高知コアセンター将来構想ワークショップ 〜コアレポジトリと掘削科学の未来〜
日程
2020年10月9日(金)13:00-16:30(予定:遅くとも17:00には終了)
会場
高知コアセンター・セミナー室、および、ウェブ会議システム
※参加登録者にURLをお送りしました。もしメイルをお受け取りになっていらっしゃらないなど、ご不明な点がありましたら、事務局までご連絡ください。
共催
高知大学海洋コア総合研究センター、海洋研究開発機構高知コア研究所、日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
世話人
池原実(高知大学)、諸野祐樹(海洋研究開発機構)、沢田健(北海道大学)、斎藤実篤(海洋研究開発機構)
新着情報
*前日まで参加登録を受け付けます。登録された方には、後日Zoom URLをお知らせします。
開催趣旨
高知コアセンターKCC(高知大学/海洋研究開発機構)のコア冷蔵保管庫は、国際深海科学掘削計画(IODP)のコアレポジトリ、海洋研究開発機構の船舶によって取得された海底コアのコアレポジトリ、および、その他多様な船舶やプロジェクトで採取された海洋コア、湖沼コア、陸上コアなどの学術コアレポジトリの3つの機能を有している。このうちIODPコアレポジトリは、5つのコア保管庫区画のうち3区画を占めているが、現行のIODPが終了する2023年度において全収納数の約90%の使用率になることが見込まれている。このことは、「ちきゅう」による新規掘削はもとより、ジョイデス・レゾリューションが2024年頃から太平洋・インド洋へ回航した場合には、2-3航海実施した段階でIODPコアレポジトリが満杯になる状況であることを示している。他の2つのコアレポジトリ機能についても、2023年度頃にはほぼ同レベルの使用率となることが見込まれている。高知コアセンターがコアレポジトリ機能を維持しつつ、今後も地球掘削科学に関連する国内外の拠点として活動していくためには、コア保管庫のさらなる増設を図ることが必要不可欠である。そこで、コアレポジトリの現状と見通し、IODP関連の最新動向や2024年以降の研究戦略などの情報共有を図るとともに、コアレポジトリを核とした掘削科学研究の新展開や教育・アウトリーチ活動等について議論するためのワークショップを開催する。
参照情報ウェブサイト
・高知コアセンター:http://www.kochi-core.jp/
・髙知大学海洋コア総合研究センター:http://www.kochi-u.ac.jp/marine-core/index.html
・海洋研究開発機構高知コア研究所:http://www.jamstec.go.jp/kochi/j/
・日本地球掘削科学コンソーシアム:http://www.j-desc.org/
・IODPキュレーション:http://www.kochi-core.jp/iodp-curation/index.html
・JAMSTECコア試料キュレーション:http://www.jamstec.go.jp/kochi/jc_curation/j/index.html
・学術コアレポジトリー:http://www.kochi-u.ac.jp/marine-core/share/corerepository.html
プログラム(9/17版)
13:00-13:10 | 開会挨拶 挨拶 挨拶 |
石川剛志 (高知コア研究所長 / JAMSTEC) 戸谷玄 (文部科学省) 川幡穂高 (J-DESC会長 / 東京大学) |
13:10-13:25 | 趣旨説明 | 池原実 (高知大学) |
13:25-13:40 | IODPコアレポジトリの現状と今後の見通し | 久保雄介 (KCC/JAMSTEC) 久光敏夫 (KCC/JAMSTEC) 阿波根直一 (KCC/JAMSTEC) |
13:40-13:50 | 高知コアセンターのコア解析機能の特色 | 新井和乃(高知大学) |
13:50-14:05 | 2050 Science Frameworkとコアレポジトリ | 諸野祐樹 (KCC/JAMSTEC) |
14:05-14:25 | IODPコアレポジトリに期待すること (コミュニティ・ユーザーから) |
益田晴恵 (J-DESC IODP部会長 / 大阪市立大学) 多田隆治 (千葉工業大学) |
14:25-14:35 | ICDP・陸上掘削コミュニティから KCCに期待すること |
藤原治 (J-DESC ICDP部会長 / AIST) |
14:35-14:50 | (休憩) | |
14:50-15:00 | IODPレガシーコアを活用した研究の取り組み | 木下正高 (東京大学) 岩井雅夫 (高知大学) |
15:00-15:10 | コアレポジトリ増設に向けたアクションプラン | 池原実 (高知大学) |
15:10-16:30 | 総合討論 | 世話人 |
〇ブレークアウトディスカッション(30分〜1時間)を予定 (議論の観点) ・日本にIODPコアレポジトリがある意義 ・地球掘削科学コミュニティからKCCへの期待・要望 ・コアレポジトリを核として掘削科学に新しい展開をもたらしうるものは何か ・コアスクール等の教育 ・アウトリーチ活動とコアレポジトリ 〇ブレークアウトディスカッションの報告と全体のまとめ |
||
16:25-16:30 | 閉会挨拶 | 徳山英一 (KCCセンター長/高知大学) |
※本プログラムは暫定であり変更の可能性があります