Exp. 391 Walvis Ridge Hotspot

航海概要

航海概要

テーマ

Walvis Ridge Hotspot

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航海予定期間

2021年12月6日〜2022年2月5日

掘削船

JOIDES Resolution

乗船/下船地

Cape Town to Cape Town, South Africa

共同首席研究者

William Sager and Kaj Hoernle

掘削地点

南大西洋,ウォルビス海嶺ホットスポット

科学目的

Walvis Ridge Hotspot Expedition 391 is a scientific ocean drilling project that seeks to understand the geodynamic significance and origin of the Walvis Ridge (WR), a long-lived hotspot trail that began ~132 Ma at the opening of the South Atlantic Ocean. Because of its duration and volcanic expression, WR is the most influential of Atlantic hotspots and is thought to have a deep mantle plume source that can be projected to the edge of the African large low shear wave velocity province (LLSVP), a hypothesized plume generation zone. The hotspot displays long-lived (since ~70 Ma) isotopic zonation, a characteristic thought to originate at the LLSVP edge, and may be the first example of a hotspot split into three isotopically distinct seamount chains. The hotspot interacted with the Mid-Atlantic Ridge (MAR) for most of its early history, producing both the WR and Rio Grande Rise (RGR). Valdivia Bank, a WR plateau, may have formed with the RGR around a microplate, and this added complexity raises questions about simple plume models and the geodynamic implications of this hotspot trail.

Primary questions are (1) whether the chain splitting and isotopic zonation are consistent with magma sourced at the LLSVP edge and what are the implications for the plume generation zone; (2) whether the chain is strictly age-progressive or whether there were plume pulses, microplates, or continental fragments involved; and (3) what do the expected large shifts in paleolatitude tell us about the fixity and geodynamics of this hotspot.

Expedition 391 is based on IODP Proposals 890-Full2 and 890-Add and will primarily target basaltic lava flows at six primary sites along the older portion of the ridge (~60, ~85, ~110 Ma) to test hypotheses about mantle plume zonation, hotspot drift, and the formation of Walvis Ridge. Basalt samples will be analyzed to document the geochemical and isotopic evolution of Walvis Ridge, especially its division into three isotopically distinct zones after ~60-70 Ma. High-precision geochronology will test models of ridge-hotspot interaction and examine the duration and stages of volcanism at individual sites. Finally, paleomagnetic measurements on igneous samples will constrain paleolatitude changes of seamounts along Walvis Ridge, allowing for more rigorous testing of models of hotspot motion and true polar wander.

さらに詳細な情報についてはJRSOのページをご参照ください。

事前科学説明会「Webinar」がありました.

日時:2019年9月19日(木)12:00 pm Eastern Time(日本時間20日01:00 am JST)

科学目的や募集の説明がありました.お聞き逃しの方は,ここから資料にアクセスできます.

乗船に関わるサポート情報

乗船研究者としてIOから招聘される方には乗船前から乗船後に至る過程の数年間に様々なサポートを行っています。主な項目は以下の通りです。

  1. プレクルーズトレーニング:乗船前の戦略会議やスキルアップトレーニング
  2. 乗船旅費:乗下船に関わる旅費支援
  3. アフタークルーズワーク:モラトリアム期間中の分析
  4. 乗船後研究:下船後最長3年で行う研究の研究費

乗船の手引き(乗船前準備や船上作業・生活方法に関する経験者からのアドバイス集)>>こちら

募集情報

募集情報

分野を限定した乗船研究者の追加募集を行います。==>締め切りました。

募集分野

追加募集分野:Physical Properties Specialist

募集〆切

募集締め切りました

注意事項

応募する方は全員英文CV、さらに在学中の場合は指導教員の推薦書が必要となります。
修士課程の大学院生の場合は乗船中の指導者(指導教員もしくは代理となる者)が必要です。

お知らせ

Exp. 391 Walvis Ridge Hotspot 航海は、2021年12月6日より開始しました。日本からも本航海へ参加しています。下記のようにプレスリリースされましたのでお知らせいたします。

IODP Expedition 391 press release(邦文):
http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20211202/

IODP Expedition 391 press release(英文):
http://www.jamstec.go.jp/e/about/press_release/20211202/

船上レポート

最終更新日:2021年12月28日
※日付は日本時間

Exp. 391の航海レポート(2021年12月24日受領)

2021年12月24日
久保田 勇祐(東京工業大学大学院)

こんにちは、IODP 第391次航海にIgneous Geochemistとして参加している、東工大の久保田です。コロナの影響もあり、1年延期されてようやく開催されることとなった第391次航海ですが、なんと出港から2週間近く経った12月24日現在においても未だに?ケープタウン港にいます!一体何があったのでしょうか?

現在、IODPではJOIDES Resolution号に搭乗するすべての参加者に、搭乗前に1週間のホテルでの隔離を要求しています。そこで12月1日から12月8日までの間、私たちはケープタウンのホテルにて隔離をすることとなり、部屋から一歩も出られずにいました。1日に何回かあるミーティングを除いて、やることと言えばベランダから見えるテーブルマウンテンを眺めること、食事のためにウーバーイーツを漁ることぐらいで(あまり美味しいものはない)、退屈な日々を過ごしていました。

テーブルマウンテンの夕焼け、ホテル予約時にテーブルマウンテンビューをリクエストしておいた価値があった!

さて、そんな退屈な日々を終えていよいよ乗船です!乗船後は12時間交代のシフト制に移行します。深夜0時から昼の12時までのナイトシフトの人たちは、午前中に乗船を終えたあとにすぐ寝なければならず、少し大変そうでした。私はというとデイシフトとナイトシフトの中間に当たる午前6時から午後6時のシフトとなったので、特に苦労することなくシフトに馴染むことができました!というのも、 Igneous Geochemistはもともと4人いたのですが、コロナなど様々な事情により私1人になってしまったので、化学実験室の2人のテクニシャンと滞りなく仕事ができるようするために、中間のシフトになったとのことです。ホットスポット掘削の航海でIgneous Geochemistが一番未熟な私のみというのは、なんとも責任重大な感じですが、その代わりに部屋が一人部屋となったので、よしとします(通常は反対のシフトの人と部屋をシェアする)。

これから2ヶ月過ごす船室

そして、なんと今回の航海から、個人の電子機器から外部のインターネットにアクセスできるようになりました!イマドキの若者にとっては願ってもないことです!デッキには大きな衛星アンテナが二つ設置されていますが、これだけ大きいアンテナが付いているのは非常に心強いですね!
もともと船内にはコンピュータールームがあり、インターネットを使うことができるようになってはいますが、やはり自分のノートパソコンでインターネットを使うことができるのは非常に便利です。遠く離れた大西洋の真ん中でも、LINEやメールなどを陸上と変わらずに使用することができるというのには、驚きです。ちなみにこっそり通信速度を測定してみたところ、だいたい実測で1Mbpsぐらいでした。

航海中の精神衛生を支えてくれる心強い衛星回線用アンテナ、横にある椅子と比較するとその大きさがよくわかる

出港後、最初の掘削地点まで順調に航海を続けていたJOIDES Resolution号ですが、トランジット中に参加した船内ツアーの最後に、何やら怪しい話を耳にしました。なんと船内でコロナ陽性患者が出たらしいです。とりあえず、陽性者は個室に隔離されており、今後も予定通り航海を続けるようですが、一体どうなってしまうのでしょうか。

真下から見上げたデリック

そしてその翌日、ついに最初の掘削地点に到着しました!海水の調査を行なっているチームは、早速海水を取ってきたようです。しかし、何やら「重要な」ミーティングがあるようで、我々科学者たちは呼び出されました。なんと船内の陽性患者数が5人まで増えたようで、掘削中に船の位置を制御するためのダイナミックポジショニングシステムを動かす人員が足りなくなってしまったため、一度ケープタウンに戻ることになってしまったようです。ちなみに、どんな「重要な」伝達事項があるのか、ミーティング前にみんなで予想しあっていたのですが、私は見事当ててしまいました……。結局掘削は中断となり、我々は海水1杯だけ採集してケープタウンに戻ることになってしまいました。

今のところ我々が唯一ゲットした試料である海水、採集したEthan曰く「世界一高価な海水」だとか

その後もどんどん感染者が確認され、最終的には16人になってしまいました。感染者は全員ワクチンを接種済みだとのことで、感染力の大きさを考えると今流行りのオミクロン株なのではないかと思います。感染はすべてクルーメンバーの間で発生したようで、幸いなことに私は今のところ陽性にはなっていません。しかし、隔離のために我が一人部屋を明け渡すことになり、さらにケープタウン港に戻って、陽性者がホテルで10日間隔離されている間、待機することになりました。というわけで、現在ケープタウン港にて待機中でして、楽しみにしていたクリスマスパーティーもなくなり、特にやることもないので、重い腰を上げて船上レポートの執筆に取り組んでいるという訳です。船内では毎日のようにコロナの検査が実施されていますが、今のところ船内から陽性の人が新たに発生してはいないようなので、年明けにはケープタウンを出発して掘削を再開できるようです。今後どうなってしまうのかわかりませんが、なんとか航海が成功するのを願わずにはいられません。

陽性者達は着岸前にタグボートに乗って隔離のホテルへと向かっていきました

 

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