):
- 海洋研究開発機構では研究船利用公募のための申請を受け付けています。これらを通じて新たにサイトサーベイ(事前調査)データを取得することが可能です。下記は研究船利用公募のページのURLです。
http://www.jamstec.go.jp/maritec/j/public_offering/
WS支援
- 掘削提案(プロポーザル)作成のためのワークショップ等の開催や参加については、JAMSTECの支援制度がございます。こちらをご覧ください。
お問い合わせ
J-DESCサポートオフィス
海洋研究開発機構 横須賀本部内
E-mail: