ICDPトレーニングコース

2017

日程:

November 5-10, 2017

場所:

Caernarfon (UK)
または
Geocenter KTB in Windischeschenbach (Germany)

対象:

これから陸上科学掘削に携わろうとする大学院生(PhD students)、ポスドク、研究者

※ICDPの掘削プロジェクトの参加者は優先的に選考されます。

実施内容:

陸上科学掘削に関連する様々な事柄を、講義と実習により基礎から網羅的に学びます。一例をあげると以下の通りです。

    • プロジェクトの計画とマネジメント
    • 事前サイト調査
    • 掘削技術
    • サンプルの取り扱いと保管
    • オンサイト研究
    • 孔内検層(ロギング)
    • データ管理
    • 掘削孔を用いた事後計測

ICDPによる案内>>こちら
過去の実施情報>>こちら
2016年参加者の体験記>>こちら(14ページに掲載)

参加旅費:

交通費、食費、宿泊費等の参加旅費はICDPが負担します。

応募方法:

本トレーニングコースへの応募は、J-DESCで取りまとめてICDPに推薦します。

参加を希望される方は、以下の書類(すべて英文)を、下記「応募・お問い合わせ」に記載のアドレスまでメール添付にてお送りください。その際、メールのタイトルは、「ICDP Training Course 2017への応募」としてください。

    • letter of interest(参加の動機、意気込みなど)
    • CV
    • 推薦状(2通以上)

なお、多数の応募があった場合は応募書類に基づき、陸上掘削部会執行部において事前選考を行う場合があります。

応募〆切:

2017年7月31日(月)

※ICDPからの選考の結果は、8月末頃までに通知される予定です。

応募・お問い合わせ:

J-DESCサポート

E-mail: infoの後に@j-desc.org

Tel: 045-778-5703

2016

日程:
    October 16-20, 2016
場所:
    GFZ German Research Centre for Geosciences, Potsdam, Germany
概要:
    • ICDP Training Course on Continental Scientific Drilling to be held from October 16-20, 2016 at the GFZ German Research Centre for Geosciences.

 

    • This training course will touch upon all relevant aspects of continental scientific drilling, including project planning and management, pre-site surveys, drilling engineering, sample handling and storage, on-site studies, downhole logging, data management, and post-drilling measures.

 

    • The training course is recommended for master students, doctorate students and post-docs involved in scientific drilling.

 

    • ※参加旅費はICDP-GFZが負担します。

 

    • 主催者による情報>>

こちら

応募について:
    ICDP Training Courseに参加を希望される方はJ-DESCからICDPに対して推薦を行いますのでJ-DESCにご応募ください。複数の方から応募があった場合は応募書類に基づき、陸上掘削部会執行部において選考を行う場合がありますことをご了承ください。
応募方法:
    以下の書類(すべて英文)を、下記「応募・お問い合わせ」に記載のJ-DESCサポートのメールアドレスまで、メール添付にてお送りください。その際、メールのタイトルは、「ICDP Training Course 2016への応募」としてください。

    • letter of interest(参加の意気込み)
    • CV
    • 推薦状(2通)
応募〆切:
    2016年5月31日(火)
応募・お問い合せ:
    • J-DESCサポート

 

    • E-mail: infoの後に@j-desc.org

 

    Tel: 045-778-5691

2015

  1. ICDP Training Course on on Planning, Management and Execution
    of Continental Scientific Drilling Projects
    (J-DESC〆切7/27(月))
  2. ICDP Training Course on Lacustrine Sediment Drilling

ICDP Training Course on on Planning, Management and Execution
of Continental Scientific Drilling Projects

日 時:

2015年10月19日~21日

場 所:

GeoZentrum KTB (Germany)

概 要:

This training course will touch upon relevant aspects for managing a scientific drilling project, including

  • Proposal Writing & Multi-Source Fundraising
  • Drilling Workflow & Terminologies
  • Health, Safety and Environment
  • On-Site Management
  • Sample Handling and Curation
  • Dowhhole Logging Planning and Execution
  • Data Management
  • Outreach

※参加旅費はICDPより負担されます.

主催者による情報>>こちら

応募について:

ICDP Training Course2015に参加を希望される方はJ-DESCからICDPに対して推薦を行いますのでJ-DESCにご応募ください.複数の方から応募があっ た場合は応募書類に基づき,陸上掘削部会執行部において選考を行う場合がありますことをご了承ください.

応募方法:

以下の書類(すべて英文)をJ-DESCサポート<infoの後に@j-desc.org>までメール添付にてお送りください.その際,メールのタイトルは,「ICDP Training Course 2015 (management)への応募」としてください.

  • 参加の意気込み(letter of interest)
  • CV
  • 推薦状(2通)
〆切:

2015年7月27日(月)17:00

問い合わせ:

J-DESCサポート
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-5703

ICDP Training Course on Lacustrine Sediment Drilling

日 時:

2015/9/14~16

場 所:

Lake Ohrid (Macedonia)

概 要:

ICDP Training Course on Lacustrine Sediment Drilling to be held from September 14-16, 2015 at Lake Ohrid (Macedonia). This training course will touch upon relevant aspects of scientific drilling in lakes, including project planning and management, pre-site studies, drilling engineering, drill core handling and storage, on-site core analysis, downhole logging, data management, and post-drilling activities. The training course is recommended for master students, doctorate students and post-docs involved in scientific drilling.
※参加旅費はICDP-GFZが負担します.

主催者(ICDP-GFZ)による情報>>こちら

応募について:

ICDP Training Course2015に参加を希望される方はJ-DESCからICDPに対して推薦を行いますのでJ-DESCにご応募ください.複数の方から応募があった場合は応募書類に基づき,陸上掘削部会執行部において選考を行う場合がありますことをご了承ください.

応募方法:

以下の書類(すべて英文)をJ-DESCサポート<infoの後に@j-desc.org>までメール添付にてお送りください.その際,メールのタイトルは,「ICDP Training Course 2015への応募」としてください.

  • 参加の意気込み(letter of interest)
  • CV
  • 推薦状(2通)
〆切:

6/16(火)

問い合わせ:

J-DESCサポート
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-5703

2014

日 時:

2014/10/6~10

場 所:

ニュージーランド

概 要:

This training will touch upon relevant aspects of scientific drilling in active fault zones, including project planning and management, pre-site studies, drilling engineering, sample handling and storage, on-site analysis, downhole logging, permanent downhole seismic monitoring, and data management. The training course is recommended for graduate students and post-doctoral scientists involved in upcoming scientific drilling.

Applications should include a letter of interest, CV, and at least two letters of support. Preference will be given to applicants involved in ICDP drilling projects, applicants from ICDP member countries, developing countries, and those from countries considering ICDP membership. For the successful candidates, costs including those for travelling, visa, accommodation and meals will be covered by the ICDP.

応募について:

ICDP Training Course2014に参加を希望される方はJ-DESCからICDPに対して推薦を行いますのでJ-DESCにご応募ください.複数の方から応募があった場合は応募書類に基づき,陸上掘削部会執行部において選考を行う場合がありますことをご了承ください.

応募方法:

以下の書類(すべて英文)をJ-DESCサポート<infoの後に@j-desc.org>までメール添付にてお送りください.その際,メールのタイトルは,「ICDP Training Course 2014への応募」としてください.

  • ・参加の意気込み(letter of interest)
  • ・CV
  • ・推薦状(2通)
〆切

6/16(月)

問い合わせ:

J-DESCサポート
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-5703

2012

開催概要

ICDPトレーニングコースは、ICDP-GFZが主催するプログラムです。ICDP/IODPの各プロジェクトに責任のある立場で参加している科学者(PIやCo-chiefその他)や技術者、さらにこれからプロジェクトを計画立案しようとしている人に対して、ICDPのプロジェクトや掘削のオペレーションに関する講義や講習を受けることができます。

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The International Continental Scientific Drilling Program, ICDP invites scientists from upcoming scientific drilling projects on soft sediments to apply for the ICDP Training Course on Lake Drilling to be held from October 15-19, 2012 at Lake Ohrid (Mazedonia)

This training course will touch upon all relevant aspects of scientific drilling in lakes, including project planning and management, pre-site studies, drilling engineering, drill core handling and storage, on-site core analysis, downhole logging, data management, and post-drilling activities. The training course is recommended for master students, doctorate students and post-docs involved in scientific drilling.

Preference will be given to applicants involved in ICDP drilling projects, applicants from ICDP member countries, developing countries, and those from countries considering ICDP membership. For the successful candidates, costs including those for travelling, visa, and accommodation will be covered by the ICDP.

Applications should include a letter of interest, CV, and at least two letters of support.

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実施場所

Lake Ohrid (Macedonia)

実施日程

2012年10月15日~19日

募集人数

若干名

申し込み方法

日本からの参加申し込みは、J-DESCにて受け付けております。

以下の提出書類を英語で作成いただき(いずれもPDFまたはMS Word)、Eメールにて下記のメールアドレスにお送りください。

・参加理由書 (A4用紙 1ページ以内)

・CV(A4用紙 1~2ページ程度)

・推薦文(2通)

応募書類はJ-DESC陸上掘削部会執行部において評価を行い、順位づけをしたうえでICDP-GFZに送ります。参加の可否については7月末にICDP-GFZより応募者に直接連絡が行きます。

申し込み期限

2012/7/2(月)13:00

2012/7/9(月)13:00(延長しました)

お問い合わせ先

J-DESCサポート(海洋研究開発機構 地球深部探査センター内)
(infoのあとに@j-desc.org)

参考

ICDP Training Course 2012>>こちら(ICDPの該当ページにジャンプします)

ICDPとは?>> こちら

2011

2011年の開催概要>>こちら

2011年ICDP トレーニングコース参加報告

佐藤智之(産業技術総合研究所)

本トレーニングコースは掘削プロジェクトに関連する研究者,技術者向けに掘削に関わる基礎知識を幅広く伝えることを趣旨として毎年開催されており,今年は日本から私がICDPからの旅費負担で参加させていただいた.概要についてはウェブサイトにて紹介されているため,実際に参加してみての感想を中心に報告させていただく.

開催地はドイツのバイエルン自由州,ウィンディシェッチェンバハ (Windischeschenbach)というチェコ国境に近い街で,国際空港のあるミュンヘンの北,あるいはニュルンベルグの東にある.見渡す限り麦畑と丘陵が広がる素敵な街なのだが,ここはICDP初期のKTBプロジェクトにて9 kmもの掘削が行われた場所でもあり,現在は掘削やぐらが残こる跡地の隣に博物館が作られて研究とアウトリーチの拠点となっている.本トレーニングコースではその博物館で講義を受け (Fig. 1),掘削サイト跡 (Fig. 2)で実地見学をしてきた.

Fig. 1 KTBサイト脇の博物館での講義風景.

Fig. 2 KTBサイトにてアーカイブの説明を受ける.

掘削サイトに隣接する博物館にコアとカッティングがアーカイブされていた.

参加者は18ヶ国から39人 (講師含む)であり,欧米からだけではなく,アジアやアフリカなどからの参加者も多かった.日本からの参加者は私一人だったが,例年数人ずつが参加しているようだ.参加者は博士課程の大学院生から教授クラスのベテランまで幅広かったが,そのほとんどがなんらかの掘削プロジェクトに関係しているため,掘削に関する情報交換の密度は高かった.加えて宿も食事も一緒でヨーロッパらしくディナーもティータイムもかなり充実していたため,一人暮らしの長い私などは息切れしてしまいそうなほどに濃厚な交流を持つことができた.講義の内容が練りこまれていて充実していたのはもちろんだが,人脈形成の場としても有意義だと感じた.

さてコースの内容だが,概要はウェブサイトに紹介されている通りで掘削に関する基礎を一通り幅広く網羅しているのだが,実際に受講した私自身の感想は「研究者がそこまで知る必要があったのか」ということに尽きる.掘削技術の基礎の講義では掘削パイプに働く応力と事故の話に始まり,掘削泥水 (Drilling mud)の重要性,奥深さを何度も強調された.もちろん習得するまでは至らないものの,泥水循環の圧力の計算法,循環時間の計算法までが紹介された.正直なところ,研究者側としては技術者に任せるしかない領域の話ではないかとの印象も受ける.しかし,掘削試料の分析や孔内計測の精度や計測限界,異物混入の種類と可能性が何で決まるのか,という講義においてそれら掘削技術がいかに精度に直結しているかを説明されるため,もはや掘削法やケーシング,掘削泥水に関しても研究者がポリシーを持つべきであることを痛感させられた.逆に技術者側の視点からは,掘削技術がどのように分析結果に影響するか,という基礎知識が得られて良いのだろうか.講義全体として,どんな分析,計測をすればこんな知見が得られる,という科学の話よりも,この掘削法ではこの分析に支障が出る,これをやりたいならこんな技術があってICDPとして技術提供できる,というような技術の話が多かったように感じた.この点には研究者と技術者のコミュニケーションギャップの問題を解決したい,共通の言語を持たせたい,という開催者の強い意図があるようだ.私自身いくつかの掘削現場を経験してきたが,研究者の時に細か過ぎる要求に対して技術者がなぜそれが必要かをよく理解している現場では全体が円滑に動いていたように思う.また,データアーカイブに使うCore wallというフリーソフトの紹介,ICDPが貸し出せるコアスキャナーの紹介 (Fig 3)など実践向けの話も多かった.そのような基礎知識を一通り身につけられる機会は貴重だと感じる.
また,ICDPでは費用を自分で工面しなければならないため,経費と時間のマネジメント,掘削計画の立案に関する講義が専用に用意されていた.そこでは経費の積み立て方,掘削計画の申請方法,などの概略に加え,始めに5 %多く費用をかけておけば20 %の費用と時間を削減できる,というような教訓,マネジメントに費やす労力の一般的な時間変化とその対策,いいプロジェクトとは,いいチームとは何か,について講義された.掘削計画に直結しており,そこに役に立つのはまず間違いないのだろうが,それ以前に一般的なビジネススキルとして共通する内容で,大変応用幅の広い知識を期せずして得ることができた.

昨年の参加報告と比べると,今回は参加者から意見を上げたり考えたりする討論時間が公式には設けられておらず,ひたすら受身で講義を受ける形式になったようだ.もちろん濃厚なティータイムとディナーを講師陣とともにするので,質疑や討論はいくらでもできる環境は確保されていた.

Fig. 3 コアスキャナー.

固結したコアなら底面のローラーで回転させて外周全てを一度に撮影できる.半割コアのスキャンも可能.掘削時に貸し出し可能とのこと.

実地見学では隣接するKTB掘削跡地でのやぐら,掘削パイプ,ビット,噴出防止装置などを一通り見学したほか,現在掘削中の二つの現場を見学できた.掘削の一連の作業はほぼ自動化されており,電磁クレーンが次のパイプをやぐらに運び,継ぎ足されていく様子をしばらくみんな無言で眺めていた.大迫力だった (Fig. 4).ガスモニタリングによる危機管理体制,カッティングの一時処理過程も見学できたのに加え,通常企業秘密であるらしい掘削泥水についても,循環システムやカッティングが掘削泥水から篩い分けられる様子 (Fig. 5)を見学できた.サンプルは思っていたより泥水まみれだと感じた.現場で行われている作業,精度を把握すること無しに,掘削試料の時間分解能や分析精度のみを語ったり,結果からいたずらに詳細な解釈をすることはできないことを改めて感じた.

Fig. 4 Innova Rig作業風景.

自動で掘削パイプを連結して掘削孔に下ろしているところ.実際にはもっと近寄らせてもらえた.とにかく大迫力だ.

Fig. 5 陸上に戻ってきた掘削泥水.

ここで振とうされてカッティングが篩い分けられる.掘削泥水は何段階かの処理を受け,カッティングの分離と濃度や組成,pHの再調整をされて再利用される.掘削時の摩擦と地熱のために掘削泥水は湯気が立つ程に熱い.

最後に,参加者が本コースを楽しんでいる様子が印象に残った.特に欧米の参加者の多くは長期休暇と組み合わせ,ついでにあちこち訪問して帰国する予定だったり,ディナーでは率先して歌や踊りを披露して盛り上げてくれたりと,真剣ながらも楽しむ気持ちを当然として持ち続けていた.研究でも国際化が進んでいる中,このような雰囲気をどっぷり肌で感じる機会は刺激になってよいと思う.このような機会をいただき,ありがたく思うとともに,来年度以降も続くのであればより多くの日本人に参加していただければと思います.

開催概要

ICDPトレーニングコースは、ICDP-GFZが主催するプログラムです。ICDP/IODPの各プロジェクトに責任のある立場で参加している科学者(PIやCo-chiefその他)や技術者、さらにこれからプロジェクトを計画立案しようとしている人に対して、ICDPのプロジェクトや掘削のオペレーションに関する講義や講習を受けることができます。

実施場所

Windischeschenbach, Germany at the former drill site of the German Deep Drilling Project KTB

(KTBサイト、ドイツ)

実施日程

2011年10月10日~14日

募集人数

若干名

主なトピックス

Fundamentals of Drilling Technology
Planning and Managing of a Scientific Drilling Project
Sampling of Drill Core and Cutting
Sampling and Monitoring of Fluids and Gases
Sampling and Analysis of Organic Matter
On-Site Drill Core Logging and Interpretation
Borehole Logging Basics
Applied Borehole Logging and Logging Interpretation
Downhole Seismic Monitoring
Information and Data Management

実施内容は昨年以前の報告が参考になりますので、実施年のタブをクリックしてご覧ください。

申し込み方法

日本からの参加申し込みは、J-DESCにて受け付けております。

以下の提出書類を英語で作成いただき(いずれもPDFまたはMS Word)、Eメールにて下記のメールアドレスにお送りください。

・参加理由書 (A4用紙 1ページ)

・CV(A4用紙 1~2ページ程度)

・推薦文(2通)

参加希望者が多数の場合は、J-DESCで選考いたします。

なお、参加希望者が多数の場合、予算の都合により旅費の全額支援も選考とさせて頂く場合がございますことを、予めご了承ください。

申し込み期限

2011年5月31日(火)

〆切ました

参加対象者・参加費用

下記、本コース概要をご確認ください。

お問い合わせ先

J-DESCサポート(海洋研究開発機構 地球深部探査センター内)

(infoのあとに@j-desc.org)

参考

ICDP Training Course 2011>>こちら(ICDPの該当ページにジャンプします)

ICDPとは?>> こちら

内容

(1)趣旨

このコースでは、最初のステップとしてICDPの標準的な方法を学び、それを各々のプロジェクトに如何に適用するかを考えます。いろいろなプロジェクトから成功例も失敗談も織り交ぜた経験が紹介され、掘削技術や装置のことを聞いたり、検層を見たり、コアのアーカイビングを実習したり、技術者とのコミュニケーションをどのようにとるかなどまで学ぶことができます。科学掘削は科学的研究のみならず、掘削に用いる道具や手法を理解してドリリングエンジニアと現場で協議しながら推進することも成功への鍵となります。

(2)枠組み

ドイツのGFZに所属する、ICDP Operational Support Group (OSG)があり、プロポーザルの段階からの掘削技術に関する相談や、本コースの計画、講師陣の派遣など、各プロジェクトと連携してマネージメントしています。ドイツGFZからのサポートはありますが、基本的にはボランティアで行っています。OSGは各プロジェクトとの共同研究も行っています。

(3)主な対象者

ICDP/IODPの各プロジェクトに責任をもって参加している科学者や技術者が対象ですが、これからプロジェクトを計画立案しようとしている人も参加できます。また、現在掘削を進めているプロジェクトの参加者は大いに歓迎されます。

(4) 参加費

プログラム自体への参加は無料です。渡航費や滞在費に関する取り決めはありませんが、Operational Support Groupと交渉することによってサポートしていただけます。日本からは毎年数名程度招待されており、ICDPから旅費が全額支給されます。また、開催国の国内参加者は、多数の参加が可能です。

(5)The Basic Idea of ICDP Training

Drilling developments more and more to an important and power ful tool in the geos ciences. But unfor tuna tely drill ing will not be taught in the geos cientifical fa cult ies of the universities world wide.
Therefore an important component of the ICDP is the capability to train Earth scientists, engineers, and technicians in drill ing-related technologies. That includes courses about project management, drilling technique, borehole measurements and interpretation, data management, sample handling and fundamentals of on-site geosciences. The current basis of the ICDP training is a set of ten courses covering up all these themes:

・Planning and Managing of a Scientific Drilling Project
・On-site Geology
・Petrophysical Investigation of Cores and Cuttings
・Basic Borehole Logging and Interpretation
・Log Interpretation in the Non-Hydrocarbon Environment
・Fundamentals of Drilling Technology
・The Principles of Drilling Fluid Technology
・Borehole Stability
・Hydraulic Testing / Fluid Sampling
・Information and Data Management
・Glossary

First of all the idea of these courses is to teach fundamentals about drilling related techniques and methods, but just as important is to introduce the different languages and technical terms of scientists and drilling engineer to minimize communication problems, problems which may lead to very cost in tensive deficient decisions at the drill site.

The special themes and the appropriate levels of the courses can be suited for each ICDP project and its science team . Scientists of future projects with similar scientific and technical objectives are extra invited to participate in these courses.

The lessons are taught by a team of instructors who are specialists in their fields and who have an extensive practical industrial experience . Most of themwere involved in the scientific drilling project KTB as well as in different ICDP projects world-wide. Specialists from the industry or scientific institutes will be engaged for special topics or individual courses if necessary.

The training program can be arranged at the GFZ-Potsdam or as in-house courses at any place in the world . The ICDP/OSG is interested to integ rate a running drilling project in the program and to hold the courses near a drill site in close cooperation with the particular principal investigators, responsible scientists and engineers. This should bridge the gap between the class room and practical application in the field and make the training as realistic as possible for maximizing the training effect.

2010

参加報告

ICDP トレーニングコース参加報告

山田泰広(京都大学)

2010年04月12日から16日までドイツのKTB掘削サイトで開催されたICDPトレーニングコースに参加したので報告する.

開催地のKTB掘削サイトは,集合場所のミュンヘン空港から北へ150kmほど離れたチェコとの国境に近いWindischeschenbachという集落のはずれにあり,周囲は牧草地で囲まれている.また宿泊先も近傍の村はずれにある一軒宿であったため,講義と参加者との議論に集中できる恵まれた環境で5日間を過ごすこととなった.

報告者以外の日本からの参加者はCDEXの木戸氏とIODP_MIの河村氏で,そのほか19カ国から合計32名の参加があった.参加者の顔ぶれは,IODPやICDPで掘削科学を実践している研究者のほか,これからこの分野に参加しようとしている研究者,ロギング関係の技術者,学生などと多様で,報告者も多くの参加者と交流する機会を得た.この中で,ICDPプロジェクトのPIクラスの研究者でもロギングの知識や経験がないことがある(多い)ということを知った.今回参加していたこのような研究者からは,自分のICDPプロジェクトでの限られた予算の中で最大限の成果を得るために,ロギングでは何が可能なのか見極めたいという熱意が伝わってきた.

昨年までのICDPトレーニングコースではプロジェクト全体の理解と掘削提案の練り上げに力点が置かれていたと理解しているが,今年からテーマごとの開催に変更されたようで,今回はロギングがテーマである.この中ではロギングの基礎,カッティングスとログの対比,石油業界でのログ解析例,地熱開発での解析例,応力と地層流体などロギングに関する内容のほか,掘削技術の基礎,坑内hydraulicsやKTBのサイト選定から掘削作業に至る紹介など広範な内容も含まれていた.ICDPでは予算管理が重要となるため,本コースでもロギング作業の費用について実際に計算する演習があった.講義のレベルとしては,サービス会社から派遣された講師は一般に総括的で平易であるが,研究者が講師の場合はどうしても専門分野の話題に注力するため難度が高くなる傾向があった.今回のコースではごく一部を除いて配布資料などが準備されなかったので,内容を理解できなかったものもあった.コース終了後2ヶ月を目処に講義資料をftpサイトにアップするということであったが,当日(できれば事前)配布に切り替えるよう参加者から改善を求める要望があった.講義の内容は木戸氏の報告が詳しいので,そちらをぜひ参照されたい.

講義の中でKTB掘削は基本的にバイエルン州の事業として行われたという紹介があり,非常に驚いた.もちろん企業やEU内の様々な支援を得たということであったが,4百億円規模の科学掘削を州が主体となって遂行できるとは!掘削作業中に行われた多様な研究には院生やポスドククラスの若手研究者が多数参加し,現在は研究者や技術者として関係各方面で活躍している.現在のKTB掘削サイトは,掘削科学の拠点としてコア試料を使った研究ももちろん進められているが,年間2万人の一般訪問者と年間2000人の小中学生向け授業を実施する地球科学博物館としても機能している.掘削櫓がそのまま保存されておりその半ばにあるドリルフロアを一般者も見学できるほか,実際に使用されたビットやドリルパイプ,防墳防止装置などの掘削装置一式や各種検層機器類などにも触れることが可能である.施設や一般向けの展示は毎年のように更新・追加が行われており,児童向けの学習教材もカラフルかつ地球科学全般を網羅する秀逸な内容であった.税金を使用した巨大科学事業を実施した場合にはその成果を地域社会へ還元すべきという姿勢が明確で,それがまた社会から理解と支持を受ける基盤となっている.KTBはこのような循環が成功した例として,学ぶべき点は非常に多いと感じた.

KTBリグ全景

KTB掘削機器の常設展示 KTB 主坑の坑口装置

ICDP training course report

木戸ゆかり(海洋研究開発機構地球深部探査センター)

2010年04月12日から16日までドイツのミュンヘンからアウトバーンで2.5時間程(距離にして、150km程度)のWindischeschenbachにあるKTBサイトで開かれた「ICDP Training 2010」にCDEXから木戸が、また他に日本からは、IODP_MIの河村氏、京都大学の山田氏の3名が参加した。19カ国から1~3名ずつ合計32名の受講者で、国際色は豊か、かつ大学院生、ポスドク、Logging staff、Logging engineer、Exp319の乗船研究者、これから掘削科学に加わろうと様子見をしにきた国立研究機関のスタッフ、掘削を全く知らず、自分の研究に役立てられるか検討したい、という院生や大学中堅スタッフなどと経験や世代も幅広く、楽しいグループとなった。我々日本からの参加者3名は、最前列に陣取って、この絶好の機会を聞き逃すまいと必死にメモを取ったり、活発に質問をし、終了後には、各講師に詳細や引用文献といった情報収集にも努めた。

4月中旬とはいえ、初日朝は雪模様、2日目、3日目は小雨と曇り、時に晴れ間が覗く変化に富んだお天気、4日目のKTBサイトツアー日は、雨こそ降らなかったが真冬の寒さに写真を撮る手がかじかんだ。やっと解散間際の最終日になって、温かい日差しのもとで集合写真を撮ることができた。

KTBウェブサイト KTBサイト横のゲストハウス前にて

トレーニング最終日に撮影したKTBゲストハウス前の集合写真

今回の参加目的は、IODP_IOであるCDEXのLSS/CLSIスタッフとして3カ年経過しているが、まだ現場体験が少ないことから、実地訓練の必要性、現場での掘削専門家との意思疎通、ロギング知識の増補、新たな掘削ロギング技術の習得など今後のオペレーション実施にあたり、必須事項が多く、このトレーニングが絶好のチャンスと申し込んだ。古い歴史と技術力を学び、さらにIODPとICDPの融合化や連携の可能性など探れれば、と動悸は意欲的であった。特に現在関わっている科学プロポーザルの推進、実際の掘削計画の策定、掘削、ロギングとモニタリングで狙うサイエンスの合理性について、最新の掘削現場で追究の可能性も探りたい。この経験が国内で推進するロギングスクールへも応用でき、新たな掘削科学を目指す若手への手引きとなるよう、正確な技術も習得したい。

5年目となるトレーニングの講義内容の前半は、掘削技術と関連する技術の基本が網羅され、作り込まれたスライドや実物試料(ロギングのケーブルやマッドサンプル等)の回覧も行いながら、わかりやすい内容に努めている様子がよく伝わってきた。

初日のイントロと掘削科学の基礎講義の内、Berhard Prevedelによる掘削技術の基礎、Jochem Kuck によるロギングの基礎は、たいへん充実した漏れのない内容であった。初日後半には、Helga de WallによるKTBサイトでのカッティングス研究の紹介、コアとロギングデータの取れたパイロットホールに比べ、メインホールでは、深度こそ9kmまで稼ぐ事ができたが、主としてカッティングスを用いた研究を行った事、主要な情報源であることを再三説いていたのが印象的であった。Exp319でガスモニタリングを行ったThomas Wiersbergによる孔内ガスモニタリングの基礎と応用例では、Exp.319、SAFODの例、マントル起源のガスを捉えた話題、CO2モニタリングの紹介など、多岐に渡り、まとまった話としてたいへん興味深かった。2日目の午前中には、Renate Pechnig によるカッティングスとログ解釈の実例がわかりやすい Cross plot 表示で示され、KTBサイトは、パイロットホールもメインサイトからのデータも研究し尽くされた感を受けた。さらに ODP Hole 504B やHSDP2_Hawaii 紹介が示され、今後のコアーログ解析の参考となった。最後に示された南ドイツでの地熱研究の説明では、観測井のデータ量も豊富であり、お互いのログデータの対比とモデル計算を取り入れた3D地熱リザーバーのモデルには、まとまったものとして目を見張る内容であった。3日目は、KTB卒業生で、現在はSLB社とGMI社で活躍するエンジニアによる石油ガスのログデータからの解析応用例、孔内流体計測と安定性の吟味、孔内間隙圧の潮汐効果の除去に特化した実践例など、最先端のデータ解析例に触れた感がした。4日目の午前中は、Jochem Kuck による実際に掘削プロジェクトを考えた際、どのようにロギング計画を立てるか、費用はどのように見積もるか、全員で考える時間を設けられた。ICDPのウェブサイトには、ロギングの項目や使用するツールの費用算出法が細かく示されている。自分のやりたい研究内容により、ロギングの優先順位を考え、かつコアやカッティングスサンプルをどのくらい必要とするのか、受講者との質疑応答を行いながら、計画案を作って行く、という楽しいものであった。午後は、いよいよKTBメインホールの見学会であった。一般にも公開されているリグとビット、コア、カッティングスサンプル庫、ロギングツールの並んだロギング倉庫は圧巻であった。

最終日の午前中は、KAPにもプロポネントとして参加してくれているオークランド大学のPeter MalinによるSeismic Downhole measurementの講義であった。学生相手にいつも話をしているらしく、たいへんわかりやすく、ジョークも交え、例えもイメージしやすく、地震波探査の重要性を項目を挙げながら説いて行く、さすがに30年の経験者というだけあり、あっという間の2時間半であった。お昼休みに、KTBメインホールに触れるツアーを組んでもらったが、200m程離れたパイロットホールも見たかった。ビジターセンター内の展示室や地下にある近くの学校と共同で開発したフロアには、小中学生向けの地学教材や試料、実験室が整っていた。すでに掘削を終えたリグではあるが、博物館としての保存に費用もかかることと思う、と聞いたら、見学者の費用や支援をしてくれるグループもあり、上記のようにE&O活動を近くの学校と幅広く展開し、政府からも支援金を得ているということだった。まだまだ話を聞きたい、と後ろ髪を引かれる思いで、KTBサイトを後にした。

昨年の講演内容と比較すると、基礎編とKTBサイトでのデータで修士やドクターを取り、企業にて掘削エンジニアをしている講師やすでにリタイヤして、自分で会社を起こしているシニアサイエンティスト、オンサイトジオロジストなど多彩な講師陣で応用ロギング科学にスポットを当てた新たな試みもあった。今回も最終日に Final discussion の時間内に今後のためにコメントを求められた。例年受講者からの希望を聞きながら、それに合わせた新たな試みを交えたトレーニング内容に作り込んで行こうという意欲的な取り組みである。学生や参加者の意図や掘削科学への取り組みを紹介するポスターセッションなどを検討してほしい、もっと早めにプログラムをウェブ公開してほしい、講義のアブスト集が欲しい、DHMのトレーニングやプロポーザル作成のトレーニングなどを追加してほしい、これから企画しようとしている Lake sediment drilling の問題点や広い視野に立った掘削科学の紹介などといった希望が出された。今回の応用掘削科学は、かなり詳細に渡る内容があり、全てを理解することはできなかったが、一部は完成された内容であったり、科学利用に即効性のある手法などの紹介は、CLSI研究の今後にたいへん参考になった。

講義の内容は下記の通り:

Welcome / Introduction

Fundamentals of Drilling Technology I, II

KTB-VB Drilling Video

Downhole Samples: Cores & Cuttings

Routine Sample-Log Correlation

Downhole Gas Monitoring

Downhole Logging Basics I, II

Applied Downhole Measurements I, II

Example of Log Interpretation

Hydraulic Investigations I, II

Downhole Monitoring

Measurements in Oil & Gas Exploration I, II

Downhole Measurements in IODP I, II

Stress Field & Borehole Integrity I, II

Downhole Pore Pressure Variations I, II

Logging the Wewantitall Project

Visit of the KTB site

Seismic Downhole Measurements I, II

Data Management

Final Discussion

講師陣は、下記の通り:

ポツダムのGFZから、

Jochem Kuck、Ronald Conze、Thomas Wohrl、Berhard Prevedel、Natalia Fernandez de Vera、Matzalen Rey、Thomas Wiersberg(Exp.319乗船研究者、ガスモニタリング)

GMI_imager社から、Martin Brudy、Katja Schulza

SLB社から、Karl Schwab

T-online社から、Winfried Kessels

ドイツ国内の研究機関から、Helga de Wall、Renate Pechnig

New Zealandのオークランド大学からPeter Malin

そして、IODPプロジェクトの紹介にOceanleadershipからGreg Meyer

という実践向けの講師陣であった。

開催概要

ICDPトレーニングコース2010の参加者募集がICDPにて開始されました。

J-DESCでは、ICDP日本ナショナルオフィスとして今年も日本からの参加者を募集します。

実施場所

Windischeschenbach, Germany at the former drill site of the German Deep Drilling Project KTB

(KTBサイト、ドイツ)

実施日程

2010年4月12日~16日

募集人数

若干名

実施内容
・.Basic Borehole Logging and Interpretation
・Logging in Oil & Gas Exploration
・Logging in Scientific Drilling Projects
・Logging for social relevant applications
・Downhole Monitoring
・Hydraulic Investigations
・Core-Log Integration
・Information and Data Management

上記項目が基本となりますが、詳細プログラムについては、ICDPウェブサイトにて後日公開予定です。

また、以前開催の参加報告は、本ページ該当年度の上記タブをクリックして、ご覧ください。

申し込み方法

日本からの参加申し込みは、J-DESCにて受け付けております。

以下の提出書類を英語で作成いただき、EメールにてJ-DESC事務局までお送りください。

・参加理由書 (A4用紙 1ページ)

・履歴書(A4用紙 1~2ページ程度)

・推薦文(2通)

参加希望者が多数の場合は、J-DESCで選考させて頂きます。選考結果は1月中にご報告する予定です。

なお、参加希望者が多数の場合、予算の都合により旅費の全額支援も選考とさせて頂く場合がございますことを、予めご了承ください。

申し込み期限

2009年12月20日(必着)

今年度の申し込み受付は終了いたしました。

たくさんのご応募、ありがとうございました。

参加対象者・参加費用

下記、本コース概要をご確認ください。

お問い合わせ先

J-DESC事務局

(info のあとに、 @j-desc.org)

参考

ICDP>> こちら

本コース概要

(1)趣旨

掘削科学を成功させるのは一つの方法だけではありません。このコースでは、最初のステップとしてICDPの標準的な方法を学び、それを各々のプロジェクトに如何に適用するかを考えます。いろいろなプロジェクトから成功例も失敗談も織り交ぜた経験が紹介され、掘削技術や装置のことを利いたり、検層を見たり、コアのアーカイビングを実習したり、技術者とのコミュニケーションをどのようにとるかなどまで学ぶことができます。科学掘削は科学的研究のみならず、掘削に用いる道具や手法を理解してドリリングエンジニアと現場で協議しながら推進することも成功への鍵となります。

(2)枠組み

ドイツのGFZに所属する、ICDP Operational Support Group (OSG)があり、プロポーザルの段階からの掘削技術に関する相談や、本コースの計画、講師陣の派遣など、各プロジェクトと連携してマネージメントしています。ドイツGFZからのサポートはありますが、基本的にはボランティアで行っています。OSGは各プロジェクトとの共同研究も行っています。

(3)主な対象者

ICDP/IODPの各プロジェクトに責任をもって参加している科学者や技術者が対象ですが、これからプロジェクトを計画立案しようとしている人も参加できます。また、現在掘削を進めているプロジェクトの参加者は大いに歓迎されます。

(4) 年間開催予定

毎年1~2回程度、現在進行中の掘削サイトで開催され、現場の仕事に直に触れながら学ぶことができます。これまで、1997年から2004年の間に、中国、ドイツ、日本、アメリカ、メキシコ、ガーナなどで12回開催され、7カ国から104人の参加がありました。

(5) 参加費

プログラム自体への参加は無料です。渡航費や滞在費に関する取り決めはありませんが、Operational Support Groupと交渉することによってサポートしていただけます。日本からは毎年数名程度招待されており、ICDPから旅費が全額支給されます。また、開催国の国内参加者は、多数の参加が可能です。

(6)The Basic Idea of ICDP Training

Drilling developments more and more to an important and power ful tool in the geos ciences. But unfor tuna tely drill ing will not be taught in the geos cientifical fa cult ies of the universities world wide.
Therefore an important component of the ICDP is the capability to train Earth scientists, engineers, and technicians in drill ing-related technologies. That includes courses about project management, drilling technique, borehole measurements and interpretation, data management, sample handling and fundamentals of on-site geosciences. The current basis of the ICDP training is a set of ten courses covering up all these themes:

・Planning and Managing of a Scientific Drilling Project
・On-site Geology
・Petrophysical Investigation of Cores and Cuttings
・Basic Borehole Logging and Interpretation
・Log Interpretation in the Non-Hydrocarbon Environment
・Fundamentals of Drilling Technology
・The Principles of Drilling Fluid Technology
・Borehole Stability
・Hydraulic Testing / Fluid Sampling
・Information and Data Management
・Glossary

First of all the idea of these courses is to teach fundamentals about drilling related techniques and methods, but just as important is to introduce the different languages and technical terms of scientists and drilling engineer to minimize communication problems, problems which may lead to very cost in tensive deficient decisions at the drill site.

The special themes and the appropriate levels of the courses can be suited for each ICDP project and its science team . Scientists of future projects with similar scientific and technical objectives are extra invited to participate in these courses.

The lessons are taught by a team of instructors who are specialists in their fields and who have an extensive practical industrial experience . Most of themwere involved in the scientific drilling project KTB as well as in different ICDP projects world-wide. Specialists from the industry or scientific institutes will be engaged for special topics or individual courses if necessary.

The training program can be arranged at the GFZ-Potsdam or as in-house courses at any place in the world . The ICDP/OSG is interested to integ rate a running drilling project in the program and to hold the courses near a drill site in close cooperation with the particular principal investigators, responsible scientists and engineers. This should bridge the gap between the class room and practical application in the field and make the training as realistic as possible for maximizing the training effect.

2008

2008年度の開催概要>> こちら

参加報告

参加者

  • 小村健太朗 (防災科学技術研究所)
  • 江口暢久、Sean Toczko、青池 寛 (海洋研究開発機構・地球深部探査センター)
ICDP Taining 2008 に参加して

防災科学技術研究所  小村健太朗

概要

今回,ICDPの主催するトレーニングコースに参加する機会に恵まれました.トレーニングコースは掘削による地球科学研究に携わる研究者,技術者を対象に,科学掘削による研究目的を達成する上で必要となる掘削技術や各種計測手法,それらのデータ解釈などについて,講義形式で学ぶ場となっており,特に,現場で掘削技術者と協議する際の専門用語の壁を低くするこが主要な目的でした.このトレーニングコースは既にICDPが発足直後の1997年から始まり,100名を越える参加者を数え,ICDP参加各国のICDPプロジェクトのドリリングサイトでも実施されてきました.2003年には雲仙火山掘削にあわせて,島原でも開催されています.

開催場所

今年はドイツのバイエルン州ヴィンディッシュエッシェンバッハ市にあるKTBジオセンター(GEO-Zentrum an der KTB, http://www.geozentrum-ktb.de/)を会場に10月6日~10日の日程で開催されました.会場はICDP発足の端緒となる超深度科学掘削プロジェクトKTB(Kontinentale Tiefbohrprogramm, Continental Deep Drilling Programme)の掘削サイトにあたります.深さ9101mにおよぶドリリングプロジェクト終了後もリグはそのまま残り,注水実験など掘削井を活用した研究が続けられているようです.また教育・広報・普及のための施設が併設され,今に至っています.いわばICDP発祥の地とも呼んでいいような場所です.KTBそのものの成果はJGR誌の特集号(Journal of Geophysical Research, vol.102, No.B8, 18175-18507)にまとめられていますが,KTBプロジェクトには,発足から掘削中には国内研究者の関心も高く,日本語による解説がいくつか報告されています(例えば,浦辺徹郎,1989,地質ニュース,No. 419,16-21;池田隆司,1991,防災科学技術,No. 68,9-16;斎藤清次,1995,No.488,43-47;浦辺徹郎・宮崎光旗,1995,地質ニュース,No. 488,口絵).

参加者

参加者は,アルゼンチン,カナダ,中国,フランス,ドイツ,アイスランド,イタリア,日本(4名),ニュージーランド,ロシア,スペイン,スウェーデン,スイス,イギリス,アメリカから全34名でした.所属等ははっきり認識できませんでしたが,年齢層の幅は広かったように思います.また,陸所掘削だけでなく,海洋掘削に関わる研究者も少なからず参加しており,ICDPとIODPとの関係の深さが見られました.

講義内容

講義の内容は,掘削技術と関連する技術の基本が網羅され,内容の濃いものでした.長くなりますが,講義のタイトルを記しておきます.

Introduction

From a Scientific Idea to a Drilling Project

Fundamentals of Drilling Technology

KTB-VB Drilling Video

Principles of Drilling Fluid Technology

Borehole Stability

Hydraulic Testing

Downhole Monitoring

Petrophysical Analysis

Planning of a Scientific On-site Program

Core and Cutting Analysis

Quick Look Interpretation

On-line Gas analysis

Data and Information Management

Logging Fundamentals

Log Quality, Log Analysis & Interpretation

Logging in Non-Hydrocarbons

講師は,KTBなど,実際の現場で経験を積んだ技術者,研究者で,講義内容をよく伝えようという意気が感じられ,用意された資料は手間のかかったわかりやすいものでした.視聴している者には,講義の内容にあわせて,擬似的に原位置での作業を追体験しているように感じられたと思います.私自身は,国内の掘削研究プロジェクトに研究者として参加した経験があり,掘削関連技術や用語には慣なれていたつもりだったのですが,それが限られたものであったことがよくわかりました.特に,掘削を安定して進めていくために必須の掘削泥水,マッドロギングに関わる技術は,いままで,孔井は堀り進められて当然で,その後,孔内検層,孔内計測していた立場からは,そこに至るまでの掘削技術の複雑さ,巧みさが非常に勉強になりました.ちなみに使用された資料は,残念ながら著作権の問題のためか,一部をのぞいて公開されておらず,トレーニング参加者のみ,WEBでアクセスできることになっています.

フィールドトリップ

講義の合間に,高速道路を車で2時間ほどの掘削プロジェクトの現場に巡検に行きました.そこは地熱開発のための掘削が進められていましたが,特徴的なことは最新式の掘削リグをつかった掘削現場であることでした.InnovaRigと呼ばれ,トップドライブ方式で,ロータリドリリング,ワイヤラインコアリングのどちらにも深さ5000mまで対応できるもので,特筆すべきことは,ドリルパイプを大きなクレーンでつり上げ,半自動的につなぎ合わせて掘り進んで行くことができ,人力によるドリルパイプの接続にくらべて,安全に効率よくすすめていくことができることです(ここからリーフレットをダウンロードできます.他にWohlgemuth et. al.,2007, Scientific Drilling, No.5, 67-69を参照).掘削プロジェクトがビッグサイエンスであるならば,未知の世界をさぐるためには,武器となる観測や測定の道具,ここでは掘削リグもプロジェクトのために新たに作り上げることが必要であることを痛感し,それを実現したドイツの掘削科学にかける意気込みを感じました.

要望

トレーニングコースは長く続けられてきただけあって,完成度の高いものでしたが,よければよいだけ,細かいことでこうして欲しいと思うことが出てきます.まず,対象とする掘削規模が数1000mの大規模の陸上掘削が主となっていて,湖沼掘削のようなどちらかといえば,規模の大きくない掘削に特有のことも紹介があると,さらに参加者の幅が広がると思われます.それから,今後、掘削科学の進展において、孔内長期観測が重要な目的になることが予想されます.孔内検層とならんで孔内観測について,孔内計測器の種類,動作原理,作動条件,特徴など,もう少し詳しい内容があるとおもしろいと思います.また,本トレーニングコースは掘削関連技術の基礎を学ぶものですが,過去のICDPプロジェクトで実際に遭遇した問題点とその解決など,応用的な具体的事例の紹介も今後は期待されるところです.

最後に欲をいうといくらでも出てくるでしょうが,本当のところ,トレーニングコースは充実した,参加者にとって非常に有意義なものであることは間違いありません.講義そのものだけでなく,会場や宿泊施設の環境のような日常の生活に関しても快適に過ごすことができました.このようなコースが今後もつづけられ,日本をはじめ,ICDP参加各国の掘削研究の裾野の広げられていくことを強く願うものです.このような機会を頂いたことを,ドイツ,国内,その他のすべての関係者に深く感謝いたします.

ICDPトレーニングコースの内容は写真とともに,以下のURLで紹介されています.また,本文でも出てきました技術用語の解説もそこからたどっていくことができますので参考にしていただきたいと思います.
http://www.icdp-online.org/contenido/icdp/front_content.php?idcat=338&client=29&lang=28

ICDP Training course 2008 参加報告

CDEX/JAMSTEC 江口暢久,Sean Toczko, 青池寛 (文責;江口)

2008年10月6日から10日までドイツのWindischeschenbachにあるKTBサイトで開かれたICDP Training 2008にCDEXから3名で参加した.10月初めとはいえ,すっかり秋の気配の漂う南ドイツの小さな町Windischeschenbachはミュンヘンから車で2時間半ほど北に位置する.今年のコースには14カ国から34名の参加者があった.本コースは科学掘削を用いた研究を行う際に,研究の前提となる実際の科学掘削とはどういう物であるかについて広い範囲のレクチャーを行うものである.レクチャー内容は多岐にわたるが,特にこのコースを特徴づけているのは,いかに科学的なアイディアを実際の掘削につなげるのか,というところに重点が置かれているところである.これはただ単に研究者として科学掘削で得られる試料・データを解析するという事だけではなく,実際にプロジェクトマネージャーとして掘削計画を立案・運営して行く上でどのような事を想定し,行動して行くかということを含んだ講義内容である.受講生はもちろん主に科学掘削研究者であるが,今後自ら掘削計画を作り,例えばICDPのインフラを用いて,計画を運営して行きたいという研究者(あるいは学生)が多かった.講師陣もGFZ ポツダムの研究者をメインに掘削エンジニアも迎え,幅広いレクチャーが展開された.本コースが開かれた場所はかつて大深度掘削が行われたKTBサイトの跡地に建てられた施設で,記念塔のように残されている掘削リグの見学や附設した簡単なミュージアムには平日にも関わらず,見学者が訪れていた.

初日のイントロダクションに続いて行われた最初のレクチャーがこのコースの肝となる講義であった.“From a scientific idea to a drilling project”と名付けられた講義では,いかにサイエンスプロポーザルを実際の掘削計画にするのかという内容のレクチャーが行われ,実際の掘削計画でキーとなるのは「掘削で行われる科学をいかにエンジニアに理解させるか」という事であるというのが,非常に印象的であった.初日はこれに続き,掘削技術の紹介が行われた.二日目は掘削流体技術の紹介,物性計測の紹介,孔内計測の紹介が行われた.講義形式のレクチャーであるが,参加者は常時質問が出来る環境であり,活発な質疑応答が行われた.講師陣もこれまで何回も同様のレクチャーを行っている事もあり,スライドの完成度も高く,わかりやすい講義であった.三日目は巡検ということでミュンヘンの南で現在掘削しているサイトの見学を行った.ここではGFZが新しく開発した掘削リグを用いて地熱関連の掘削が行われている.ここでは数メートルの間隔で4000mクラスの2孔を掘削し,地熱発電所今後建設する予定である.GFZが開発したリグはINNOVA RIGと呼ばれ,5000mまでの掘削が可能で,すべてのシステムを分解してコンテナに収納し,トラックを用いて簡単に移動が出来るようになっている.高度にオートメーションが進んだシステムで,ICDPの為に開発されているが,ICDPで使用しない期間は民間に貸し出すようにしている.サイトを訪れた時はパイプスタックが起った直後で,今後どのように掘削するのかが議論されている最中であった.四日目はカッティングスを用いた科学,オンラインのガスモニタリング,ICDPで用いられているデータマネージメントについての講義が行われ,最終日は半日のみであったがロギングの概要についてレクチャーが行われた.

講義の内容が多岐にわたった為,それぞれの項目について詳細を学ぶ事は出来なかったが,本コースの目的である掘削科学の立案から実行までという事を考えると,よく考えられた内容であった.実際に科学掘削に関わるスタッフとしても,技術的な部分の知識を取得するチャンスはあまりなく,今回のコースで掘削テクノロジーについての説明があったのは有意義であった.また,各国からの参加者との交流もこのコースの重要な点であった.講義後の交流はさかんに行われ,時に日が変わるまでに及んだりもした.来年度初めての科学ライザー掘削を行うCDEX のスタッフという立場からは,泥水検層,特にガスモニタリングの専門家との意見交換は有意義であった.GFZのスタッフがライザー掘削中ガスモニタリングを行いたいという提案があったりもした.

掘削科学自体,非常に複雑なものであるが,このコースのように立案から掘削・検層・データマネージメントまで一度に学べる機会は,非常に限られている.今後も毎年開かれると期待するが,できるだけ毎年日本からの参加者が参加するようにJ-DESCとしてもプロモーションして行って欲しい.特に若手の参加を促す事が重要ではないかと思う.同時に,国内でもCDEXの技術・掘削スタッフを講師に迎え,同様のコースの開催も出来ればと思う.

レクチャー風景

GFZ Potsdam, INNOVA RIG Windischeschenbachの街並み

開催概要

実施場所

Windischeschenbach, Germany at the former drill site of the German Deep Drilling Project KTB

(KTBサイト、ドイツ)

実施日程

2008年10月6日~10日

募集人数

若干名

実施内容

今年度の詳細プログラムについては、ICDPによる案内をご参照ください。

>>ICDPのページへ

申し込み方法

日本からの参加申し込みはJ-DESCにて受け付けております。

以下の提出書類を英語で作成頂き、EメールにてJ-DESC事務局までお送りください。

・参加理由書(A4用紙 1ページ)

・履歴書(A4用紙 1~2ページ程度)

・推薦文(2通)

参加希望者が多数の場合は、J-DESCで選考させていただきます。

なお、参加希望者が多数の場合、予算の都合上、旅費の全額支援も選考とさせていただく場合がございますことをご了承ください。

申し込み期限

2008年7月11日(締め切りました)

お問い合わせ先

J-DESC事務局

info のあとに、@j-desc.org

2007

2007年度の開催概要>> こちら

参加報告

海洋研究開発機構 久保雄介
日本原子力研究開発機構 山田国見
島根大学 山田和芳

2007年11月5日から11月9日までドイツのWindischeschenbachで行われたICDPトレーニングコースに参加した。このコースは科学掘削計画を遂行するにあたって必要となる掘削関連技術や国際プロジェクトの運営ノウハウを学ぶことを目的としたものである。参加者は将来の科学掘削計画に参加・立案する立場にある研究者が主であり、今回は19カ国から34人が参加した。参加者のバックグラウンドは既に何度も科学掘削に参加している人から大学院生、民間の技術者、掘削計画関連のスタッフまで多岐にわたっていた。講師陣はGFZ Potsdamのスタッフを中心に数人が分担して講義を行った。会場はドイツとチェコの国境近く、1987-1994年に大深度掘削が行われたKTBサイトの跡地にある施設を用いた。

講義の初日は科学掘削の背景と問題点、特に現場で問題となる科学者と掘削技師のコミュニケーションギャップを例とした問題提起から始まり、掘削技術の初歩、掘削作業の進め方、掘削泥水の選択といった内容の講義を行った。二日目には孔井の安定性とその基礎となる応力理論、午後にはKTBの紹介するビデオプログラムを上映した。三日目は近郊の掘削現場を二カ所回り、現在進行中の掘削作業の様子を見学した。しかし当日は一日冷たい雨だったため、野外での見学は予定より早めに切り上げ、代わりに途中ドナウ川の畔にあるRegesburgの町に立ち寄って市内を見学した。四日目は取得したコア、カッティングスおよび流体サンプルの取り扱いと解析手法、リアルタイム観測を含めた掘削現場での観測体制、データベースのマネージメントなどについて講義を行った。最終日となる五日目は午前中だけの講義で、検層の基礎とその利用法を学んだ。

講義の内容は広範囲におよび、そのため専門的な内容に立ち入るよりはあくまでも基礎に重点を置いたものという印象が強かった。一方で断片的には知っている内容でも、その周辺を含めてシステマティックに理解することができ非常に有用であったと言える。欲を言えばもう少し実体験に基づいた内容、例えば実際に発生したトラブルや問題点とその解決法、実体験に基づいた運営上のノウハウといった内容も期待したが、限られた時間でそこまで求めるのは無理なのかもしれない。滞在したWindischeschenbachはごく小さな町であり、参加者のほとんどは同じホテルを利用したため、日中の講義以外にも食事や会場への往復等で他の参加者と交流する機会も多くあった。今後もこのような機会を生かし、日本からの参加者を積極的に派遣することができればと思う。またここまで大規模なものでなくても、国内でも若手研究者を対象とした講習会やワークショップがあれば、将来の掘削計画の立案等に向けてコミュニティの充実に役立つと思う。

(久保、JAMSTEC)

自分は具体的な掘削作業に関しては全く初心者であったので、講義については話を理解して最低限のメモを取ることに必死であった。どこまで理解できたかについては自信がなかったが、試錐調査の報告書を読んでいる今、3週間前なら結果を拾うだけで精いっぱいであったろうその内容が必要十分に理解できることに深く感動している。個別に必要な知識については専門分野を通じた掘削計画への参加で身に付ければいいからとにかくまず全体像を具体的につかませる、という今回のトレーニングは、自分には極めて有効であった。また、全体像の共有は国際集会で、個別のテーマについて掘り下げた小規模の集会は各国で、といった整理ができれば理想的ではないかと感じた。なお、トレーニング期間中に周辺の小中学生(?)が施設見学や地質関連の学習にやってきたり、一般のレストランにローラービットの模型が飾られていたりと、地元と良好な関係を結んでいるように見えたことも記しておきたい。ちなみに自分は滞在期間の夕食についてメンバーを変えて2軒、宿泊先とは別のレストラン/バーへ繰り出したが、どちらにもハンティングの獲物と並んで『角の生えた兎』の剥製が飾られていたのが印象的であった。バーへ同行したドイツ人によれば「名前は忘れたけどドイツにはよくある飾り物」なのだそうである。

(山田、原子力機構)

本コースは本科学掘削プロジェクトの一連の流れを系統的に知る大変貴重な機会であった.多岐にわたる研究分野を横断する形で行なわれたこのような講義は一度も経験したことがなく,大変面白いものだと感じた.国内でも同様な集会があればいいなあと思いながらの5日間でした.ただし,軟弱な湖沼堆積物を取り扱っている自分としては,ICDPのGLAD-800によるSoft sediment掘削に関する講義がなかったのは少し残念である.でも,コース参加者には同じような研究テーマを持った若手研究者が多くいて,彼らとコミュニケーションできたことは大いに意義があることであった.

(山田,島根大学汽水域研究センター)

drilling1

KTB site の説明をする Dr. Woehrl 氏

drilling3

エクスカーション:寒さ耐える参加者

drilling2

講義会場風景

drilling4

ウサギの写真

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開催概要

実施場所

Windischeschenbach, Germany at the former drill site of the German Deep Drilling Project KTB

(KTBサイト、ドイツ)

実施日程

2007年11月4日~9日

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